Blu-ray Disc 輸入盤

交響曲第9番、第10番〜アダージョ パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
729804
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


マーラー:交響曲第9番、第10番アダージョ
パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による全集シリーズ完結!


「C-major」レーベルより発売しているパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、ラインガウ音楽祭・マーラー・チクルスが完結します。
 1988年からドイツ・ヘッセン州ヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われているラインガウ音楽祭。収録に使われているエーベルバッハ修道院は視覚的にも美しく、音響効果が良いことでも知られています。パーヴォ・ヤルヴィは、毎年新しくプログラムを立てるのではなく、長期的な計画としてこの音楽祭でマーラー・チクルスを考えました。実際に7年間に渡るプロジェクトとなり、パーヴォのライフワークとも言えるこのチクルスは、オケの変化やパーヴォ・ヤルヴォの進化というのも映像を通して感じられます。マーラーの交響曲を演奏するのに不可欠な、煌びやかな金管、ふくよかな弦楽器群の音色、ソリスティックな木管楽器という要素を、フランクフルト放響は、パーヴォとともに年々高いクオリティで身につけてきています。
 パーヴォは2008年のフランクフルト放響との来日でマーラー9番を演奏しています。その際も、オケのパワーをフルに出し切った重厚な演奏を聴かせていました。パーヴォはフランクフルト放送響を、マーラーを演奏するのに非常に適したオケであり、伝統的にマーラーの音楽語法をよく理解しているし、マーラーの目指すものを明確に捉えることができると評しています。
 ボーナス映像では、今回もヤルヴィによるマーラーの考察、およびこのチクルスに関する思いが語られています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第9番ニ長調

 収録時期:2009年6月27日

● マーラー:交響曲第10番〜第1楽章「アダージョ」
 収録時期:2008年6月28日

 フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 収録場所:ラインガウ、エーベルバッハ修道院(ライヴ)

● 特典映像:パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第9番)
 言語:英(字幕:独韓日)

 収録時間:本編118分、特典23分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:DTS-HD MA 5.1、PCM2.0
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ユーザーレビュー

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第9番は2009年6月、第10番(アダージョのみ)...

投稿日:2015/05/30 (土)

第9番は2009年6月、第10番(アダージョのみ)は2008年6月、いずれもエーベルバッハ修道院で収録。この素晴らしいマーラー・ツィクルスのほぼ唯一の欠点は、大半の曲がこの修道院での収録になってしまったこと。第9番は非常にポリフォニックな様式で書かれた曲だし、演奏者も複音楽的な線の絡み合いを克明に表出しようとしているのだが、聖堂内の長すぎる残響に災いされているのは明らかだ。けれども、演奏そのものは大変すばらしいと思う。ほぼ一年前の来日公演の時よりも、さらに練れた印象があり、6番、7番と並んでこのツィクルス白眉の演奏と言える。ただし、第9番の演奏と言うと、われわれ聴き手はその指揮者のマーラー解釈の総決算的な出来を期待してしまいがちだが、パーヴォとしてはこの時点でのベストを尽くしたことは間違いないものの、まだまだ発展途上の演奏だと思う。第1楽章は全体としては遅めのテンポを基本にしつつも、提示部の終わり、展開部の二度のクライマックスなど総譜がテンポ上げを指示している箇所での、きわだった加速の仕方が印象的。根本的にはクールなアプローチながら、そのために「熱い」、表現主義的な感触が感じられる。しかも徐々にアッチェレランドするのではなく、デジタル的にテンポが動く。第2楽章は3種類の舞曲の描き分けがテンポ配分とともに実に理想的。第3楽章はポリフォニーに目配りしつつも、一気呵成な速度で進む。しかし、終楽章の先取り部は非常に遅く、アダージョに近い。終楽章も遅めの基本テンポの中に、細かい緩急のアゴーギグを盛り込んだ演奏だ。 第10番のアダージョは2007年10月、ヴァージン・レーベルへの録音もあったが、やはりこちらの方がさらに熟した印象。遅いテンポによる濃密な表現だが、動きの細かい第2主題では、はっきりテンポを上げるなど、コントラストが鮮やかだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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