トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ドヴォルザーク(1841-1904) > 交響曲第9番『新世界より』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

ドヴォルザーク(1841-1904)

CD 交響曲第9番『新世界より』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

交響曲第9番『新世界より』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル

商品ユーザレビュー

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:6件中1件から6件まで表示

  • ★★★★★ 

    海尾水  |  神奈川県  |  不明  |  2021年07月10日

    これはあらゆる新世界交響曲のなかでも最高の演奏である。特に1楽章終結部前のクライマックスでのダイナミックレンジの大きさは他に比類がないほど。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2012年12月09日

    カラヤンが初めてVPOを振っての「新世界」交響曲でそれまでの収録が四度ともBPOだったので少し雰囲気は異なった仕上がりになっています。1985年録音というからカラヤン77歳・・・確かに老成感というのか音は鳴り切っているのですが脱力的アプローチが第2楽章など殊に時折よぎります。そう、全体としての丁寧な「大らかさ」はその老成感なのかVPOだからなのか録音会場残響のせいなのか私などには分りませんが盤質を考慮したとしても過去のBPO分の勢いある緊迫感は少し影を潜めております。演奏タイムは@9’57A12’31B8’37C11’30と特に後述メモのBPOとの演奏と比較しても第1楽章、最終楽章の丁寧というか敢えて言えば粘着感を伴う饒舌さをどう評価するかでしょうね。この二つの楽章でのフィナーレ・クライマックスの手順踏みでの潤沢さは流石でありボヘミアローカル土俗感よりインターナショナル感に満ち溢れております。この1985年収録分は全く同じかどうかは未確認なのですがDVDも出ているようです。この超有名交響曲を何度も振っているカラヤンのこの時期におけるこの曲への思いは胸中如何だったのでしょうか・・・。BPOとの録音タイムデータをメモしておきましょう・・・1940年モノラル、タイム@9’47A13’11B7’27C9744、1958年@9’43A12’56B8’12C11’06、1964年@9’20A13’08B8’14C11’07、1977年@9’42A12’08B8’24C11’06・・・以上です。なお、本盤「モルダウ」(タイム12’40)もマァマァ豊潤に流れた演奏かと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  2012年06月18日

    これは良い演奏ですよ。もともと曲自体が指揮者を選ばない、というか、指揮者がへたな小細工できない超名曲なので(だと思う)、大仰にオケを引っ張って指揮者の「我」が全面に出るのではなく、オケが歌っている演奏が好ましい。まぁそれも程度問題だけど。そういった意味でも、この演奏は帝王カラヤン感がなく、WPOと実に調和した名演奏だと思う。アンチェルも良いけど、こちらも負けてない。2楽章は実に美しい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月06日

    本盤には、カラヤンがウィーン・フィルを指揮して演奏したドヴォルザークの交響曲第9番及びスメタナの交響詩「モルダウ」がおさめられている。両曲ともにカラヤンは十八番としており、これまでに何度もスタジオ録音を繰り返し行っている。交響曲第9番については、手兵ベルリン・フィルとの4つの演奏(1940年、1957年、1964年及び1977年)、交響詩「モルダウ」についても、同じく手兵ベルリン・フィルとの3つの演奏(1958年、1967年、1977年)が存在している。いずれ劣らぬ名演であると言えるが、これらの名演の中でとりわけカラヤンの個性が発揮された演奏は、ベルリン・フィルとの全盛期の1970年代の演奏であったと言える。この当時のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は、分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。したがって、両曲についても、いずれも1977年盤においてかかる圧倒的な音のドラマが健在であると言えるが、この稀代の黄金コンビも1982年のザビーネ・マイヤー事件の勃発を契機として、大きな亀裂が入ることになった。加えて、カラヤン自身の健康悪化もあり、カラヤン&ベルリン・フィルの演奏にもかつてのような輝きが失われることになったところだ。そのような傷心のカラヤンに温かく手を差し伸べたのがウィーン・フィルであり、カラヤンもウィーン・フィルに指揮活動の軸足を動かすことになった。本盤の演奏は、そのような時期(1985年)のカラヤンによる演奏であり、ここには1977年盤のようなオーケストラを圧倒的な統率力でドライブして音のドラマを構築したかつてのカラヤンの姿はどこにも見られない。ただただ音楽そのものを語らせる演奏であるとさえ言えるだろう。したがって、カラヤンの個性の発揮という意味においては1977年盤と比較していささか弱いと言わざるを得ないが、演奏が含有する独特の味わい深さや奥行きの深さという意味においては、本演奏の方をより上位に掲げたいと考える。特に、交響曲第9番の第2楽章。有名な家路の旋律をカラヤンは情感豊かに演奏するが、中間部は若干テンポを落として心を込めて歌い抜いている。この箇所の抗し難い美しさはこれまでの他の演奏からは決して聴けないものであり、これこそカラヤンが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地と言えるだろう。ウィーン・フィルも、名誉指揮者であるカラヤンに心から敬意を表して、持ち得る実力を最大限に発揮した渾身の大熱演を披露しているのが素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、重厚さと優美さ、ドヴォルザークやスメタナならではのボヘミア風の抒情、そして、カラヤンが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地とも言うべき独特の味わい深さと言ったすべての要素を兼ね備えた、正に完全無欠の超名演と高く評価したい。音質は、リマスタリングがなされたこともあって本盤でも十分に満足できるものであると言えるが、SHM−CD盤の方が若干ではあるが、音質がやや鮮明になるとともに、音場が幅広くなったように思われる。もっとも、カラヤンによる至高の超名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★☆☆ 

    パシュミナ王子  |  シャンバラ  |  不明  |  2007年02月23日

    実は悪い演奏ではない。死を間近に控えた人間の醒めた美しさを感じる。音響の背後でひっそりと情念の靄がかかっているが、たぶんこの指揮者は内なる何ものかと葛藤しているからだろう。内容的に決してクレンペラーやケルテスを凌駕せぬが、独自の美しさがある。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★☆☆☆☆ 

    としちゃん  |  宮城  |  不明  |  2006年07月28日

     どうしてこんなに金管楽器が突出して聞こえるのでしょう。カラヤンは本当にこのバランスが欲しかったのかどうか。だとしたら、歳をとって難聴になっていたのかな。耳に痛いトランペットの音!これだけで「だめ」にせざるを得ません。  同じく晩年の『ブルックナーの第7』は、とても素晴らしい演奏と録音だと私は思うのですが。なぜでしょうね???

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:6件中1件から6件まで表示