アイウトン・クレナッキ

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世界の終わりを先延ばしするためのアイディア 人新世という大惨事の中で

アイウトン・クレナッキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120055324
ISBN 10 : 4120055329
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
87p;20

内容詳細

進歩も持続可能な開発も、世界の消滅を早めるだけのコンセプトでしかない。500年前、西洋人の訪問を受け、「世界の終わり」を経験したアメリカ先住民たち。そのリーダーの一人による怒りの告発。いまなお続く先住民たちの抵抗は何を意味しているのか。

目次 : 世界の終わりを先延ばしするためのアイディア/ 夢と地球について/ 私たちという自称人類/ あとがき―不穏な問い

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    どことなく消化不良のままでいた、自分自身の価値観・思考の整理する方向性が垣間見える。講演の書き起こしが中心であるが、その口調・文体は、決して激しいものではないが故に、却って思索に働きかけられてくる。グローバルだけではないが、一つの価値観を是とすこと自体に、違和感を感じているので、背中を押された気持ちになる。それは、極々一部にだけフォーカスし、そこだけへの施策に明け暮れる最近の世相に対して感じることでもある。

  • Sakie さん

    物語は人を動かす。その文脈で言えば、『私たちはひとつの人類である』という物語に私たちは縛られているのではないか。アメリカや西欧諸国に過剰に迎合し、同じ規範によって行動しなければならないとばかりイデオロギーを取り込んできた。だから、著者の"ひとつの人類"でいることをやめようという提言には不意を突かれた。多様性を叫びながら、自分たちの意に沿わない少数民族の多様性を踏み潰し、収奪するやりかたには否を。まだ残っている自民族の智を、人類の均質化から注意深く拾い守る意志が、いつか世界の終わりを先延ばしする力となる。

  • PETE さん

    人類という概念を創造し、私たちがそれを僭称することで、先住民の生きる場所は必然的に開発のために収奪されていくという告発。 これは、国民という概念による地方からの収奪という問題にもつながる。

  • Go Extreme さん

    世界の終わりを先延ばしするためのアイディア: アメリカ大陸先住民展ーブラジルの先住民映画の歩み 夢と地球について: リスボン・市立マリア・マット素劇場 過去と現在ーリスボン、2017年イベロアメリカ文化首都 先住民にまつわる諸問題ー生態学・地球・アメリカ先住民の智恵 私たちという自称人類: 舞踏カンファレンス「アントロポセナス」 不穏な問い

  • Kan T. さん

    「私たちはそれぞれの違いによって、互いを惹きつけ合うことができる[…]そしてそのことが、人生の道標となるはずです」[p.29] 良かった。たとえばアルトゥーロ・エスコバルのDesigns for the Pluriverseもこのような本とあわせて読まれてほしい。 ボサノヴァ本の翻訳書やライナーノーツなどなどを通じて訳者は存じ上げていたが、そういう方がこういう本を訳しまた充実した訳者解説を書いているというのも、なんだかアメリカ大陸的な知的活動のようで良い。

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