分断と対話の社会学 グローバル社会を生きるための想像力

塩原良和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766424232
ISBN 10 : 4766424239
フォーマット
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;19

内容詳細

効率化し分断され、常に自己革新を迫られる高度資本主義社会。一人一人の人間が生きていくために必要な「批判的想像力」を養うための入門書。マイノリティや社会的弱者への排除に対して、差異を持った人々が共に生きる社会というオルタナティブへの展望―それを可能にする社会への想像力をつくりだす試み。

目次 : 第1章 グローバル社会と想像力/ 第2章 グローバリゼーションのメタファー/ 第3章 移動することについて/ 第4章 トランスナショナルな想像力へのレッスン/ 第5章 「スピード感」と加速する資本主義/ 第6章 惨事と政治/ 第7章 ネイションとナショナリズム/ 第8章 グローバル時代のナショナリズム/ 第9章 ヘイトスピーチと差別/ 第10章 共生と対話

【著者紹介】
塩原良和 : 慶應義塾大学法学部教授。1973年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう。 さん

    社会学の大学のテキストを意識して作られた本だと思います。高度に発達した資本主義社会のなかで、新自由主義が跋扈し、分断と対立が起きている中で、私たちがどのような社会的視点を持つことが大切なのかを学べたように思います。グローナリズムが進行する一方でナショナリズムも深まっています。そうした中で他者との違いを認めつつ対話していく力をつけていくことが大切なのだと思いました。また対話的であることは「中立」という立場に身をおくことは違うことだというのは、対案を示せとする安倍政治手法を批判的に考える上で重要と思いました。

  • ぽん教授(非実在系) さん

    BLMの暴走などを見た後なので、本書のリベラル的立場の限界や問題も大いに感じるが、それはそれで使える要素も結構あるといったところ。

  • バビレマ黄色い手 さん

    現代社会における分断をメタファーによって捉え、批判的な想像力を養うための対話が必要であることを説く。権利保障と国益推進を可能にする論理としての公定多文化主義がネオリベラルなものへ変容する中で、いかに多様性と統一の「バランスをとる」か。その問いかけに潜む主体の権力性にハッとさせられる。そして、実は私自身がこのマジョリティ国民であり、新自由主義に歓迎されるミドルクラス「旅行者」であり、対話に応じるつもりがない原理主義者たりうることを自覚させられた。共存や対話の意味、社会学の意義を考える1つのきっかけになった。

  • ア さん

    グローバリズムと新自由主義により、社会の分断や自己責任論が広がるなかで、想像力と対話の重要性を論じる本。現代社会学のキーワード集、ブックリストとしても有用。

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