エドワード・エヴァン・エヴァンズ・プリチ

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ヌアー族 ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録

エドワード・エヴァン・エヴァンズ・プリチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582762198
ISBN 10 : 4582762190
フォーマット
出版社
発行年月
1997年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
476p;16

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読書メーターレビュー

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  • 翔亀 さん

    【始原へ4】マリノフスキーの民族誌が面白かったので、続けて長期参与観察のお手本とされる本書に進んだ。1940年刊行、今のスーダンのサバンナに暮らすヌアー族だ。しかし本書はつらいものがある。■樹も生えず雨季は水浸しになる土地に牛とともに暮らす牧畜民族。彼らの世界は牛が中心だ。牛は最大の栄養源(乳)であり、唯一の財産であり、一日中一年中を牛のことばかり考えている。石や鉄もなく交易もしないので「鉄器時代どころか石器時代にさえ生きていない」(p144)。このあたりから、あれあれ?と思う。さらに社会構造、著者の↓

  • ゲニウスロキ皇子 さん

    E=P不朽の名作。最近は人類学の古典を耽読しているのだが、その中でも特に馬の合う学者がE=P。とにかく彼の著作は面白いと思えるんだ。もちろん本書もその例に漏れない。E=Pが1年余りのフィールドワークを基に、ヌアー族の政治体系を描いた力作。ヌアーの政治は独立した制度ではなく、部族内外での対立関係や部族間の構造的な距離(近隣のリニージか殆ど関係のないクランかなど…)に依存したものである。従って、ヌアー族の政治体系は極めて相対的なものであるといえる、ということを示した。まさしく構造主義的研究の集大成である。

  • chuchu* さん

    とても面白かった。ヌアー族にとって大切なものは牛であり、彼らの世界観も経済交換も牛によるところが大きく、それは一見不思議な気もするがこれを読んでいると、逆に私はなぜ牛に価値を求めないのだろうという気分にすらなる。分かりやすい民族誌を書くということに対する、エヴァンズ=プリチャードの気概が感じられ、私は好きだと思った。

  • ヨシツネ さん

    構造主義研究のため、現代では扱いづらいかもしれない

  • の さん

    政府からの干渉を受けることなく独自に発達したスーダン南部の民、ヌアー族のフィールドワーク書。タイトルにもある通り、「生業形態」と「政治制度」についての内容がほとんどを占めている。ナイル川の水の過剰と不足、雨季乾季による民族の分散と集合は、その環境条件の元での規制された放牧の生業形態を形作る。と同時に、その形態に依存する形で政治制度が作られる。ヌアー族は中央集権制を持たず、中小グループ的な地域集合体を単位とし、政府等は単なるそのグループの派生でしかない。時間間隔・闘争の原因も含めた人類学の古典。

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