ヤナーチェク(1854-1928)

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CD 輸入盤

弦楽四重奏曲第1番、第2番 アルカディア四重奏団

ヤナーチェク(1854-1928)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORC100036
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヤナーチェク:弦楽四重奏曲『クロイツェル・ソナタ』『内緒の手紙』
ルーマニアのアルカディア四重奏団による優秀録音盤!


20世紀に書かれたヤナーチェクの弦楽四重奏曲には、スルポンティチェロなどの特殊奏法も用いられていますが、このアルバムではそうした刺激的なサウンドも優秀なクオリティで捉えられています。各楽器の音は近めで間接音も十分に収録されたこの録音では、セッション・レコーディングの強みが活かされており、たとえば『クロイツェル・ソナタ』第3楽章のスルポンティチェロの迫力にもかなりのものがあるほか、『ないしょの手紙』第4楽章のピツィカートの躍動感も申し分ありません。
 アルカディア四重奏団の大胆で思い切りの良い演奏は、ヤナーチェクの作品を表現力豊かに聴かせることにたいへん有効なようで、随所に魅力的な音楽を聴くことができます。

【ヤナーチェクの弦楽四重奏曲】
弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』は1923年の作曲。ある貴族宅で開かれたヴァイオリン・リサイタルでベートーヴェンのクロイツェル・ソナタを弾いたヴァイオリニストと、その貴族宅の若い妻がリサイタル後に親密になり、帰宅した夫から刺殺されるという筋書きのトルストイの小説にインスパイアされた作品。ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ第1楽章第1主題のリズム要素の変形引用や、第2主題のカノン風な引用を織り込みながら、スルポンティチェロで夫の嫉妬心を描くなど面白い聴きどころ多数の傑作となっています。
 弦楽四重奏曲第2番『内緒の手紙』は1928年の作曲。ヤナーチェクは63歳の時に38歳年下の人妻カミラ・シュテスロヴァーと出会い、74歳で肺炎で亡くなるまでの11年間に渡って600通以上に及ぶ文通をしたり、カミラ一家を自宅に招いたり、果ては遺言の内容を妻のズデンカよりもカミラを利するものに変更するなど情熱を傾けますが、創作面での代表となるのがこの『ないしょの手紙』です。遺言にこの作品を含むいくつかの作品の権利をカミラに相続させることを明記したヤナーチェクのカミラへのさまざまな思いの綴られた音楽には、第1楽章「カミラとの初めての出会い」、第2楽章「温泉地の思い出」、第3楽章「甘美な憧れ」、第4楽章「カミラを失う恐れと、それが満たされる望み」といったヤナーチェク自身の言葉が付されてもいます。また、カミラを表すためにヤナーチェクは当初はヴィオラ・ダモーレの使用を考えていましたが、のちにヴィオラに変更しています。

【アルカディア四重奏団】
2005年に結成されたルーマニアの弦楽四重奏団で、メンバーは全員、ゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの出身。2009年にハンブルク国際室内楽コンクールで優勝し、2011年にはオランダのアルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、2014年大阪国際室内楽コンクールをそれぞれ制した彼らの技量は非常に高度なもので、その表現力にも素晴らしいものがあります。(HMV)

【収録情報】
● ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番ホ短調『クロイツェル・ソナタ』
● ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番『内緒の手紙』

 アルカディア四重奏団
  アナ・テレク(ヴァイオリン)
  ジャスヴァン・ドゥミトルー(ヴァイオリン)
  トライアン・ボアルジャ(ヴィオラ)
  ゾルト・テレク(チェロ)

 録音時期:2013年2月2日(第1番)、2013年1月30-31日(第2番)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

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