本サイトはJavaScriptを有効にしてご覧ください。
ゲスト 様
様
プラチナ会員
ゴールド会員
ブロンズ会員
レギュラー会員
本・CD・DVD・ブルーレイ・グッズの通販はHMV&BOOKS online
詳細検索はこちら
トップ > My ページ > あんぱん さんのレビュー一覧
前のページへ
次のページへ
検索結果:141件中46件から60件まで表示
%%header%%
%%message%%
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/27
なんと爽やかですがすがしい音楽なのだ!! もしかしたらこれは全モーツァルトの音源の中で最高傑作なのではないか!? 可憐で清楚でかわいらしく、それでいて広大な響きと芯のあるきめ細やかなタッチでこの曲の魅力を余すことなく完璧、的確に表現している! オケも本当に清々しい柔らかい音色で、ヤンドー先生と完璧に息を合わせた見事な演奏。決して乱れることも主張しすぎることも感情的になることもない。ピアノ目当てで買ったのに、オケで感動してしまった。このオケで普通にモツの交響とかやっても売れるんじゃないだろうか? そしてなによりももちろんヤンドーのピアノの素晴らしさと言ったら。このピアノのブリリアントな響きと完璧な指さばきはもう神業だ。もう自然と笑みが止まらなくなる。幸せな音楽とはこういうことなのだ。本当にヤンドー先生は天才だ。 20番も名演だったが、この21番はさらにすごい! もうとろける様なこの世界にずっと浸っていたいです。 音響も抜群! この適度な残響と、室内楽的な音の広い方、立体的で一切の無駄のない美しい録音。この音が降ってくるような感覚は、教会での録音ならではでしょうか? これが500円!!! 最高のCDです。買わなきゃ絶対に損ですよ!!!! カップリングのVn協奏曲も、なかなかいい。オケも指揮も違うので、ピアノ版ほどの清々しさはなく、こちらはたっぷり歌う甘美な演奏。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに共感する
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/27
すばらしい! さすがはヤンドー先生です! ピアノもオケも現代的な演奏で、古風な感じが好きな方には嫌がられるかもしれないが、これは隠れた超名演です。 いつもながらに的確丁寧な演奏はもちろん、なんと華麗でリリカルな演奏だろうか。録音も適度な残響を残した聴きやすくきれいな音で、癖もなく可憐なヤンドー先生のスタイルと見事にマッチ。そして控え目なオケが嫌みのないすがすがしさと同時に、決して前面に押し出さないモーツァルトの感情表現を見事に演じきっている。本当に清楚で美しい演奏です。 的確な指さばきと、幅広い音色のコントロール、芯は強いが、決して主張しすぎない見事なバランス。そこに柔らかなオケが絡み合ってくる姿はまさに華のウィーンの世界。 ヤンドー信者の私もモツ作品はあまり手を出していませんでしたが、これが500円ですよ!? 買うしかない!!!
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
呼吸が聴こえる。最初の印象はこれだった。演奏者や指揮者の呼吸というよりは、音楽が息をしている。息の長い旋律をさらに大きく広くとったこの演奏は、本当に一つの大きなフレーズが一つの呼吸、一つの波で流れ、このラフマニノフという作曲家の描いた世界を流れる一つの息吹のようだ。 まさに円熟の極み。渋い!渋いよザンデルリングさん! がその渋さゆえ、この曲のもつロシア的な熱く若々しい熱望は残念ながら書き換えられてしまっている。この人は、この曲をラフマニノフの曲ではなく、「私の曲」として演奏したかったのではないか? ところどころに施された改編も、彼の表現したい者のために犠牲になった悲しき被害者なのかもしれない。 このぬるい音響も、もしかしたら彼の演出の一つなのか? 奥行きや全体的な絡まりに重点を置いた録音で、アナログっぽい雰囲気すら感じる。もちろんこれがいいほうに加担しているのだが。 明瞭なそれぞれのパートの引き分けが、絡み合っていく様は見事だ。 確かに異端ではあるが、これは貴重な、かつ最高に雄大な演奏である。 私ももう少し年をとれば、最高評価ができるだろうなぁ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
