チッチ  |  愛知県  |  不明  |  2006年02月20日

３０年間、話題になったモーツァルトの交響曲(LP/CD)のほとんどは聴いてきたが、近頃は解釈のワンパターンにやや食傷気味だった。雰囲気は全く違うが、テンポだけは最晩年のフリッチャイを思い起こさせるこの演奏、余分なことを考えず、音楽として実に楽しいし心に美味しい。時には栄養計算のない甘いお菓子もいいもの。価格・演奏団体関係なく、２番目のコレクションとしてお勧めします。

 

南天の実  |  東京　小平市  |  不明  |  2006年02月10日

この奇跡的価格だけれど無名演奏家集団のDISKを購入しようかどうか迷っている（モーツァルトシンフォニーに関して）初心者の方々。『2005年8月8日 (月) 連載　許光俊の言いたい放題　第61回 「困ったＣＤ」』をまず御一読あれ！！イタオペファン歴４０年なるも、声楽曲以外はまるきり無案内な私には、許氏が（オペラ以外は）現在唯一信頼できる欧米音楽水先案内人だが、このウルサガタ師も絶賛し、私的にもビンゴの全集でした。

 

リョクザンです〜〜〜。  |  岐阜県  |  不明  |  2005年12月31日

この価格で、何度聴いても大変に良いし、コンポも久しぶりの名盤なので、一生懸命に ”ＣＬＡＳＳＩＣ”モードで 素晴らしい音色を聴かせてくれる。 今年は多数のＣＤを購入をしたが、一番良いＣＤに巡り合えて感激をした。 自慢をしたいが、他の人には 「ＣＤを聴いたら納得がいく お宝になるでしょう」のみ伝えて独り占めをしたい名盤で ある。

 

161  |  大阪市  |  不明  |  2005年12月18日

メイクドラマって感じの演奏が多いし、それもいいんだけど、こういう演奏も心に響きます。

 

seivoci  |  神奈川県  |  不明  |  2005年11月22日

往年のイ・ムジチ「四季」のようなロマンチックムードで歌ったモーツアルトですね。イタリアの楽団でしかできないノー天気なほどに屈託のない歌に満ちていて、これはこれでよろしいのではないでしょうか。特に初期の曲はいい感じで楽しめますよ。

 

ホセ・リー  |  愛知  |  不明  |  2005年11月12日

このCDについて、どうしても言いたくなって筆をとります。まず、これは謎の多いCD であること。演奏者、オケ、録音状況についてもデータが無い。またなんでこんなに安いのか？後期の作品の異常ともいえるスローテンポ。NO,32がなぜ収録されていないのか？伊達や酔狂ではモーツァルト交響曲全集を録音することは考えにくいわりに、どこか抜けている。クラシックファンは生真面目ですから、いろいろ講釈をたれて批判、分析しますが、このCDはそんな人達のことをまるで気にせず飄々として駆け抜けていくようです。まさにモーツァルト的ではないですか

 

佳田玲奈  |  京都  |  不明  |  2005年11月03日

この全集は初期・中期の曲の演奏は中庸を得ているが、後期の曲になると物足りない。特に第40番は第一楽章第一主題の溜息のフレーズの表現に、指揮者のセンスがなく展開部の内面の葛藤の激しさを再現しきれていない。第一楽章はallegro moltoだが、超スローテンポな演奏はモーツアルトの本質を表現しきれず、奇を衒ったいう印象しか与えない。この結果第二樂章はandanteのテンポ設定の処理が上手く行かず、間延びしてしまった。この曲は小細工をしない演奏の方が良かったのではないだろうか。評価は初期の曲についてのみ。

 

TSS  |  tokyo  |  不明  |  2005年11月01日

まぁ僕も、こういうのもありかなって印象です。 明らかに、軽やかで躍動的なモーツァルトではないです。

 

