ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第8番 ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8572392
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ワシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル


サンクト・ペテルブルグ生まれのロシアの指揮者、ワシリー・ペトレンコのショスタコーヴィチ・シリーズ第3作は、戦時中に書かれた傑作、交響曲第8番。
 かつて『スターリングラード交響曲』とも呼ばれていたこの作品は、戦争の酷さや悲しみ、虚無感を投影したものとして、壮大・激烈な音響にさえ独特のペシミズムやパロディ感覚、アフォリズムの精神が備わるという含みのある重層的な性格を持っているのが特徴。
 ペトレンコのスタイルは、ロシア的な激しさを備えながらも精緻でクリアなサウンドを追求し、作品の情報量を最大限に表出しようというもので、そうしたアプローチは前2作に収められた3作品でも、それぞれの作品の性格を的確に描き分けて大きな成功を収めていました。
 今回も長大な第1楽章を飽かせず聴かせる細部情報の刻印と、続く第2楽章と第3楽章でのシャープで思い切りの良い痛快な演奏が印象的。一方、葬送を思わせる暗さの第4楽章では冷えた感触が素晴らしく、続く第5楽章では、強大な盛り上がりをみせながらも静かにエンディングを迎えるという、1943年当時のショスタコーヴィチの複雑な心境を的確に描き分けています。

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65 [61:57]
 第1楽章:アダージョ-アレグロ・ノン・トロッポ [25:14]
 第2楽章:アレグレット [06:03]
 第3楽章:アレグロ・ノン・トロッポ- [06:18]
 第4楽章:ラルゴ- [09:34]
 第5楽章:アレグレット [14:48]
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 ワシリー・ペトレンコ(指揮)

 録音時期:2009年4月6-7日
 録音場所:リヴァプール、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. Shostakovich: Symphony No. 8, Op. 65 [61:57] : I. Adagio - Allegro non troppo [25:14]
  • 02. II. Allegretto [06:03]
  • 03. III. Allegro non troppo [06:18]
  • 04. IV. Largo [09:34]
  • 05. V. Allegretto [14:48]

総合評価

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バーミンガム時代のラトルの様に、リヴァプ...

投稿日:2012/09/29 (土)

バーミンガム時代のラトルの様に、リヴァプールに腰を落ち着けて、ロシア物中心に、中々高水準の演奏を、届け続ける、V.ペトレンコ。叙情性、孤独感、暴れっぷりも充分で、才能と戦略の高さを、見せつけてくれます。この難渋な曲でも、統率力見事で、これからが楽しみ、否、もう、このオケの黄金時代を築いているか。それにしても、イギリスは、ロシアの指揮者の多い事。ドイツで活躍している、キリル・ぺトレンコも、要注目。ついでに、Naxos なくして、クラシック界成り立たなくなった。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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この方の10番を先に聴いた印象が ”鋭く美...

投稿日:2012/08/12 (日)

この方の10番を先に聴いた印象が ”鋭く美しく整ってるけど冷たく熱い”印象を受け思い切って8番を購入 真綿で締め付けるような感覚 そんなものとは違った演奏です。 マーラーの交響曲の演奏を聴いている感じがしました。 ここのコメントは購入する際、かなり参考になります。 が 私みたいな人間もコメントだせる点で  好みで評価っていうパターンもあります。 ということで4つ星(5つ星は他にあり)

ぶひ さん | 東京都 | 不明

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年齢の割には…などと月並みなことは言いた...

投稿日:2010/07/30 (金)

年齢の割には…などと月並みなことは言いたくありませんが、本当にまだ若そうな人なのにこの巨匠然とした音楽のつくりは何なのでしょう。ショスタコ8番を立て続けに2回聴いてしまったCDは初めてです。細部の入念な造りと、全体を見通したスケールの大きさには感激。ペトレンコのシュスタコは3枚目のCDですが、最初の11番はそれほど印象に残る出来ではなかったと記憶します。事実まだ一回しか聴いていません。しかし次の5番・9番で「おや、これは」と思わせ、この8番は愛聴盤となりそうです。

John Cleese さん | 静岡県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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