「個性」はこの世界に本当に必要なものなのか アスキー新書

東京大学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048668279
ISBN 10 : 4048668277
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
博報堂 ,  
追加情報
:
192p;18

内容詳細

ビジネスの現場では企業そのものの個性である「らしさ」を重視するいっぽう、学校教育では「教育で個性を伸ばす」という「ゆとり教育」の反省から「脱ゆとり」に舵を切っている。いったい個性とはなんなのか。本当にこの世界に必要なものなのだろうか。この根源的な問題に、東京大学教養学部の最先端の研究者10人が、文理両面から切り込んでいく。

目次 : 第1講 認知神経科学―「個性とは、無意識のうちに育まれてしまうもの」/ 第2講 文献学―「個性とは、なにかを求めるなかでおのずと表れ出てくるもの」/ 第3講 生態学―「個性とは、種の存続可能性を高めるために必要なもの」/ 第4講 哲学―「個性とは、運命であり、呪いでもある」/ 第5講 物理学―「個性とは、フロンティアに必要なもの」/ 第6講 統計学―「個性とは、コストを必要とするもの」/ 第7講 政治学―「個性とは、さまざまなアイディアを借りるなかで育まれるもの」/ 第8講 天文学―「個性とは、外のものと比較してはじめてわかるもの」/ 第9講 言語学―「個性とは、いちばん重要なことであり、いちばん問題なことでもある」/ 第10講 まとめ―「個性はこの世界に本当に必要なものなのか」

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿呆った(旧・ことうら) さん

    認知神経科学、文献学、生態学、哲学、物理学、統計学、政治学、天文学、言語学の9つの分野の東大教授が、それぞれの分野から『個性』とは何かを考察している。この企画そのものが個性的で、面白い。

  • FuSa さん

    「個性」が私の今年の仕事のキーワードのひとつになるので、読んでみた。様々な分野の専門家が個性について語ったインタビュー集とそのまとめ、みたいな構成。分野が違って「個性」を多角的に見るとこんなにも違った見解が出てくるのかと。優劣があるわけではなく、どれも一理あったり、対照的な分野の専門家が同じような見解を述べていたりと、比較しながら読めるから面白い。

  • たっきー さん

    9つの専門分野の研究者が個性とは何かついて語ったもの。皆さん言っていることはそれぞれ違っても、どこかしら通じていることろがあった。個性は最初から求めていくものではないんだろうな。何かに従ってやっていくうちに、自然と出てくるものであったり、いろいろな関係性の中から生まれてくるものなんだと感じた。

  • naotan さん

    結論は既に読む前から出ているような気がするけど、多角的な視野からその裏付けを考える1冊。些末な事ながら、電子書籍版では各専門家のプロフィールが読みづらくて残念。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    遺伝子レベルで見れば、種を次世代に残すために、さまざまな環境変化に生き延びるための多様性が必要になります。多様性という言葉を、個々にスポットを当てた言葉が個性と考えます。 また、個性とは、他者との比較で立ち現れるものであり、比較対象がいなければ存在しない言葉でもあります。それゆえ、本来、個性とは三人称という分脈で表されるものです。 また、個性とは経験の積み重ねによって生まれるものであり、一人一人の運命は異なるため、個性はその人だけの経験が作り出すものとも言えます。

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