トッチー  |  長野県  |  不明  |  2005年09月04日

19番の2楽章、うっとりして聴いています。素晴らしいです。４０＆４１板のスローテンポもこ「こういうのもあり香奈。」と思いながら、けっこう楽しめました。 演奏は、この値段なら十分納得だと思います。

 

宇里予功芳  |  埼玉県  |  不明  |  2005年09月04日

この全集の最大の問題点は、テンポ設定が遅いこと。オケの編成、指揮者の解釈の割に演奏の時間経過が遅いので、特に「４０番」など、間延びした瞬間のオンパレードになってしまっている。同じ「遅い演奏」でもクレンペラーやフリッチャイの凝縮された音楽とは違うのである。もちろん美しい瞬間もなくはないが、長続きしない。もう一つの問題点は、「３２番」が収録されていないこと。旧全集から番号付交響曲と認知されている作品を含まないのはいかがなものか。他にもっといい全集はある。

 

猿襟敏夫  |  病院  |  不明  |  2005年08月13日

「ある一人の作曲家の交響曲だけを集中的に聴きまくる」という変な趣味を持つ私にとって、膨大な数の交響曲を残した古典派以前の作曲家は、興味はあるがなかなか財布が許さぬ対象でありました。それがまずモーツァルトでこの値段は嬉しいです。しかもほとんど聴いたことのない若い頃の、というより子供の頃の作品にこんな素晴らしいものがあったのかと感嘆。40番や41番などよく知っている曲の演奏も洗練されていて実にgood。次はハイドン全集を期待しましょう。

 

やっぱりベートーヴェン  |  大津市  |  不明  |  2005年08月02日

まだ全曲は聴いていませんが、やはり演奏より、曲の方に耳が行く感じはします。モーツアルトはこれまで後期のものをワルターやベームやブリュッヘンくらいしか聴いた事がなかったので、初期・中期の作品が−しかもこの価格で−聴けるのは幸いです。初期、中期、後期と作曲家の辿った足跡を−かえって、無名の演奏者だからこそ聴く側の先入観も着色も少なく−訪ねることができるＣＤかも知れないな？とも思いました。個人的好みで言えば、もっと楽天的で明朗快活なモーツアルトが好きですが･････。

 

北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2005年07月21日

CDの限られた空間では、時間の組み合わせが必要。同時期の廉価盤であるグラーフ盤がそうであるが、曲が初期から並んでいない。この単純な理由が結構「意味」のあるものであることは、聴いてみるとわかる。時間の都合は「リピート」省きの荒業で乗り切り、「ケッヘル」番号順に10枚で収める。これは戦略的な発想としか思えない。この「企画力」と「時代の鳥瞰性」はその他の全集にはない。そう、細かいことは抜いて「エイっ」と聴き通す。今までにない発見がある！！。 「企画力」の勝利。

 

fukifuki  |  Ibaraki Pref.  |  不明  |  2005年07月21日

値段に吊られて買ったけど､内容は満足行くものでした。19番のアンダンテのブルックナーを思わせるような透明感。目頭が熱くなります。素晴らしいの一言。繰り返して何回も聴いてしまいました。19番は隠れた名曲です。また、40,41番のとてつもないスローテンポ。フリッチャイの上をいきます。何より､普段聴けないモーツァルトの曲が聴けるのがありがたい。

 

じんべい  |  なにわ  |  不明  |  2005年07月21日

このモーツァルトの交響曲全集で、初めて彼の初期の作品を聴いたが、改めてモーツァルトの「偉大さ」と「天才児」ぶりを再確認した！交響曲第1番 K.16〜交響曲第5番 K.22までは1765年（何とモーツァルトが９歳の時）に作曲されたものだが、すでに十分鑑賞に堪えうる作品であるばかりか、幼稚な表現が全く感じられない完成された「大人」の音楽である・・・何で９歳の子供にこんな音楽が書けるの？こんな発見ができるだけでも、この全集を買う価値があるのではないでしょうか？