トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > クラシック > 交響曲 > ムーティ&ベルリン・フィルの『グレート』(DVD)

ムーティ&ベルリン・フィルの『グレート』(DVD)

2010年1月22日 (金)

ムーティ&ベルリン・フィル、ヨーロッパ・コンサート2009
熱狂的興奮に包まれた、故郷ナポリ・サン・カルロ劇場ライヴ


毎年、楽団の創立記念日にあたる5月1日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」。巨匠ムーティが登場した2009年は、彼の生まれ故郷ナポリにある名門オペラ・ハウス、サン・カルロ劇場でおこなわれました。
 いま、脂の乗り切っているムーティがこの日に選んだプログラムは、すべてもっとも得意とするものばかり。幕開けは、オペラ指揮者としての本能を呼び覚ます巨匠のホーム・グラウンドたるヴェルディの『運命の力』序曲。この一曲で完全に聴衆の心を鷲づかみにしたあと、趣向を変えて取り上げられたのは、ここナポリで歿したマルトゥッチの代表作『追憶の歌』。ムーティはこの作品のレコーディングを1995年にもフレーニの独唱でスカラ座管とおこなっていますが、ここではアイーダやトスカといった役柄で評判を取った世界的名花ウルマーナが存在感抜群の歌唱でムーティの指揮に応えています。
 そして、コンサートの締め括りは、リートの作曲家シューベルトによる全篇歌謡性に富んだ交響曲『グレート』。歌の国イタリア出身、美しく旋律を歌わせることにかけては天性を認められたマエストロ、ムーティは、ウィーン・フィルとシューベルトの交響曲全集を完成させており、そのなかで1986年2月に『グレート』のセッション録音をおこなっています。このたびはウィーン・フィルと人気を二分する世界最高のオケ、ベルリン・フィルとの顔合わせということで期待が高まります。
 いよいよ2010年よりシカゴ交響楽団の第11代音楽監督に就任するムーティですが、実演での精力的な活動に比して、巨匠の近況を伝えるソフトの数は必ずしも満足できる状況とはいえないだけに、このたびのリリースは大いに歓迎されるものとおもわれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
・マルトゥッチ:『追憶の歌』
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944『グレート』
 ヴィオレッタ・ウルマーナ(ソプラノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 リッカルド・ムーティ(指揮)

 収録時期:2009年5月1日
 収録場所:ナポリ、サン・カルロ劇場(ライヴ)
 収録時間:98分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、ドルビー・デジタル5.1、dts サラウンド5.1
 オリジナル音声(マルトゥッチ):イタリア語
 字幕(マルトゥッチ):英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語
 NTSC
 Region All
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

%%header%%閉じる

%%message%%

featured item

洋楽3点で最大30%オフ このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です