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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第5番 ベルナルド・ハイティンク&バイエルン放送交響楽団

交響曲第5番 ベルナルド・ハイティンク&バイエルン放送交響楽団

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  • ★★★☆☆ 

    yama/music  |  神奈川県  |  不明  |  2013年12月11日

    晩年のハイティンクは円熟味を増し風格を備えた巨匠の1人となりつつあることは決して否定はしませんが、このブルックナーから満足は得られませんでした。ブルックナーの組み合わせとしても最高のオーケストラを得て、分厚い響きと重心の低いまことに立派な演奏であることは間違いないでしょう。でも、これは今まで数多く聴いてきて自分の中に何となく形造られてきたブルックナーのイメージとは違う。例えば、2楽章のアダージョにはもっと懐深く、オーストリアの森を思わせる美しさと哀調感も感じさせて欲しい。終楽章、音響としては確かに豪壮で堂々と、迫力もあり、SACDは素晴らしい音で鳴り響く。しかしながら、本来こうした演奏を聴いて自然に起こってくる興奮、ウォーすごい!という感激が全くない。結果的には、立派ではあるが平板で中庸を備えた演奏としか言いようがない。多くの方が絶賛しているのに、私の聴き方がどこかおかしいのか、一抹の不安も覚え何度か聴きかえしてみたのですが同じでした。レコ芸などでプロの評論家の方々がどう評価するか知りたい気もします。本当は元々前からハイティンクは好みの指揮者の1人だったのですが、最近ではアルプス交響曲、少し前にリリースされたベートーベン、ブラームスの交響曲などでも物足りなさを感じていました。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年06月27日

    絶賛の嵐の中、恐縮ながら。ブルックナーをよく知る大ヴェテラン指揮者、超優秀なオーケストラ、この組み合わせで予想される通り、一切の冒険や破綻と無縁な演奏。もちろんそれは悪いことではありません。プロ中のプロのスーパー・ハイレベルの仕事です。ですが、ここに聴かれるのは「予想通りの円満さ」に過ぎず、生き生きとした音楽行為ではない、という気がしてなりません。落ち着いたテンポ、はみ出しのないバランス、確かにそれは安心して聴けるブルックナーではありますが、裏返せば、積極性や表現意欲に欠ける、そういう姿勢にもなります。ついちょっと前に、マーク&都響のディスクでこの曲を聴いたので、そこで堪能した「生きた音楽」がここにないことに、私個人は不満を禁じえないのであります。

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