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マーラー(1860-1911)

Hi Quality CD 交響曲第5番 レナード・バーンスタイン&ウィーン・フィル

交響曲第5番 レナード・バーンスタイン&ウィーン・フィル

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  • ★★★★★ 

    歯磨き粉  |  神奈川県  |  不明  |  2007年02月26日

    レニーのDG新盤の特徴は、マーラーのスコアの忠実な再現だ。ただし、マーラーは使用する音の数が極端に増減する。そのため、オケで忠実に音を鳴らそうとすると、情報量の多いところでは、拍とリズムは必然的に歪み、遅くなる。それでなければあれだけの音は鳴らせない。ところでこのシリーズは、マーラーの全ての録音でマーラーの書き込みに最も忠実な録音の一つであることを御存知だろうか?表面の印象だけで判断すると本質を見誤る。音を可能な限り鳴らしながら、破綻する寸前で見事にシェイプする。レニーは冷静だ。これは表現なのだ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月10日

    マーラーの交響曲第5番は、マーラーの数ある交響曲の中でも最も人気のある作品と言えるだろう。CD時代が到来する以前には、むしろ第1番や第4番が、LP一枚におさまることや曲想の親しみやすさ、簡潔さからポピュラリティを得ていたが、CD時代到来以降は、第5番が、第1番や第4番を凌駕する絶大なる人気を誇っていると言える。これは、CD1枚におさまる長さということもあるが、それ以上に、マーラーの交響曲が含有する魅力的な特徴のすべてを兼ね備えていることに起因するとも言えるのではないだろうか。先ずは、マーラー自身も相当に試行錯誤を繰り返したということであるが、巧みで光彩陸離たる華麗なオーケストレーションが掲げられる。次いで、マーラーの妻となるアルマ・マーラーへのラブレターとも評される同曲であるが、同曲には、葬送行進曲などに聴かれる陰鬱かつ激情的な音楽から、第4楽章における官能的とも言える極上の天国的な美しい音楽に至るまで、音楽の表情の起伏の幅が極めて大きいものとなっており、ドラマティックな音楽に仕上がっている点が掲げられる。このように魅力的な同曲だけに、古今東西の様々な指揮者によって、数々の個性的な名演が成し遂げられてきた。無慈悲なまでに強烈無比なショルティ盤(1970年)、官能的な耽美さを誇るカラヤン盤(1973年)、細部にも拘りを見せた精神分析的なシノーポリ盤(1985年)、劇的で命がけの豪演であるテンシュテット盤(1988年)、瀟洒な味わいとドラマティックな要素が融合したプレートル盤(1991年)、純音楽的なオーケストラの機能美を味わえるマーツァル盤(2003年)など目白押しであるが、これらの数々の名演の更に上を行く至高の超名演こそが、本バーンスタイン盤と言える。バーンスタインのアプローチは大仰なまでに濃厚なものであり、テンポの緩急や思い切った強弱、ここぞと言う時の猛烈なアッチェレランドの駆使など、マーラーが作曲したドラマティックな音楽を完全に音化し尽くしている点が素晴らしい。ここでのバーンスタインは、あたかも人生の重荷を背負うが如きマーラーの化身となったかのようであり、単にスコアの音符を音化するにとどまらず、情感の込め方には尋常ならざるものがあり、精神的な深みをいささかも損なっていない点を高く評価したい。オーケストラにウィーン・フィルを起用したのも功を奏しており、バーンスタインの濃厚かつ劇的な指揮に、適度な潤いと奥行きの深さを付加している点も忘れてはならない。

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  • ★★★★★ 

    音楽遊人  |  千葉県  |  不明  |  2010年07月08日

    今でも、この演奏のベストだと思う。

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  • ★☆☆☆☆ 

    ヤクルトファン  |  埼玉県  |  不明  |  2010年01月13日

    この演奏がマーラー5番の頂点に輝く演奏とはどうしても思えないんだよなあ。何回も聞き直してみるかな!かなりウィーン・フィルが重すぎじゃねーかなあ。重くて推進力が効かないみたいな。聞き直してみよう。よさが分かるかな?

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  • ★★★★★ 

    klemperer fan  |  北海道  |  不明  |  2011年10月03日

    これがあのBoulezと同じウィーンフィルか? と言うぐらい濃厚で混濁した響き。 マーラーが降臨した演奏(と思っているレーニー)の迫力はすさまじい。 心ゆくまでマーラーを堪能したいリスナーにはお勧めしますが、初めての肩にはお勧めできません。

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  • ★★★★★ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  2010年12月01日

    やはり良い。最上級の充実した名盤だ。バーンスタインとウィーン・フィ ルの組み合わせは、世評高いディスクが多数あるが、必ずしも私はいいも のばかりとは思わない。特に古典派は中途半端でつまらない。でも、これはいい。バーンスタインのマーラーは、1980年代の「第2」(ニューヨーク・フィル)と「第9」(コンセルトヘボー)と共に、この「第5」が不朽の遺産だと思う。オーケストラが三者三様というのも味わい深く、実に面白い。

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  • ★★★★★ 

    ∫(furtwangler)dx=感動  |  石川県  |  不明  |  2007年12月19日

    子供っぽいとか恣意的だとかバーンスタインに対して非常に失礼なコメントがあるが,この演奏をそんなふうにしか聴けないのは残念だ。なぜそんなに細部が気になる?ティンパニーをたたき間違えてもいいじゃないか。この過度な表現こそが絶妙でこの指揮者らしいのだ。重々しい葬送行進曲。燃えるような第2楽章。VPOの弦楽器を最大限に生かした4楽章。     感動だ!

