シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD

リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ、フランク:ヴァイオリン・ソナタ 瀬ア明日香、エマニュエル・シュトロッセ

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VTS007
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

大胆、且つ、繊細に。この10年の成長に目を見張る(小林研一郎)

フランクとシュトラウス、2つのソナタの魅力を追って艶やかな美音と深い音楽性で聴衆を魅了するヴァイオリニスト瀬ア明日香。ヨーロッパで研鑽を積み、幾多のコンクール入賞歴を持つだけでなく、すでにイザイやサン=サーンスのアルバムをリリース。その煌めく才能を存分に開花させています。
 今回彼女が取り組んだのは、フランクとシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。ピアノとの対話が美しいフランク、若々しい情熱が漲るシュトラウス。どちらの作品も高度な技巧が駆使された名曲であり、瀬アは真摯、かつひたむきに曲に取り組み、その本質を丁寧に伝えています。

【解説より】
「今回録音した2つのソナタは、私にとって深い憧憬ともいうべき楽曲で、フランス、イタリア留学を経て大切に温めてきた作品です。シュトラウスが「歌」ならば、フランクは「詩」に例えられ、動と静の境地を描きながら人生を俯瞰する、今の私に最も近い作品だと思います。」〜瀬崎明日香〜(販売元情報)

【収録情報】
● リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調


 瀬ア 明日香(ヴァイオリン)
 エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)

 録音時期:2018年4月25-27日
 録音場所:三重県総合文化センター大ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 録音エンジニア:山中耕太郎(Rec-Lab)

 ピアノ:スタインウェイ D
 ピアノ調律:松本安生

【瀬ア明日香(ヴァイオリン)プロフィールより】
6歳よりヴァイオリンをはじめる。東京藝術大学附属音楽高等学校に入学後、15歳で日本演奏連盟主催≪演連コンサート≫に出演。東京文化会館小ホールにてパガニーニの「24のカプリース」全曲演奏しセンセーショナルにデビューを果たす。故田中千香士、堀正文、景山誠治の諸氏に師事し、東京藝術大学を首席で卒業後は文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院第3課程(大学院)に留学しヴァイオリン科、室内楽科を修了。同音楽院においてはレジス・パスキエ、ジャン=ジャック・カントロフ、クリスチャン・イヴァルディ諸氏のもとで学ぶ。2011年にはローム・ミュージック・ファンデーションの奨学金を得てローマのフェリックス・アーヨ氏のもとで更に研鑽を積む。宝塚ベガ音楽コンクール第1位、第64回日本音楽コンクール第1位、レオポルト・モーツァルト国際コンクール第3位、ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位入賞、トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクール優勝、1697年製ストラディヴァリウス≪レインヴィル≫を2年間貸与された。モーリス・ラヴェル国際音楽アカデミーにおいてシブール市賞、ラヴェル賞などを受賞。青山財団よりバロックザール賞受賞。千葉市功労賞受賞。毎日新聞社主催日本学生音楽コンクール、日本音楽コンクールなどの審査員を務めるほか、秋吉台ミュージック・アカデミーでは後進の指導にあたる。また社会活動として千葉市文化芸術振興会議委員や株式会社ネイチャーズウェイの環境顧問を務めるなど、チャリティー、アウトリーチ活動にも積極的に携わっている。(販売元情報)

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シュトラウス、フランクのどちらのソナタと...

投稿日:2020/11/02 (月)

シュトラウス、フランクのどちらのソナタとも、既成の演奏枠を超えて、楽曲に内在する甘美でロマンティックな要素が全面に紡ぎ出され、 奏者ならではの高い演奏技術と個性的表現に裏打ちされた珠玉の名演集である。 一般にはどちらのソナタも重厚で畳み掛けるような力演が多い中、このCDでのヴァイオリンは、自然体で力の抜けた艶のある伸びやかな音とともにどこまでも澄み切った心で、現世の喜怒哀楽の感情を超越した次元に現れる「純粋な音楽」を追究しているかのような演奏を繰り広げる。 ヴァイオリンは、曲の緩徐部分では息の切れるまでたっぷり間を持たせつつメロディーを謳わせ、楽曲の意図する表現枠のぎりぎり限界まで、息の長いスケールの大きな表現に徹しようとする。一方で激しいフォルテやクレッシェンドは、けっして音楽の気品を崩すことなく切れ味鋭い音色とともにスリリングな切迫感と高揚感を醸し出す。 その間、ピアノはどこまでも控えめで温かく優しい姿勢で、ヴァイオリンに寄り添いつづける。 それゆえ、オーソドックスな楽曲演奏を聴きなれた人にとっては、このCDでのシュトラウスやフランクの第1楽章はまるで別の曲に聴こえるかもしれない。 それぞれの緩徐楽章のゆったり過ぎるほどの落ち着いたテンポ感には耳に馴染めないかもしれない。 だがそれらの猜疑心は、やがてそれぞれの曲の終楽章にて、音楽すること自体の歓びと自由さを存分に楽しむかのような、奏者による起伏に満ちた演奏を聴くことで一気に解決するだろう。

今本 秀爾 さん | 大阪府 | 不明

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