マ−ラ− 交響曲第5番 バーンスタイン/ウィーン・フィル
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gakusei | 北海道 | 不明 | 2021年07月06日
私にとってマーラーの交響曲第五番といえばこの演奏である。重く悲劇的な第一部や美しく濃厚なアダージェットだけでなく、曲全体の終わりできれいに技が決まっているのがとても印象的だった。今のところ、ここまで決まっているラストは他に聞いたことがない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハッチ | 愛知県 | 不明 | 2021年03月20日
マーラーの全集はグラモフォン晩年のバーンスタインに尽きる。 私は8番のコレクターだか、 マーラーのシンフォニーは 8番、大地、9番そしてヴィスコンティの5番に尽きる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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LFA | 千葉県 | 不明 | 2021年03月08日
1987年バーンスタインの最晩年におけるウィーン・フィルとのライヴ録音である。他の演奏とは次元の違う録音であり、バーンスタインの最高傑作のひとつであろう。マーラーは「復活」、「第九番」しか聞かなかった時期が長いがこの演奏を聴き、3番目に好きになった曲である。ウイーンフィルのアダージェットの弦の音色が見事である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 2013年08月15日
マーラー交響曲に関しては私は拾い聴きでも一応1960年代NYPOを振ってのバーンスタインLP盤はその血肉に迫った本物として扱っておりました。そうこうする内1966年VPOを指揮演奏しての「大地の歌」がDECCAよりリリースされてから彼のヨーロッパ演奏活動上陸がスタートしマーラー交響曲集は1980年代に入って本格的にライブ中心ながら再録盤が現れ交響曲第5番も1963年NYPO演奏分(タイム@12’25A14’15B17’30C11’00D13’45)から再録分・・・但しライブとしてVPOを1987年バーンスタイン69歳の頃指揮したものでタイムは@14’34A15’06B19’04C11’12D15’01・・・が本盤演奏で五楽章形式ながら三部方式とも受け取れるこの作品はマーラーの交響曲の脈絡の明快性或いは私など素人が感覚的にもレシーブ出来るレベルからすれば「暗」から「明」への図式の追い易さを強調している様に思いました。ロマン的抒情性を内面の烈しい葛藤と絡ませつつ展開していく有様はライブならではの崩壊寸前までの濃厚さを伴って正しくバーンスタインの体臭が全編に漂っている様です。第1楽章ファンファーレ・スタートからテンポと表現としてはややセーブ気味でその特徴が第2楽章に顕著に表れている感じに受けました。そして中間第3楽章ではその長さもあって私自身の能力からこの曲へのシンファシィの乏しさが露呈したりして「要聴き深め」を痛感しました・・・。映画「ベニスに死す」で流れたハープと弦楽器のみで演奏される静謐感に満ちた美しい第4楽章は少し暗めの音色でVPOならではの更なる奥行きを聴き取り込んだのは私だけでしょうか。最終楽章へは更なる曲ストーリーの鮮やかさも欲しい処ですがマーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインがVPOを指揮した入魂の演奏と帰結出来ようかと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年06月05日
苦悩を引きずった第1楽章、激しさあふれる第2楽章、狂気をはらんだ第3楽章、愛情がはちきれんばかりの第4楽章、全てが吹っ切れてしまったような第5楽章。どれをとってもこのバーンスタイン&VPO盤を超えるものは体験できていない。楽譜が求めるものではなく、人間・マーラーが身もだえんばかりに、叫び声をあげて欲していたであろう音楽とドラマがここに詰まっていると私は思う。楽譜を尊重しないわけではないが感情すべてが音符にあらわせるとは思えない。音符の奥か、音符を超越したところにあるかもしれない「何か」を表現するのが指揮者の真骨頂とするなら、この盤はその良い証例になるのではないだろうか。 他の様々なCDも聴いてはいるが結局ここに戻ってしまう、それ位の魅力がこの盤には、ある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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klemperer fan | 北海道 | 不明 | 2011年10月03日
これがあのBoulezと同じウィーンフィルか? と言うぐらい濃厚で混濁した響き。 マーラーが降臨した演奏(と思っているレーニー)の迫力はすさまじい。 心ゆくまでマーラーを堪能したいリスナーにはお勧めしますが、初めての肩にはお勧めできません。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月10日
マーラーの交響曲第5番は、マーラーの数ある交響曲の中でも最も人気のある作品と言えるだろう。CD時代が到来する以前には、むしろ第1番や第4番が、LP一枚におさまることや曲想の親しみやすさ、簡潔さからポピュラリティを得ていたが、CD時代到来以降は、第5番が、第1番や第4番を凌駕する絶大なる人気を誇っていると言える。これは、CD1枚におさまる長さということもあるが、それ以上に、マーラーの交響曲が含有する魅力的な特徴のすべてを兼ね備えていることに起因するとも言えるのではないだろうか。先ずは、マーラー自身も相当に試行錯誤を繰り返したということであるが、巧みで光彩陸離たる華麗なオーケストレーションが掲げられる。次いで、マーラーの妻となるアルマ・マーラーへのラブレターとも評される同曲であるが、同曲には、葬送行進曲などに聴かれる陰鬱かつ激情的な音楽から、第4楽章における官能的とも言える極上の天国的な美しい音楽に至るまで、音楽の表情の起伏の幅が極めて大きいものとなっており、ドラマティックな音楽に仕上がっている点が掲げられる。このように魅力的な同曲だけに、古今東西の様々な指揮者によって、数々の個性的な名演が成し遂げられてきた。