基本情報
内容詳細
21世紀に入ってもなお、世界中に蔓延しつづける貧困、飢餓、不平等。それらが是正されない理由としてしばしば槍玉に挙げられるのが「グローバリゼーション」である。だが、諸文明の交流の歴史を辿るなかで見えてくるのは、グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ、西洋的価値の単純な押し付けでもないという厳然たる事実だ。現代のグローバル化を歴史的に位置づけ、「人間の安全保障」という観点から個人の生や自由を確保する重要性を日本人に向けて説く。真に公正な世界をどうつくるか。ノーベル賞経済学者センの射程の長さがうかがえる来日講演集。
目次 : 第1章 グローバリゼーション―過去と現在/ 第2章 不平等の地球規模拡大と人間の安全保障/ 第3章 文明は衝突するのか―問いを問い直す/ 第4章 東洋と西洋―論理のたどり着くところ
【著者紹介】
アマルティア・セン : 1933年、インドに生まれる。カルカッタ大学を卒業後、ケンブリッジ大学で博士号を取得。LSE、ハーバード大学、ケンブリッジ大学などの教授を歴任。社会的選択理論や厚生経済学、開発経済学などの発展に大きく寄与し、人文・社会科学全般に影響を与える。98年には、「所得分配の不平等にかかわる理論や、貧困と飢餓に関する研究についての貢献」により、ノーベル経済学賞を受賞
加藤幹雄 : 1936年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。(財)国際文化会館にて、企画部長、常務理事、常任参与を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1.3manen さん
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sayan さん
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isao_key さん
読了日:2017/10/03
またの名 さん
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roughfractus02 さん
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人物・団体紹介
アマルティア・セン
1933年生まれ。ハーヴァード大学経済学・哲学教授。デリー経済学院、LSE、オックスフォードの各大学で教鞭をとり、1998年から2004年までケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの学寮長(マスター)を務める。1998年にノーベル経済学賞を受賞
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