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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD 交響曲第9番『新世界より』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

交響曲第9番『新世界より』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2012年12月09日

    カラヤンが初めてVPOを振っての「新世界」交響曲でそれまでの収録が四度ともBPOだったので少し雰囲気は異なった仕上がりになっています。1985年録音というからカラヤン77歳・・・確かに老成感というのか音は鳴り切っているのですが脱力的アプローチが第2楽章など殊に時折よぎります。そう、全体としての丁寧な「大らかさ」はその老成感なのかVPOだからなのか録音会場残響のせいなのか私などには分りませんが盤質を考慮したとしても過去のBPO分の勢いある緊迫感は少し影を潜めております。演奏タイムは@9’57A12’31B8’37C11’30と特に後述メモのBPOとの演奏と比較しても第1楽章、最終楽章の丁寧というか敢えて言えば粘着感を伴う饒舌さをどう評価するかでしょうね。この二つの楽章でのフィナーレ・クライマックスの手順踏みでの潤沢さは流石でありボヘミアローカル土俗感よりインターナショナル感に満ち溢れております。この1985年収録分は全く同じかどうかは未確認なのですがDVDも出ているようです。この超有名交響曲を何度も振っているカラヤンのこの時期におけるこの曲への思いは胸中如何だったのでしょうか・・・。BPOとの録音タイムデータをメモしておきましょう・・・1940年モノラル、タイム@9’47A13’11B7’27C9744、1958年@9’43A12’56B8’12C11’06、1964年@9’20A13’08B8’14C11’07、1977年@9’42A12’08B8’24C11’06・・・以上です。なお、本盤「モルダウ」(タイム12’40)もマァマァ豊潤に流れた演奏かと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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