アンソニー・クイントン

人物・団体ページへ

不完全性の政治学 イギリス保守主義思想の二つの伝統

アンソニー・クイントン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784887134843
ISBN 10 : 4887134843
フォーマット
出版社
発行年月
2003年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,189p

内容詳細

最近のソ連の崩壊に見るように、理想に燃えて出発した「革新」が、多くは惨憺たる終幕を迎えるのはなぜか?常に「完全」をめざす「革新」と、知的・道徳的に「不完全」な人間性との、乖離の実態を鋭く捉え、理念と集権による社会変革を斥け、伝統主義、有機体主義、懐疑主義の三原理に立脚する、英国保守思想の真髄を系譜的に明らかにした名著。

目次 : 第1章 保守主義の定義と初期の保守主義―フッカーとクラレンドン(保守主義と宗教/ 保守主義の諸原理 ほか)/ 第2章 オーガスタン時代の保守主義者たち―ハリファクス、ボリンブルク、ヒューム、ジョンソン(ハリファクス侯=ジョージ・サヴィル/ ボリンブルク子爵=ヘンリ・シンジョン ほか)/ 第3章 革命に抗して―バーク、コウルリッジ、ニューマン(バークの政治的教義/ 道徳、政治、バーク解釈 ほか)/ 第4章 保守主義と大衆社会―ディズレイリ、ソールズベリ、オークショット(ベンジャミン・ディズレイリ/ ソールズベリ侯=ロバート・セシル ほか)

【著者紹介】
岩重政敏 : 1930年鹿児島県生まれ。1954年東京大学法学部卒業。1962年東京大学大学院社会科学研究科政治専門課程博士課程単位取得。福島大学講師、千葉大学助教授を経て、1978年千葉大学教養部教授(1988〜1991年千葉大学教養部長)。1994年千葉大学法経学部教授。1996年千葉大学名誉教授、八千代国際大学(現秀明大学)政治経済学部教授(1999年まで)。所属学会は日本政治学会、日本平和学会、政治思想学会、他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぽん教授(非実在系) さん

    イギリスの保守主義を大雑把に分けると宗教と結びつくものと世俗的なものとが二つあるというが、両者に共通してるものとして伝統主義・慣習の重視・人間の不完全性といったものを著者は着目する。特に人間の道徳性の不完全性よりも知的能力の不完全性について拘るところに経済的功利主義などとの区別を見出すところは慧眼なように思う。

  • denz さん

    世俗的な保守思想の英国思想史。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品