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ドヴォルザーク『ルサルカ』(映像)

2011年6月28日 (火)

現代人のための苦い御伽噺!
クシェイによる賛否両論のドヴォルザーク『ルサルカ』
早くも映像で登場!


2010年10月にバイエルン国立歌劇場で上演されたドヴォルザーク『ルサルカ』は、鬼才マルティン・クシェイの斬新な舞台を巡って賛否両論あったものの、大きな話題を提供しました。もともと『ルサルカ』は、人間界に夢を抱いた水の精ルサルカが、犠牲を払って王子と恋に落ちるも、王子が心変わりし、しかし最後には呪いに苦しむ王子とルサルカが愛の死を迎えるという物語で、民話ならでは悲惨さをワーグナー張りのロマンティシズムに昇華したもの。クシェイはそれをさらに現代的に描き、金持ちの青年に恋をした娘の悲しみを前面に出した上で、第3幕はあっと驚く展開に仕立ててます。御伽噺の世界を期待していると驚かされるものの、民話が持っていた残酷性を伴った悲恋を現代的に表現した舞台としては成功しています。
 ルサルカのクリスティーネ・オポライスは、1979年、ラトヴィア生まれのソプラノ。近年ドイツ語圏を中心に大活躍しており、大ソプラノとしてのブレイクも間近と期待されている人。王子には、ローエングリンで大人気になったクラウス・フローリアン・フォークト。1970年生まれのこのドイツのテノールは、今こうした王子役を歌わせたら抜群です。出番は少ないながら存在感の求められる水の精には、1976年生まれのオーストリアのバリトン、ギュンター・グロイスベック。彼は今年バイロイト音楽祭への初出演が決まっています。外国の王女のナディア・クラステヴァは、1976年ブルガリア生まれのメッゾ・ソプラノ。ウィーン国立歌劇場を中心に活躍しており、メッゾの新星として大きな期待がかかっています。そして魔法使いには、1968年、ハンブルク生まれのメッゾ、ヤニナ・ベヒレと、勢いのある充実したキャストが組まれています。
 指揮は、2007年から2009年までブルノ国立歌劇場の音楽監督を務めたトマーシュ・ハヌス。新鮮で瑞々しい音楽で『ルサルカ』の魅力を存分に引き出しています。
 ボーナスにメイキング映像を収録。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』全曲

 クリスティーネ・オポライス(S ルサルカ)
 クラウス・フローリアン・フォークト(T 王子)
 ギュンター・グロイスベック(Bs 水の精)
 ナディア・クラステヴァ(S 外国の王女)
 ヤニナ・ベヒレ(Ms 魔法使い)、他
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 トマーシュ・ハヌス(指揮)

 演出:マルティン・クシェイ
 装置:マルティン・ゼートグルーバー
 衣装:ハイディ・ハックル
 照明:ラインハルト・タウプ

 収録時期:2010年10月
 収録場所:ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)

【BD仕様】
 収録時間:193分(本編156分+メイキング映像36分)
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:dts-HD MA 5.1, PCM Stereo
 字幕:英独仏西韓中(メイキングは英のみ)
 Region All

【DVD仕様】
 収録時間:193分(本編156分+メイキング映像36分)
 画面:カラー、16:9
 音声:DTS 5.1, PCM Stereo
 字幕:英独仏西韓中(メイキングは英のみ)
 NTSC
 Region All
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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クリスティーネ・オポライス

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