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クリストフ・ルセのフローベルガー

2010年3月29日 (月)

クリストフ・ルセ最新盤
国宝級の名器『Ioannes Couchet』を用いての渾身のフローベルガー

フローベルガーは、その生涯で鍵盤作品しか残していません(いくつかモテットが残されていますが、彼の個人的な様式を反映したものとはいえないとルセは指摘しています)。フローベルガーの死の直前、彼は後見人に、自分の作品を自分のように演奏できるものはいないだろうから、手稿譜をすべて破棄してほしい、と依頼していました。フローベルガーは、自身の作品を演奏する際、ルバートをたっぷりかけ、舞曲でもテンポを揺らして演奏した、という記録が残されています。これは当時としては極めて珍しいことでした。様々な楽曲を演奏し指揮してきて、経験も研究も充分に積んできたルセ会心の、フローベルガー作品集に仕上がっています。

【使用楽器について】
この録音には、Ioannes Couchetの名器が使用されています。クシェは、オランダの名工で、リュッカース一族の後継者でもあります。当楽器は、1652年に製作され、その後鍵盤の拡張などのリニューアルと改修を重ねながら、現在まで受け継がれているまさに国宝級のものです。ブックレット内には楽器の美しい写真も多数掲載されており、耳だけでなく目でも楽しめる充実の1枚です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
フローベルガー(1616−1667):組曲集
・組曲第2番ニ短調
・組曲第7番ホ短調
・組曲第8番イ長調
・組曲第9番ト短調
・組曲第10番イ短調
・組曲第12番ハ長調
 クリストフ・ルセ(チェンバロ)
 使用楽器:Ioannes Couchet(アントワープ1652年、1701年フランス)
 録音時期:2007年2月
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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