俊足名演! レイボヴィッツ / ベートーヴェン:交響曲全集(5CD)
2004年3月18日 (木)
レイボヴィッツ / ベートーヴェン:交響曲全集(5CD)
シェーンベルクやヴェーベルンに学び、“十二音音楽の使徒”と呼ばれて活躍した指揮者で作曲家、理論家で教育者でもあったルネ・レイボヴィッツ[1913-1972]。
レイボヴィッツといえば、自身のヴァージョンによる強烈な『禿山の一夜』がまず思い起こされますが、ベートーヴェンの交響曲全集もマニアには以前から人気の高いアイテムでした。
演奏の特徴はなんといってもその俊足なテンポ設定(第9のアダージョが12分28秒!)と、克明な各パートがつくりあげる明晰なテクスチュアにあります。
レイボヴィッツの演奏で聴くと、ベートーヴェンの音楽というのはなんと爽快で心地よい刺激に満ちたものなのかと改めて気づかされるわけですが、それにしてもこの楽しさは格別です。
CD化は今回が3度目となりますが、全集での登場は初めて。
リーダーズ・ダイジェストについて
アメリカの会員制の通信販売会社(出版社)である、リーダーズ・ダイジェスト社は、ステレオ初期に自社企画のクラシックLPも取り扱っており、数々の名盤を世に送り出したのは有名な話。
なにやらコンサート・ホール・レーベルと似ていますが、最も異なるのはその音質。クラシックのLPを、高いステイタスを持つアイテムとして捉え、サウンド・クオリティを重視したリーダーズ・ダイジェスト社は、その制作を高音質で知られた米RCAに依頼したのです。さらに、RCAは当時、英DECCAと提携関係にあったため、この録音のように、プロデューサーがRCAのチャールズ・ゲルハルト(ガーハート)、エンジニアがDECCAのケネス・E・ウィルキンスンというような夢の組み合わせが実現できたわけですが、実際、このコンビが達成したサウンド・クオリティには素晴らしいものがありました。
■交響曲第1番ハ長調作品21
1961年4月10〜12日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第2番ニ長調作品36
1961年4月10〜11日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
1961年4月10〜12日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第4番変ロ長調作品60
1961年5月30〜31日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
1961年4月12〜13日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
1961年4月12〜13日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第7番イ長調作品92
1961年4月5〜7日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第8番ヘ長調作品93
1961年4月14日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
■交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
1961年6月3日、5月7日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホールでのステレオ録音
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)
プロデューサー:チャールズ・ゲルハルト(ガーハート)(RCA)
エンジニア:ケネス・E・ウィルキンスン(DECCA)
交響曲最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
交響曲全集 レイボヴィッツ&ロイヤル・フィル(5CD)
ベートーヴェン(1770-1827)
価格(税込) :
¥3,630
会員価格(税込) :
¥3,158
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販売終了
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《展覧会の絵》《禿山の一夜》 レイボヴィッツ / ロイヤル・フィルハーモニック
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¥1,639
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販売終了
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輸入盤
『グレの歌』 レイボヴィッツ(2CD)
シェーンベルク(1874-1951)
価格(税込) :
¥5,269
会員価格(税込) :
¥4,585
まとめ買い価格(税込) :
¥4,005
在庫あり
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