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1 people agree with this review 2023/07/08
評価の高い演奏ではあるが、演奏を論じる以前に録音があまりよくない。 DGなので仕方がない面もあるが、全体的に音がこもり気味でのっぺりとしていて細部が大味。録音のせいで演奏の勢いやダイナミックさが削がれていて、ウィーンフィルを聴いているという感じがしない。 なお私が個人的に愛聴しているのはショルティとカラヤン。
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0 people agree with this review 2022/07/04
先発のヘルツォークやミナーシと比べてややインパクトに欠ける感じがする。 それと最後の3つの交響曲にこだわらずプラハも録音して欲しい。
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0 people agree with this review 2022/04/13
モーツァルトの未完のヴァイオリンソナタを補筆した作品を集めたアルバム。 それなりによくできてはいるが、やや理屈っぽい曲になっている。 このアルバムの中間にある幻想曲の補筆は明らかに失敗。補筆したヴァイオリンは邪魔なだけでピアノだけの方がいい。
5 people agree with this review 2020/04/25
「カルロス・クライバー2020年度版」みたいな演奏。無理に全集にはしなくてもいいが、あと3番だけは録音して欲しい。
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1 people agree with this review 2019/10/18
この舞台の音楽の部分は、タミーノ=フランツ・ヨーゼフ1世、パミーナ=皇妃エリザベート、ザラストロ=ルードヴィッヒ2世、夜の女王=ゾフィー大公妃、モノスタトス=ビスマルク、パパゲーノ=マックス・エマヌエルとなって演じられる。台詞の部分は昔パパゲーノだったという初老の男が、物語を説明しながら狂言回しのようになって話を進めていくという展開になっている。こういった演出もアリだとは思うが、現代の左翼風なその初老の男の台詞は理屈っぽくて退屈、だがドイツでは(日本でもそうかもしれないが)こういった演出でも受けるのだろう。割としっかりした日本語字幕付き。
3 people agree with this review 2018/11/21
気を衒わないオーソドックスな名演だと思う。同曲の演奏は数年前のゲルギエフのものが期待外れだっただけにこのドゥダメルは当たりだ。オケは対抗配置。
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1 people agree with this review 2018/09/21
1,2楽章は早めのテンポでキリリと引き締まった名演。問題は後半の2つの楽章。3,4楽章はシューベルトの書きかけの草稿とロザムンデの音楽を転用した曲から成り立っていて、 シューベルトが書いた部分はよく言われるように凡曲で退屈だし、フィナーレに至っては「早く終わってくれ」と思いながら聴いていた。1,2楽章では水がとめどなく順調に流れていたのに、3,4楽章になると停滞し始め遂には水は枯れてしまった・・・。そんな感じ。中途半端にロザムンデの音楽を使うくらいなら、はじめから原曲を全曲や、抜粋で演奏すればよいと思う。 モツレクと同じく安直な補筆完成はいい加減慎むべき。
1 people agree with this review 2018/06/18
ピリオドオケによる新世界はおそらくこれで3枚目。急緩激しく、かなり個性的な演奏だが、何度か聴くうちに気にならなくなる。終楽章では他のレビューにもある通りシンバルが余分に鳴るなど、もっと話題になってもいいCDではある。余白は祖国の独立を願う愛国的な讃歌で、検索すれば日本語訳が見つかる。ただもう少し有名な曲を演奏して欲しかったかも。
0 people agree with this review 2018/06/14
近年ではよくあるモダンオケ、対向配置、部分的にピリオド楽器を用いたピリオドアプローチによる交響曲全集。同じモダンオケでのアダムフィッシャー盤と比較して、やや重めで、日本のオケらしくよい意味で中庸・無国籍的な演奏だ。だが金管やティンパニは割と控えめで(録音のせいもあるか?)、個人的には若干物足りなさを覚えた。アーノンクールやヤーコプスのようなデフォルメされた演奏がお好きでなければこちらの飯森盤がよいかも。