無慈悲なまでに強烈無比なショルティ盤(1970年)、官能的な耽美さを誇るカラヤン盤(1973年)、細部にも拘りを見せた精神分析的なシノーポリ盤(1985年)、劇的で命がけの豪演であるテンシュテット盤(1988年)、瀟洒な味わいとドラマティックな要素が融合したプレートル盤(1991年)、純音楽的なオーケストラの機能美を味わえるマーツァル盤(2003年)など目白押しであるが、これらの数々の名演の更に上を行く至高の超名演こそが、本バーンスタイン盤と言える。バーンスタインのアプローチは大仰なまでに濃厚なものであり、テンポの緩急や思い切った強弱、ここぞと言う時の猛烈なアッチェレランドの駆使など、マーラーが作曲したドラマティックな音楽を完全に音化し尽くしている点が素晴らしい。ここでのバーンスタインは、あたかも人生の重荷を背負うが如きマーラーの化身となったかのようであり、単にスコアの音符を音化するにとどまらず、情感の込め方には尋常ならざるものがあり、精神的な深みをいささかも損なっていない点を高く評価したい。オーケストラにウィーン・フィルを起用したのも功を奏しており、バーンスタインの濃厚かつ劇的な指揮に、適度な潤いと奥行きの深さを付加している点も忘れてはならない。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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盤捨印 | 東京都 | 不明 | 2011年01月03日
解釈、アゴーギク、弦のみならず管楽器までの表情、全体の構成、指揮者に応えるオーケストラの力量…すべてが「決まっている」。いったいどんなリハーサルを行ったのか、そんな余計な興味まで湧いてしまう。さらにこれほど特異な演奏であるにもかかわらず、マーラー5番としての違和感は全く感じられないのは奇跡と言ってよい。マーラー5番の魅力を堪能し尽くすことができた。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ポックン | 千葉県 | 不明 | 2010年12月01日
やはり良い。最上級の充実した名盤だ。バーンスタインとウィーン・フィ ルの組み合わせは、世評高いディスクが多数あるが、必ずしも私はいいも のばかりとは思わない。特に古典派は中途半端でつまらない。でも、これはいい。バーンスタインのマーラーは、1980年代の「第2」(ニューヨーク・フィル)と「第9」(コンセルトヘボー)と共に、この「第5」が不朽の遺産だと思う。オーケストラが三者三様というのも味わい深く、実に面白い。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2010年11月09日
長年、この曲はショルティ、シカゴ響(’70録)で、親しみ、、カラヤン、テンシュテット、エッシェンバッハ等も聴き’72年のバーンスタイン、ウィーンフィルの映像も見た。それから、この盤にたどりついた。ここまで、じっくり、濃厚、極端、過剰な演奏をやらずには、いられない、それこそがマーラーだと信じるバーンスタインと、それに応えられる知機と経験を持ったウィーンフィルしか成し得ない、貴重な演奏。他が、どうとか関係ない。せめぎ合った人間の記録。重苦しい、痛々しい。喜ばしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ushio | 東京都 | 不明 | 2010年09月28日
きれいでもない。激しくもない。そんなにドロドロしていない。しかし、堪えがたい抒情美。愛のため息。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽遊人 | 千葉県 | 不明 | 2010年07月08日
今でも、この演奏のベストだと思う。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さすらい人 | 神奈川県 | 不明 | 2010年03月03日
バーンスタインのマーラーはすべて良いとは思ってないが(新盤でも4番と7番は×)、このディスクはマーラー5番の演奏の決定盤と言っても過言ではない。バーンスタイン特有の粘着性が耳につく訳でもなく、ウィーンフィルの温かみのある音色とあいまって、音楽を聴く喜びをもたらしてくれる。特に第4楽章の弦の美しさは鳥肌がたつようである。ライヴならではの音外しはあるが、演奏全体に傷をもたらすレベルではない。 この曲に関しては、バルビローリはダメ、カラヤンで良いのは4楽章のみ、逆に最近の演奏(ヤンソンスなど)は、疾走型の4楽章ばかりで、音楽に深みが感じられない。テンシュテットのライヴ盤も悪くないが、いかんせん本盤と比べるとオーケストラの響きの差が。。。 本盤を超える演奏は、今後もう登場しないのではないか。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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karajan fan | 北海道 | 不明 | 2010年02月03日
カラヤンのマーラーとは対照的?な演奏。沈美的な美しさを追求したカラヤンに対し、抑圧された妄想気質、まるで精神分裂的な表現はレニーの晩年の人生とsynchronizeしているようである。 恣意的なドロドロと粘着気質な演奏は、透明感と言う言葉からはほど遠い印象を受ける。 また、ウィーンフィルも卓越した合奏力でその気質を忠実に表現している。 とくに第3楽章においてはそれが如何なく発揮されており、沈鬱な中にも狂気的な推進力が感じられる。 私はマーラーの音楽には恣意的な+αが必要と感じている。その+αが何かと問われれば、それはきっと「自分がマーラーの再来」と感じて曲作りを行う勘違い野郎の感性なのかもしれない。 ある意味で一つの頂点を極めた素晴らしい名演。(クレンペラーの5番を聴きたかった)2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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タンノイおやじ | 東京 | 不明 | 2009年03月10日
録音はDGにしては合格、ウイーンフィルを自在にコントロールした 名演奏。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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