ハフは、軽快な指さばきとキレのある見事なリズム感、そして煌びやかで哀愁のある美しい音色を兼ね備えた天才ピアニストですが、変 にリズムを揺らす癖があるのが玉に傷。そこが魅力という意見もあるでしょうけど。 2番1楽章冒頭の飛ばしっぷりなどはまさにそのハフ独自なノリでちょいびっくりですが、曲が曲だけにこうやって色々遊び心を含んだ演奏のほうが楽しく聴けます。 それにしてもこの重厚で難儀な曲をここまでさらっと弾いてしまうとは、本当にすごい技巧の持ち主です。 ライブ録音なのに、音質もかなり明瞭で安心してお聴きいただけます。 ただ、ホールのせいなのか、若干ピアノが遠く聞こえて、せっかくのハフのパワフルさや巧妙な指さばきが、ちょっともったいないかな?という感じ。 ロシアンロマンを楽しむというよりは、エンターテイメントな演奏ですね。ところどころ手を加えてさらに派手にしたりも相変わらず。両曲とも、コーダのすさまじい勢いは聴きものです。 定番にはならないけど、ハフワールドを満喫できる通好みの1枚ですね。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
私はヤンドー信者なのだが、ラフコン2番は聞いたことなかったのでまぁ安いので買ってみたのだが。 まぁもちろん上手いんだけれども、あまり面白くはないかなぁ。 確かに音は相変わらずきれいだし、コントロールも抜群なのだが、シューマン、グリーグ、ブラームスの時のような湧き出る天性の輝きというか、癖がないのに印象深いあの感じはなく、正直おとなしすぎるかなぁ。 まぁこういったダイナミックな曲は丁寧なコントロールとかよりも、パワフルで濃厚な演奏のほうが合うってことかもしれない。 ただし、印象に残りにくいというだけで、決して駄盤ということではない。 さすがはヤンドーと思わせてくれるブリリアントさは健在。 初めて買う方にはいいかもしれない。 あとは、オケが分厚すぎてピアノ食っちゃってるのも問題としてあるかもしれない。
9人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
以前レビューを書いた気がしたが、なかったので…。 これは絶品です。私はシューベルトは苦手な作曲家で、全く興味もなかったのですが、ピリスの演奏を聴いてすべてが変わりました。 この素朴な曲は、彼女のような繊細で美しい音色で大傑作へと変貌するのです。 ピリスの演奏は、「ピアノ」という楽器の音色の魅力を最大限に追求したような本当に美しいものだ。 タッチはしっかりし、細かい部分でもすべての音に命を吹き込み、決して雑念や俗世間の戯言を一切含めない本当に清楚で可憐な演奏。 演奏者という余計な仲介役をすてて、まるでピアノが生きているようだ。
9人の方が、このレビューに「共感」しています。
天才だ! これこそが「ピアノ」のあるべき姿! 統制のとれたバランス感覚とリズム感、知的で冷静で決して乱れることのない集中力、それでいて、表面にではなく、髄の奥からあふれ出る感情の波。どこをどう聴いても「美しい」としか言葉が出ない。 そしてなによりも、このピアノという楽器の魅力を知りつくしたこの音色! 何と甘美で清らかではかなげで繊細なことだろうか。 若き日のショパンの描いた「憧れ」「不安」「温もり」「自信」それら全てを、冷静に一音一音紡ぎだすように、繊細で繊細で抱きしめたくなるような、個性だとかテクニックだとかそんなものがなんて空しいものなんだろうとさえ考えさせてくれる、そんな生きた音楽がここにはある。 3楽章に関しては、もっと華やかでキレのある派手な演奏が好きな方も多いだろう。確かにピリスはドラマチックな演出とか、ヴィルトゥオーゾ的な派手さは持ち合わせていないが、この音色の美しさだけですべてを超越できる。 オケが退屈であっさりした演奏だが、それが逆にピアノの美しさを反面教師的に引き出しているという不思議な組み合わせ。1楽章の導入部が終わりピアノが主題を奏で始めるその瞬間、そこだけでピリスの魅力がわかっていただけるかと思う。まるでオケがピアノの美しさに御見それし、道を譲るかのような…。このすごさは、ショパンのこの曲で、この演奏家だからこそできるまれに見ぬ奇跡の相性だ。 ちなみにカップリングのソロは、まぁそれほどでもなかったり…。 子守唄の清潔さはさすがという感じだが。
