【訃報】ユゲット・ドレフュスさん

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2016年5月19日 (木)

ユゲット・ドレフュスさん死去

エラート・レーベル、DENONレーベルなどへのレコーディングや来日公演でもおなじみだったフランスのチェンバロ奏者、ユゲット・ドレフュスさんが5月17日に亡くなられました。弟子にはクリストフ・ルセやオリヴィエ・ボーモンらも。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

【プロフィール】
ユゲット・ドレフュスは、1928年11月30日、アルザス地方のミュルーズに誕生。4歳からピアノを始め、戦後、17歳の時に高名なピアニストで教師のラザール・レヴィに師事し、パリのエコール・ノルマル音楽院では、ピアノと和声・対位法を学んでいます。
　やがて、パリ国立高等音楽院ではピアニストのノルベール・デュフルクにバッハ作品の解釈について学ぶなどしてプルミエ・プリを得て卒業。その間、イタリア、シエナのキジアーナ音楽院で、ランドフスカの門弟ルッジェーロ・ジェルリンにチェンバロを師事。
　1958年、ジュネーヴ国際コンクール、チェンバロ部門で優勝、以後、古楽を中心に、ソロやアンサンブル、コンチェルトなどで活躍したほか、1967年からはパリ・スコラ・カントルムやソルボンヌ大学、リヨン国立高等音楽院での教育活動もおこない、クリストフ・ルセやオリヴィエ・ボーモンらを育てました。（HMV）

　