悩む力 集英社新書

姜尚中

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087204445
ISBN 10 : 4087204448
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
18cm,190p

内容詳細

文明がもたらす人間の苦しみを100年前に直視した漱石とウェーバー。その言葉をヒントに、最後まで悩みを手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の1冊。

【著者紹介】
姜尚中 : 1950年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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現代人だれもが抱える、生きる上で伴う悩み...

投稿日:2011/07/09 (土)

現代人だれもが抱える、生きる上で伴う悩みに対して、冷静かつ論理的に突破口が書かれていました。何度も読み返す箇所があり、力が湧き上がってきました。本の内容とともに、著者が生に伴う悩みに真正面から対峙し思考する姿勢にも勇気を与えられました。

Espresso-Ocean さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    「悩み」をネガティヴなモノではなくむしろポジティヴなものであると看破した大変興味深い内容。具体的には「悩み」は、人間の弱さではなく、深く生きるための力であり、その「悩む力」を持つことで、自己と向き合い、他者とつながる契機となる、とのこと。

  • KAZOO さん

    出版された当時にはすぐ読んだのですが、最近また若い人に話す機会があるので読み直してみました。表題が当初あまり気に入らなかったのですが、読んで見直してみると夏目漱石とマックス・ウェーバーについてわかりやすく説明しているので結構チェックするところが増えました。私のような年寄りには、というところはありますが、若い人には読んでいてうなずけるところが結構あるのではと思いました。

  • mitei さん

    著者はよくテレビとかで見ることがあるが、この本は漱石やウェーバーが如何に悩んでいたのかを書いていた。そして悩み苦しむことはそれが終われば大きなエネルギーになるので大事だと感じた。かなり哲学めいた本だが理解しやすかった。

  • Aya Murakami さん

    自分は悩みとは人間らしさの感情の一つと考えていて、決してマイナスの感情ではないと思っています。 著者は悩みとは自我(自己中ではない)が原因であるという感じのことを書いていました。自我は人間らしい精神なのですね…。 正直難しかったので要再読です。ちなみに自分は親から「我が強い」と言われています…。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    在日二世の東大教授、姜尚中氏日本名は長野鉄男。早稲田在学中から姜尚中を名乗り始める。夏目漱石を愛読し、マックス・ウェーバーと夏目漱石は似ているという(言ったのは友人)。夏目漱石の「こころ」や「それから」を引き合いに出していろいろな悩み(自我、金、知、青春、宗教、働く、愛、死)について語る。悩みこそは生きている証という。漱石の著書を読みたくなった。実はこの本が出された翌年、長男を亡くしている。神経症で引きこもっていた長男の存在はこの本の執筆と無関係では無かったであろう。ご長男のご冥福をお祈りします。

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姜尚中

1950年熊本県熊本市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学名誉教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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