記憶と忘却のアジア 相関地域研究

貴志俊彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787233844
ISBN 10 : 478723384X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;21

内容詳細

今年は終戦70年を迎えるが、日本を含むアジアでは歴史や民族、経済や政治など様々な問題が噴出している。未来志向でこれらを考えるためには、どういった視点が必要だろうか。
本シリーズ全3巻は、一国・一地域だけで特定の問題を見るのではなく、複数の地域間の関係性を捉える「相関地域研究」の手法で、現状を把握し、課題解決の糸口を提示することを目的にする。
第1巻では、20世紀から現在まで続くアジア各地に埋もれた記憶を掘り起こし、あるいは忘却のプロセスを追うことで、各地域のアイデンティティがどのように形成され、変容していくのかに光を当てる。
東日本大震災、スマトラ島沖津波などの災害・復興の問題から、戦争や他国に対する人びとの記憶の作られ方に関する問題まで、記憶と忘却についての多様な事例を取り扱い、日本、インドネシア、マレーシア、ベトナム、朝鮮、中国など、広く地域に目を向けることで、地域アイデンティティを新たに構築するための視点・思考を磨き上げる。京都大学の最新の研究成果をまとめるシリーズ第1巻。

[著者紹介]
貴志 俊彦
1959年生まれ。京都大学地域研究統合情報センター教授、日本学術会議第23期連携会員。専攻は東アジア地域史研究。著書に『日中間海底ケーブルの戦後史』(吉川弘文館)、『東アジア流行歌アワー』(岩波書店)、『満洲国のビジュアル・メディア』(吉川弘文館)、共編著に『二〇世紀満洲歴史事典』(吉川弘文館)、編著に『近代アジアの自画像と他者』(京都大学学術出版会)など。

山本 博之
1966年生まれ。京都大学地域研究統合情報センター准教授。専攻は東南アジア地域研究(ナショナリズム論、災害対応と情報、映画と社会)。著書に『復興の文化空間学』(京都大学学術出版会)、『脱植民地化とナショナリズム』(東京大学出版会)、共編著にBangsa and Umma: Development of People-grouping Concepts in Islamized Southeast Asia(Trans Pacific Press)、Film in Contemporary Southeast Asia: Cultural Interpretation and Social Intervention(Routledge)など。

西 芳実
1971年生まれ。京都大学地域研究統合情報センター准教授。専攻はインドネシア地域研究、アチェ近現代史。著書に『災害復興で内戦を乗り越える』(京都大学学術出版会)、共著に『紛争現場からの平和構築』(東信堂)、『自然災害と復興支援』(明石書店)、論文に「信仰と共生」(「地域研究」第13巻第2号)など。

谷川 竜一
1976年生まれ。京都大学地域研究統合情報センター助教。専攻はアジア近現代都市・建築史。共著に『岩波講座東アジア近現代通史別巻 アジア研究の来歴と展望』『マンガミュージアムへ行こう』(ともに岩波書店)、論文に「一九三九年、烏口の記憶」(「Mobile Society Review」vol.14)、「流転する人々、転生する建造物」(「思想」第1005号)など

【著者紹介】
貴志俊彦 : 1959年、兵庫県生まれ。京都大学地域研究統合情報センター教授、日本学術会議第23期連携会員。専攻は東アジア地域史研究

山本博之 : 1966年、千葉県生まれ。京都大学地域研究統合情報センター准教授。専攻は東南アジア地域研究(ナショナリズム論、災害対応と情報、映画と社会)

西芳実 : 1971年、東京都生まれ。京都大学地域研究統合情報センター准教授。専攻はインドネシア地域研究、アチェ近現代史

谷川竜一 : 1976年、大分県生まれ。京都大学地域研究統合情報センター助教。専攻は東アジア近代建築史・都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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