世間ではミクソリディアの協奏曲のほうが人気のようだが、個人的にはこちらのほうが好きだ。 とはいっても、傑作というほどのものではないが、いかにも近代的でシャレの効いたイタリアらしい協奏曲。シチェルバコフの、芯のしっかりした快活で抑揚のある演奏が見事。オケが若干管が濁ったような響きに聞こえるのが残念。 トッカータとともに、華やかなだけでなく、妖艶な雰囲気の漂う面白い作品だ。レスピーギには珍しく、ヴィルトゥオーゾさと感情的な一面も前面に出ている。 幻想曲はお祭り騒ぎ的なコンサートピースとして楽しめる。 とはいっても、何度も言うが傑作とは言えない。マイナーどころにも手を出そうかなってくらいの方にどうぞ。 それにしても、いつの間にかどんどん値上がりしていっているナクソス、もう安いからハズレてもいいやという感覚では買いにくくなってしまった…。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
語弊のある言い方をしてしまいました。 ノイズというのは、編集のせいと言うわけではなく、音響過多な環境のせいで、ちょっとした雑音すらも拾ってしまっている(演奏者の呼吸?とか、解放弦に反響する濁り?みたいなの)部分がほんとにちょっとあるくらいで、静かな部屋でイヤホンで聴いてるくらいでないと気にならないものです。 また、編集点というのも、2・3ヶ所不自然な音のつながりの部分があったくらいで、同じく集中して聴いていなければ気になりません。 響きが立体的で集音もすごいので、静かに集中して聴いていたら気付いただけです。 これを原因に評価下げたりなんてわけではないので、気にしなくて大丈夫ですよ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
ギンジン編のラ・ヴァルスの楽譜を眺めながら聴いてみたが、彼はまぁ正直異端なピアニストだ。 コテコテガチャガチャで原曲の魅力というか、ラヴェルの魅力をあんまり理解していないんじゃないかと思うような好き勝手な演奏。 繊細とか、知的とかいう言葉は皆無に等しく、それはまさに、通訳が本人の意見を勝手に誇張しまくって訳しているような、人工的でいびつな演奏。 もちろん技術はすごいし、音色も整った美しいものだし、個性的ではあるが、雰囲気はものすごく出ている。 だが食べやすいかといえば…私は苦手かなぁ。 こういうのが好きな人もいるんでしょうけど、このリズム感はどうなんだろうか…。 ちなみに、録音もあいまって、不思議な音響空間は楽しめます。
まぁご想像通りの優等生的な演奏。 ライブではミスをごまかす癖のある演奏家だが、録音の場合その欠点もなくなるので、まさに優等生。 やわらかなピアノのタッチと、セオリーを踏襲した音色の変化と揺らし方。欠点という欠点は見当たらない。若干歌い回しが大げさな部分もあるかな? ただ、彼の一番の魅力は、ショパコンの時に見せた、ノリの良さと若々しさだと思っているのだが、このアルバムではその一面が薄れてしまっている。 正統的で優等生な演奏が悪いわけではないが、彼にはあまり細かなニュアンスとか深みとかを模索するのではなく、いつまでもアイドル的な華やかでキレのある演奏をしていてもらいたいんだがなぁ。 上手いんだけど、ユンディであるべき他と比べて抜け出た部分を感じられない録音だった。 あと、このもやっとした残響もあまり好みではない。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/26
確かにコントロールは抜群で、雰囲気の出し方も上手いのだが…。 個人的にはこの高質な主張の強すぎるメロディーの浮き出し方が耳に障る。 さらに、終始独特な歌い回しでこてこてに演出し続けており、若干くどさも感じる。 なんというか、「自然」ではない。明らかに人工的な演奏だ。 それを一概に否定するわけではないが、夜想曲の割には目が覚めすぎていると思うのだ。 個性的であり、技術も素晴らしいのだが、これは好みがかなり分かれそうだ。 録音は最高。リアルな音響空間を堪能できる。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
