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チェコ・フィル震災復興支援ライヴ

2011年6月23日 (木)

東日本大震災復興支援チャリティー・コンサート
イオン・マリン指揮チェコ・フィル・ライヴ


2011年4月3日、チェコ・フィルが東日本大震災復興支援のためにチャリティー・コンサートをプラハ城内のスペイン・ホールで行いました。
 震災の少し前に来日し、3月10日から公演を開始、震災当日の3月11日含め、翌12日、13日と演奏をおこなったチェコ・フィルでしたが、原発の水素爆発事故の報道を受け、残りの公演はおこなうことができませんでした(残り4公演中の2公演はホールが使用不能)。
 震災報道で世の中が埋め尽くされる中、実際に日本にいてその惨状を目の当たりにしていたチェコ・フィルの楽員たちは、日本を助けるために何か出来ないかと考え、彼らの強い意志により、このチャリティー・コンサートが開催されることとなりました。
 チェコの文化省と在チェコ日本大使館の主催により、コンサートの模様はテレビやラジオ等で中継、放映中にも視聴者からの電話やインターネットにより日本震災への義援金を募るなど、日本に想いを馳せながらの抒情溢れる演奏は世界中に響き渡り、国を挙げての支援活動となりました。
 演目はチェコ・フィルの定番であるドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』と、アンコールで演奏されたシベリウスの『悲しきワルツ』というもの。
 チェコ・フィルといえば、伊勢湾台風が死者5000人という未曾有の被害を東海地方にもたらした1959年にカレル・アンチェルと共に来日、その際、心を痛めたアンチェルとチェコ・フィルが、義援金として100万円(今なら1000万円以上?)を供出したという美談でも知られています。
 共産圏の団体から西側にお金が動くという希有な話ですが、アンチェルとチェコ・フィル楽員たちのヒューマニストぶりをよく伝える話とも言えるのではないでしょうか。
 なお、制作のオクタヴィア・レコードでは、アルバムの収益金の一部を日本赤十字社を通じて東日本大震災復興支援のための義援金にするということです。(HMV)

【収録情報】
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』
・シベリウス:悲しきワルツ op.44-1

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 イオン・マリン(指揮)

 録音時期:2011年4月3日
 録音場所:プラハ城、スペイン・ホール
 録音方式:DSDレコーディング(ライヴ)

【イオン・マリン (Ion Marin) プロフィール 】
1986年、母国ルーマニアから亡命し、オーストリア国籍を取得。現在、スイスのルガーノに居住している。ルーマニア、ブカレストの名門ジョルジュ・エネスコ音楽院にて、作曲、指揮、ピアノを学んだ後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院およびシエナのキジアーナ音楽院で学ぶ。イオン・マリンの最初の主要なポストは、1986〜91年、クラウディオ・アバドの音楽監督時代、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任した事である。1994年以来、オペラ指揮者として、世界的な活躍をする。ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク国立歌劇場、パリ・オペラ座、フェニーチェ歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場を含むほとんどすべての主要なオペラハウスで指揮し、最近では、ミラノ・スカラ座(マスネ:マノン)、サンフランシスコ・オペラ(プッチーニ:ラ・ロンディーネ)、バイエルン国立歌劇場(マスネ:ウェルテル)に登場している。
 またシンフォニー指揮者としても確固たる名声を確立している。1990〜94年、ロンドン交響楽団を集中的に指揮し、そのレコーディングでも、高い評価を受ける。また、ドレスデン・シュターツカペレには定期的に登場している。これまでに、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、ベルリン放送交響楽団、国立パリ管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団を指揮する。
 後期ロマン派および20世紀の作品を中心としたオーケストラ指揮者としての高い評価を確立している。2006〜07年のシーズンには、ロシア・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者に就任したほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー、ウィーン交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、フランス国立管弦楽団を指揮。
 欧米での仕事に加え、2007〜08年シーズンには、NHK交響楽団、KBS交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団に登場。さらに、スウェーデン放送交響楽団、デンマーク国立交響楽団、ウィーン交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮する。
 2010年6月には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のワルトビューネ・コンサートを指揮し、2011年はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会にも、再び登場することになっている。(EXTON)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、シベリウス:悲しきワルツ マリン&チェコ・フィル(2011年4月3日、震災復興支援演奏会ライヴ)

CD

ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、シベリウス:悲しきワルツ マリン&チェコ・フィル(2011年4月3日、震災復興支援演奏会ライヴ)

ドヴォルザーク(1841-1904)

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