CD 輸入盤

交響曲全集 ルドルフ・ケンペ&ベルリン・フィル(3CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT3054
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

名指揮者ケンペ40代後半の、熱いブラームス
ルドルフ・ケンペは、1910年ドレスデン近郊ニーダーポイリッツに生まれ、1976年チューリヒで死去したドイツの指揮者。1949-52年ドレスデン国立歌劇場の音楽総監督、1952-54年バイエルン国立歌劇場の音楽総監督のほか、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ、メトロポリタン・オペラ、バイロイト音楽祭などの指揮台に数多く登場したほか、1961-63年と1966-75年にかけてロイヤル・フィルハーモニーの首席指揮者、1965-72年にチューリヒ・トーンハレ管、1967-76年にはミュンヘン・フィルハーモニーの首席指揮者を歴任しました。1955-56年に一時病気のため演奏活動を中断、復帰後ベルリン・フィルやウィーン・フィルを指揮してEMIへの録音が盛んになり数多くの録音が行われました。このブラームス交響曲全集もそのひとつです。
まだ40代だったということもあるのか、病から復帰して新たな意欲を燃やしていたのか、きわめて精力的かつ一気呵成な演奏が強い印象を残す演奏となっており、晩年のミュンヘン・フィルとの再録音での円熟ぶりとの比較も興味深いところ。また、カラヤン色に染まる以前の、フルトヴェングラーが亡くなって間もないベルリン・フィルならではの剛毅な響きが聴けることも大きなポイントとなっています。


・ブラームス:交響曲全集
 @交響曲第1番
 A交響曲第2番
 B交響曲第3番
 C交響曲第4番
 D悲劇的序曲 作品81
 Eハイドンの主題による変奏曲 作品56a
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ルドルフ・ケンペ(指揮)
 録音:1955年6月20-30日A、 1956年11月29日E、
     1956年12月1,3,5日C、 1959年1月2,3,5日@[ステレオ]、
     1960年1月19-23日BD[ステレオ]
    ベルリン、グリューネヴァルト教会

総合評価

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地味ですがこんな素晴らしい指揮者はほかに...

投稿日:2015/05/05 (火)

地味ですがこんな素晴らしい指揮者はほかにいません。―カラヤンに似ているとのコメントがありますが、カラヤンがこれを下敷きにしている節があります。(マーラー第9のバーンスタインの例でもわかるとおり)―英雄もチャイコの第5も幻想もしかり、ベルリンフィルを思う通りコントロールしています。第2と第4がモノラルではありますが4曲ともオーケストラのうまみが十分に引き出され、また聞きたい、手元に置いておきたいそう言う幸せな気持ちにさせてくれます。

ハイバラ8 さん | 奈良県 | 不明

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この演奏の価値は、重厚でマッシブな響きが...

投稿日:2014/03/16 (日)

この演奏の価値は、重厚でマッシブな響きが残っていたベルリンPOを、洗練とかスマートさを全く意に介さない質実剛健を絵に描いたような若かりしケンペが振ったことにある。とにかくこてこてのマッチョなブラームスが展開される。絶滅した恐竜が生き返ったようなもので、今では絶対に不可能なスタイルだ。こんな田舎くさいブラームスは嫌だという人は目もくれないだろうが、私のような者にはお宝である。武骨でごつごつした、古武士のようなブラームスが愛おしい。

greyfalcon さん | 福岡県 | 不明

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ケンペの旧録音。大変に充実した出来栄えで...

投稿日:2014/02/11 (火)

ケンペの旧録音。大変に充実した出来栄えであります。ケンペのアプローチはアグレッシブ。勢いがあって、力強くオケをずんずん引っ張ってゆきます。繊細さや、情感の閃きのようなところはいささか不足しているかもしれませんが、それらに代わる、信念のような「勁さ」が魅力的であります。ベルリンフィルは実力通りの確かな合奏を聞かせ、その響きは重くも渋くもなく、要所で活躍するトランペットのように燦然たる輝きを誇示してもおります。演奏には大いに満足。録音は無論ステレオの第1番と第3番が良くて、第2番と第4番はやや古めかしいモノラルの音。セッションですので、基本的には良好なモノラルですけどね。全集という視点からは同じレベルのステレオで揃ってくれればどれほどすばらしかったことでしょう。惜しまれます。強いて言えばやはり演奏は第1番と第3番が名演。これらは多くのディスクに比しても屈指の演奏といえます。個人的にはこの旧録音全集、ミュンヘンフィルとの再録音よりも優れているのではないかという感想であります。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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