亀山郁夫

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プロフィール

1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『罪と罰』ノート 平凡社ライブラリー』より

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商品ユーザーレビュー

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  •  現代日本におけるロシア文学界の権威である亀山先生...

    投稿日:2021/04/10

     現代日本におけるロシア文学界の権威である亀山先生によるショスタコーヴィチ論である。先生は1994年に初めてショスタコーヴィチの音楽に向き合ったそうである。そして2002年に発表された「磔のロシア〜スターリンと芸術家たち」、2012年の「チャイコフスキーがなぜか好き」でもショスタコーヴィチについて 語ってこられた。根っからの音楽好きと、ロシアの歴史や文化に(もちろん言語にも)精通された先生のショスタコーヴィチ論は、そこいらの音楽学者や音楽評論家とは全く異なる視点から展開されている。とはいっても、内外のショスタコーヴィチ論や通説・俗説にも精通されているので、全体を見渡した幅広い議論をしているところが素晴らしい。数々の「引用」や「パロディ」「類似」「裏の意味」などについてもほぼ網羅されているようである。  約400ページに及ぶ大著で価格もそれなりにするが、ショスタコーヴィチの人生や「音楽家と社会・政治・歴史との関係」に踏み込んで、いまだ解明されていない「ショスタコーヴィチの謎」「二枚舌」や「音楽の中に仕込んだもの」を探ってみたい人には必読の書であるように思う。少なくとも、現時点で日本語で読めるショスタコーヴィチ論としては最高のものではあるまいか。

    Tan2 さん

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  •  現代日本におけるロシア文学界の権威である亀山先生...

    投稿日:2021/04/14

     現代日本におけるロシア文学界の権威である亀山先生による、スターリン時代のソビエトにおける芸術家たちの活動の記録です。その中の1章が「テロルと二枚舌〜ショスタコーヴィチの闘い」に充てられています。  内容は、スターリンからの批判に「答えた」とされる交響曲第5番から説き起こし、その批判の対象となった「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の何がスターリンに嫌われたのか、批判を受けて撤回した交響曲第4番とはどんなものだったのか、「批判に答えた」とされる交響曲第5番に引用・埋め込まれた「秘密」などについて論じています。  先生は1994年に初めてショスタコーヴィチの音楽に向き合ったそうなので、2002年に発表されたこの本で、音楽が専門ではないながらここまで深く議論を進めていることには驚きです。根っからの音楽好きと、ロシアの歴史や文化や人間性に(もちろん言語にも)精通された先生のなせる業なのでしょう。  先生はこの本以降さらに深く広く音楽を聴き、内外のショスタコーヴィチの研究や文献にあたられて、その集大成として2018年に「ショスタコーヴィチ〜引き裂かれた栄光」を公表されています。ショスタコーヴィチが目当てなら「ショスタコーヴィチ〜引き裂かれた栄光」の方をお勧めしますが、それ以外のスターリン時代の芸術家として、小説家、詩人、映画監督(セルゲイ・エイゼンシテイン)などにも興味があれば、ぜひこの本もお読みになってはいかがでしょうか。 (星の「マイナス1」は、ショスタコーヴィチ以外は興味の対象外であったから)

    Tan2 さん

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