確かに、天然芝さんのおっしゃっているように、気迫のある演奏でも、ヴィルトオーゾ的な演奏ではない。 そして、残響過多で直接的な印象を受けるものでもない。 だが、それがこの演奏の欠点なのか? そういう演奏を好む方には、ポリーニをお勧めする、ただそういう話。 この演奏は、そういった現代的なピアニズムに対する一種の反逆ともいえる。 サロン的な雰囲気を重視し、終始丸い音でできるだけ刺激を抑えた演奏と、即興的なリズムの揺らし方(これは時に不安定ともとらえられるかもしれないが)により技巧重視の近代ピアノにアンチテーゼを唱えたといってもいいのではないか。 また、面白いのが、声部の弾き分けだ。他の演奏家が誰も気にしていなかったであろうパートに印象的な主張を施し、これまでの解釈とは違った新しいエチュードの姿を垣間見ることができる。 もちろん、手放しに賛美できる圧倒的な完成度というわけではないが、他の演奏と比較するというより、彼独自の音楽観を見事に全曲通して貫き通している点に魅力を感じる。 録音が悪く、時々ノイズっぽい音や編集点っぽい切れ目が目立ち、そこがかなり残念ではある。とくにこういった雰囲気重視の演奏の場合、一気に空気を乱されてしまう。 また、たまに譜読み間違いなのか楽譜がちょっと変わった版を使っているのかもしくはアレンジなのかわからないが、聴きなれない音で弾いている部分があるのはなぜだろう。
2番・3番中心にレビューするけど、 とりあえず全体的に飛ばしてさらっと弾く感じ。 これはこれで面白いんだけど、いわゆるロシア的なドロドロ甘甘なのが好きな人にはお勧めではない。とはいっても、一応要所は抑えた歌心もある。 個人的には、2も3もおなかいっぱいな曲なので、このくらいがちょうど聴きやすかったりもする。とくに、2番1楽章コーダ前の、meno mossoのところは、(指示とは異なるが、)このくらいちゃちゃっと弾いてほしい。2も3も、冒頭はちょっと早すぎると思うが…。 癖がなくさらっと聴けるので、仕事帰りで疲れている時などに、一息つくにはいい感じ。あと、ピアノがあまり主張が強くなく、オケの魅力を味わうにはいいかもしれない。 まぁ名演と言えるほど印象的ではないかな? 好みが分かれそうなので、2枚目、3枚目以降の聴き比べをしたい方向け。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/06/24
幻想をピアノで弾いて面白いの? という不安を、きっとほとんどの皆さんが感じると思う。確かに、正直リストの編曲は、無理やりオケの音を拾っただけ、のような部分が多々あるし、この曲の売りである狂気的でグロテスクな迫力は無い。 しかし、ここで聴いてほしいのは、2楽章だ。この曲のためだけにピアノ版があると思ってくれていい。ここでビレットは、リストの楽譜にさらに音を加えて、よりブリリアントに仕上げているが、これが本当に美しい。ピアニスティックでロマンティックで、曲の魅力を完全にピアノ1台で表現してしまっている。演奏も癖のない柔らかなもので、舞台上の女優の美しさとそれに憧れる青年のはかなさとを見事に表している。さらに、弱音と強音との幅もみごとで、これ一曲でコンサートピースとして十分な出来栄え。 次点で、断頭台の行進もそれなりに面白い。ピアノの手法は甘いが、打楽器的なピアノの減衰音が、逆に死刑台の恐怖や力強い行進を、原曲とは違った側面で見事に表現できている。ビレットの熱い演奏も秀逸。 他は、1楽章が若干きらびやかで面白い物の、3楽章に関してはつまらなさすぎるし、期待の5楽章は正直無理やりすぎて曲として成り立っていない。 ピアノ版は録音が少なく、ほかに有名なのとしてはハワード、ペトロフくらいしか知らないが、上記の曲の欠点的に他はダメ。ハワードは無理な編曲を無理にひいているだけだし、ペトロフはがんばって手を加えているようだが、肝心の2楽章がダメダメだし、音増やそうとしすぎて5楽章はさらにごちゃごちゃ、タッチの軽さと録音の悪さのせいで4楽章も迫力なし。 幻想ピアノ版に少しでも興味ある方は、ぜひこのビレット版をお勧めする。
ページの先頭に戻る