3 people agree with this review 2018/06/09
演出や踊りなどで飽きさせないような工夫はされていたものの、モーツァルトなどの後の作曲家の作品と比べると音楽もあらすじも単調で、すべて聴き通すのはやや苦痛だった。 またドイツのオケのせいかやや重めで、ラモー独特の優雅さや軽快さを欠く。 ただし輸入盤ながら日本語字幕は丁寧でしっかりしたものなので、この作品が未聴なら購入してもよいかも。
1 people agree with this review 2018/02/19
現在モーツァルトのピアノ協奏曲録音を進行中のアルテュール・スホーンデルヴィルト(AS)が意外にもモツレクを録音した。 演奏者は合唱団を含めて25人ほどで、ベームやカラヤンのような厚化粧的な演奏の対極にあるもの。 基本的にはジュスマイヤー版による演奏で、途中聖歌や他の作曲家による作品が挿入されている。 聖歌を入れるのはブリュッヘンが、リベラメはノイコムが作曲したものをマルゴワールがやっていた。 ついでながらリベラメはこのCDのザイフリートのものよりもノイコムの方が出来がいい。 肝心のASの演奏は素っ気のない淡白なもので、正直あまりいい印象は持たなかった。
6 people agree with this review 2017/11/27
ヤコプスがヘンテコな版でレクイエムを録音した。解説文にはジュスマイヤー版を尊重云々と書いてあるので、最小限の補筆にとどまっていると思いきや全く違っていた。 この版の細かな分析は他の方に譲るとして、音の変更や追加は当然のごとく行われており例えば・・・ ・ジュスマイヤー版では合唱で歌われている部分がこの版では独唱者によって歌われているところがあり、またその逆もある。 ・Lacrimosaはいろいろ細かな変更がされていて、Amenフーガはない。曲を色々いじっているのだからむしろこのフーガは付けてほしかった。 ・Benedictusは全く別の曲になってしまっている。 あまり書くとネタバレ的になるか。 ヤコプスの演奏は予想通り良いだけに版の選択に失敗してしまったようだ。 ジュスマイヤー版で全曲録音して、別にこの版を録音して2枚組にでもすればよかったのではないだろうか。 またそれほどレクイエムをいじりたいのであれば、モーツァルトの他の未完成作品(例えば大ミサ曲や協奏交響曲など)を補筆すればよいのにとこの版を聴きながら思ってしまった。
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1 people agree with this review 2017/11/23
このアルバムは管楽合奏のセレナード変ホ長調KV375(第2稿)とハ短調KV388のよくある組み合わせ。 クラリネット、バスーン、オーボエはモダン楽器だが、ホルンはナチュラルホルンで吹いていて、 アーノンクール張りの粗野で、ザラザラした響きが楽しめる。 最近はピリオド演奏でも妙に大人しく、音も平板で響きが綺麗すぎて平凡な演奏が多いので、このアルバムは収穫だった。
0 people agree with this review 2017/10/24
2006年のフェルゼンライトシューレでの演奏で、歌手もオケモまずまずといったところ。アリア、レチタチーィヴォともに多少のカットがある。フェニーチェ歌劇場のものを持ってきたため昨今のザルツブルグ音楽祭での支離滅裂な演出・衣裳ではないのは救いだ。最後のシッラが敵のチェチーリオを許す場面が若干変えられてはいたが特に違和感は感じなかった。このオペラはアリア集などでジューニアのアリアが2・3曲歌われる程度で全曲聴ける機会がほとんどないので、このDVDは貴重だ。ジューニアのアリア以外にも佳曲が多く、特にシッラの妹チェーリアのイタリアの澄み切った空のようなアリアがすばらしい。
0 people agree with this review 2017/09/17
アリア、レチタチーヴォともに多少のカットがあり、それによりこのオペラ特有の冗長さは回避されている代わりに、リブレット全体を知っている人間にとってはやや違和感や唐突感が残る場面がいくつかある。このオペラをあまり知らなければそういった印象はもたないのだろうが。また80年代のヘアメイクなので多少の野暮ったさは残る。近年ではこういった手間暇かかったオペラ映画は作られなくなっているので貴重な記録ではある。歌手、オケともに申し分なく楽しめた。
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