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  • ★★☆☆☆ 

    asp  |  saitama  |  不明  |  2007年03月14日

    いまいち迫力ないんだよな。テンシュテット(88年)やシェルヘン(65年、かなりなゲテモノだけど面白かった)聴いたからかな?ただ解釈は人それぞれなので万人向きのスタンダードなんかは普通はないと思いますが・・・。

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  • ★★★★★ 

    ルパン4世  |  浜松市  |  不明  |  2006年05月07日

    この演奏の真価はちゃんと他の盤と聴き比べないとわからないかもしれない。1度そうしてみて欲しい。おそらくはいかにバーンスタインがこの曲を細大漏らさず表現しているかがわかるのではないだろうか。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年08月15日

    マーラー交響曲に関しては私は拾い聴きでも一応1960年代NYPOを振ってのバーンスタインLP盤はその血肉に迫った本物として扱っておりました。そうこうする内1966年VPOを指揮演奏しての「大地の歌」がDECCAよりリリースされてから彼のヨーロッパ演奏活動上陸がスタートしマーラー交響曲集は1980年代に入って本格的にライブ中心ながら再録盤が現れ交響曲第5番も1963年NYPO演奏分(タイム@12’25A14’15B17’30C11’00D13’45)から再録分・・・但しライブとしてVPOを1987年バーンスタイン69歳の頃指揮したものでタイムは@14’34A15’06B19’04C11’12D15’01・・・が本盤演奏で五楽章形式ながら三部方式とも受け取れるこの作品はマーラーの交響曲の脈絡の明快性或いは私など素人が感覚的にもレシーブ出来るレベルからすれば「暗」から「明」への図式の追い易さを強調している様に思いました。ロマン的抒情性を内面の烈しい葛藤と絡ませつつ展開していく有様はライブならではの崩壊寸前までの濃厚さを伴って正しくバーンスタインの体臭が全編に漂っている様です。第1楽章ファンファーレ・スタートからテンポと表現としてはややセーブ気味でその特徴が第2楽章に顕著に表れている感じに受けました。そして中間第3楽章ではその長さもあって私自身の能力からこの曲へのシンファシィの乏しさが露呈したりして「要聴き深め」を痛感しました・・・。映画「ベニスに死す」で流れたハープと弦楽器のみで演奏される静謐感に満ちた美しい第4楽章は少し暗めの音色でVPOならではの更なる奥行きを聴き取り込んだのは私だけでしょうか。最終楽章へは更なる曲ストーリーの鮮やかさも欲しい処ですがマーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインがVPOを指揮した入魂の演奏と帰結出来ようかと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    盤捨印  |  東京都  |  不明  |  2011年01月03日

    解釈、アゴーギク、弦のみならず管楽器までの表情、全体の構成、指揮者に応えるオーケストラの力量…すべてが「決まっている」。いったいどんなリハーサルを行ったのか、そんな余計な興味まで湧いてしまう。さらにこれほど特異な演奏であるにもかかわらず、マーラー5番としての違和感は全く感じられないのは奇跡と言ってよい。マーラー5番の魅力を堪能し尽くすことができた。

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  • ★★★★★ 

    さすらい人  |  神奈川県  |  不明  |  2010年03月03日

    バーンスタインのマーラーはすべて良いとは思ってないが(新盤でも4番と7番は×)、このディスクはマーラー5番の演奏の決定盤と言っても過言ではない。バーンスタイン特有の粘着性が耳につく訳でもなく、ウィーンフィルの温かみのある音色とあいまって、音楽を聴く喜びをもたらしてくれる。特に第4楽章の弦の美しさは鳥肌がたつようである。ライヴならではの音外しはあるが、演奏全体に傷をもたらすレベルではない。 この曲に関しては、バルビローリはダメ、カラヤンで良いのは4楽章のみ、逆に最近の演奏(ヤンソンスなど)は、疾走型の4楽章ばかりで、音楽に深みが感じられない。テンシュテットのライヴ盤も悪くないが、いかんせん本盤と比べるとオーケストラの響きの差が。。。 本盤を超える演奏は、今後もう登場しないのではないか。

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  • ★★★★★ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2010年02月03日

    カラヤンのマーラーとは対照的?な演奏。沈美的な美しさを追求したカラヤンに対し、抑圧された妄想気質、まるで精神分裂的な表現はレニーの晩年の人生とsynchronizeしているようである。 恣意的なドロドロと粘着気質な演奏は、透明感と言う言葉からはほど遠い印象を受ける。 また、ウィーンフィルも卓越した合奏力でその気質を忠実に表現している。 とくに第3楽章においてはそれが如何なく発揮されており、沈鬱な中にも狂気的な推進力が感じられる。 私はマーラーの音楽には恣意的な+αが必要と感じている。その+αが何かと問われれば、それはきっと「自分がマーラーの再来」と感じて曲作りを行う勘違い野郎の感性なのかもしれない。 ある意味で一つの頂点を極めた素晴らしい名演。(クレンペラーの5番を聴きたかった)

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  • ★★★★★ 

    タンノイおやじ  |  東京  |  不明  |  2009年03月10日

    録音はDGにしては合格、ウイーンフィルを自在にコントロールした 名演奏。

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  • ★★★★★ 

    歯磨き粉  |  神奈川県  |  不明  |  2007年02月26日

    レニーの演奏は恣意的と言われるが、これほどスコアを冷静に読みこんだ演奏を「子供っぽい」とされるなら、王子様には、さぞ人を納得させる「笑って許せる」十分な理由があると思うが、是非説明を求めたい。印象だけで批判されてもレニーは浮かばれないし、余りにも子供っぽいだろう。

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