地方議会を再生する 集英社新書

相川俊英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208733
ISBN 10 : 4087208737
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

町の政治を変えた、起死回生の議会改革とは?

各地で相次ぐ、議員の政務活動費不正使用。
東京都に象徴される、首長と議会の「対立」。
あるいは、大阪府の不明朗な教育行政……。
いま、地方政治は、国政以上に重要なトピックである。

そんな中、「地方政治」を考えるための、格好のモデルケースがある。
スキー場経営の失敗等で財政破綻寸前の状態に陥った長野県飯綱町は、
「住民参加」「首長に妥協しない議会」を旗印にした議会改革に着手。
その成果が認められ、全国から視察団が殺到する「日本一有名な町議会」となった。

本書は、緻密な取材に基き、飯綱町の政治再生のプロセスを描く。
具体的な事例に基づいた地方政治の処方箋であり、
「地域再生」のプロセスを綴った感動的なドキュメントである。

【目次】
第1章 異色の町議会
第2章 反骨の議長
第3章 「飯綱町」ができるまで
第4章 どん底からの出発
第5章 加速する議会改革
第6章 「議会力」が上がっていく
第7章 戦う議会
第8章 課題と未来

【著者紹介】
相川俊英 : 1956年群馬県生まれ。地方自治ジャーナリスト。早稲田大学法学部卒業後、放送記者、フリージャーナリストを経て、97年から「週刊ダイヤモンド」委嘱記者。99年からテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の番組ブレーンを務め、自治体関連の企画・取材・レポートを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shun さん

    長野県飯綱町の議会を取り上げている。地方で改革のために不正や癒着等を追求しようとしても村八分のようになってしまい、非常につらいものがあるそう。 議員の活動をサポートする政策サポーター制度は、町村議会には向いているのかもしれない。いかに住民と議会、政治を結び付けさせるか、工夫が凝らされていた。そもそも日本の地方自治体は議会と首長の2元代表制のみだが、ドイツの評議会や町村総会、米国の委員会制などといった統治形態も選択肢としてあっても良いのではないか。

  • トッポ64 さん

    地方議員や議会が自分の暮らしにどう役立っているかが見えづらく、議員報酬と定数は少ないほどよいと考えがちだ。しかし、本当にそれでよいのか?本書は、住民の役に立つ議会になるべく数々の改革を実施し、今や全国でも先進議会となった飯綱町議会の取組事例が紹介されている。政策サポーター制度や町民アンケートの実施などの取組に一貫するのは、いかに住民に議員や議会を身近に感じてもらうかということだ。現状のままでは地方議会は衰退するだけであり、それはやがて地域全体の衰退に繋がるということに、我々は気づかなければならない。

  • 木村あきら さん

    @地方創生のためには地方議会の発展が必須。ともすると首長の追認機関で、その行政計画も中央官庁の意向に沿うものが「多い。」という背景でのエールとして受け取った。 A政策サポーター制度(提言ありきなのがすごい)。サポーターから議員になったのは一名。議会だよりモニター制度も気になるところ。 Bプロセス(優先順位の付け方、公平性)、時期、効果性。否決、修正、提言を行っていく。かつその議会は住民のまちづくり力をあげていく。本当の民主主義を発展させるためにはやはり議会、議長が大事なのだな。

  • RYU さん

    長野県飯綱町の地方議会の再生ドキュメント。町が幾度となく実施した公的支援や損失補償契約により延命していた第三セクター「飯綱リゾート開発(株)」の経営破綻を契機に、議会改革をスタート。その先頭にたった寺島渉さんは、学習と自由討議を重視することで議員の意識・知識を向上させ、住民への情報発信・政治参加(政策サポーター制度)により議会力を底上げ。首長と議員の切磋琢磨だけではなく、議員同士の切磋琢磨が見られるようになる現象も生まれた。今では全国の自治体から視察団が殺到する日本一有名な町議会となった。

  • ゆきまさくん さん

    自治の現場への徹底した取材をもとにした作品が多いジャーナリストの相川 俊英さんの本。 氏の議会改革に関する話を伺う機会があり、地方の再生の胆となるのは人だったり、議会であることを再認識。 地方創生の主役は国ではなく地方であり、その主体はあくまで住民である。 こうしたことは至極あたりまえのことではあるが、これを実行するための気づきを得たり、実践したり、また旧態を地道に変革しようとやり遂げる気力が必要だ。そんな人と議会の取り組み事例が興味深い。

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