ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

交響曲第7番、第1番 トスカニーニ&NBC交響楽団(XRCD24)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMM24XR08
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Xrcd

商品説明

トスカニーニ没後50年記念リリース
XRCD24 RCAトスカニーニ・オリジナル・エディション(8)

ベートーヴェン:交響曲第7番、第1番
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団

トスカニーニが生涯をかけて追求したベートーヴェン解釈の総決算。
オリジナル・マスター使用により、圧倒的な鮮度で復活する名演2曲。

当アルバムのベートーヴェンの交響曲2曲は、いずれも1951年に収録されました。この年の7月、長年連れ添った妻のカルラが死去し、悲嘆に暮れたトスカニーニは、それを打ち消すかのように演奏に没頭し、1951/52年シーズンでは、12回の放送演奏会に加えて20回もの録音セッションをこなしています。その結果、皮肉なことに、トスカニーニの最晩年で最も実りの多かったシーズンとなりました。
 トスカニーニによるベートーヴェンの交響曲第7番は、ニューヨーク・フィルとの1936年のSP録音が歴史的名盤として名高いものですが、このNBC交響楽団との1951年11月の演奏は、作品全体の強固な一貫性と構築性、細部の明快さ、オーケストラ書法の透明度の高さなどの点で、トスカニーニがその最晩年に到達した円熟の境地を物語っています(トータルの演奏時間も34:25⇒32:56と、1分30秒ほど短くなっている)。NBC時代に4回取り上げたうちの最後の演奏で、発売に際しては、トスカニーニのリクエストによって演奏会前日のRCAへの録音セッションのテイクと組み合わされて編集されています(第1楽章序奏部を除いては、ほとんど演奏会ライヴのテイクが用いられることになりました)。
 交響曲第1番は、上述の通り忙しい演奏活動の合間を縫って組まれたRCAによる録音セッションで収録されたもので、もともと交響曲第9番と組み合わされてLP2枚組で発売されました。同じ月(1951年12月)には、ブラームスの交響曲第4番、すでにXRCDシリーズでも発売されているエルガー『エニグマ変奏曲』やレスピーギ『ローマの噴水』が立て続けに収録されていることからもわかるように、この時期トスカニーニは演奏の面で一つのピークにありました。録音セッションの翌日には、イタリア健康組合のための慈善演奏会(NBCによる放送はされなかった)でも取り上げられています。曲全体に息づく躍動感は、「トスカニーニの晩年はリズムが硬直化した」という通説への反証となるものといえるでしょう。
 今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の原則通り、最もオリジナルなアナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢行。1950年代のモノラル録音としては驚異的なクオリティで収録されたトスカニーニ=NBC交響楽団の輝かしく豊潤なサウンドが、前代未聞の明晰さと色彩感を伴って瑞々しくよみがえっています。特にセッション収録された第1番は、トスカニーニの1951年以降のRCA録音に共通する、指揮者の頭上約5メートルの位置につるされたコンデンサー・マイク1本によるワンポイント収録で、細部のパートまで明晰に収録しながらも直接音を主体にしたバランスによる名録音でもあります。

今まで以上に豊潤なサウンドで甦ったベートーヴェン
『今回、XRCD24の画期的なリマスタリング・テクニックによって甦った当盤では、既出の通常盤よりも、各楽器の表情がさらに潤い豊かになる一方で、オーケストラの強奏時にも、鮮烈なエネルギー感とインパクトが保たれ、見通しの良い響きとカーネギー・ホールの空気感までもが確保されている点が好ましい。(・・・)XRCD24化に関しては、オリジナル・モノラル・マスター・テープに収録されていた驚くほど豊富な情報量を余すことなく再現することによって、トスカニーニ特有のエネルギー感を保ちつつ、潤いに満ちたみずみずしい響きを得ることに成功している。』―満津岡信育(ライナーノーツより)

ベートーヴェン:
・交響曲第7番イ長調作品92
・交響曲第1番ハ長調作品21
 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

 録音時期:1951年11月9日のセッションおよび11月10日のライヴ(第7番)、1951年12月21日(第1番)
 録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール(モノラル録音)
 オリジナル・プロデューサー:リチャード・モア
 オリジナル・レコーディング・エンジニア:ルイス・レイトン
 リマスタリング・エンジニア:杉本一家(JVCマスタリング・センター)
 マスターテープ・トランスファー:アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ)
 LP初出:LM-1756(September 1953)、LM-6009(October 1952, coupled with Symphony No.9)
 国内LP初出:LS-2016(December 1954)、LS-2012〜13(July 1954, coupled with Symphony No.9)
 解説: 満津岡信育、岡本稔ほか
 JVC K2 24 BIT REMSTERING/MONO

収録曲   

  • 01. レビューに記載

総合評価

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投稿日:2021/07/14 (水)

SP録音の旧盤も有名ですが、この50年代のモノラル録音も強烈です。XRCDになって、高音域は硬さ、耳に当たるきつさが残るもののDレンジは拡大し解像度なども向上したこのCDは購入の価値が十分にあると思います。演奏はフルトヴェングラー、クライバー(バイエルン国立とのライブ)と並ぶ不滅の金字塔であると勝手に決めこませてもらっています。

困ったお父さん さん | 三重県 | 不明

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投稿日:2019/06/10 (月)

ベートーヴェンの交響曲には多くの名演があり感動してきたが、1番だけはまだそういった演奏に出会うことができないでいた。ベートーヴェンといえど初期作品だからなぁと半ばあきらめかけていたところが、なんとこんな古い演奏がベストになろうとは思いもしなかったし、やはりベートーヴェンの音楽そのもので、まことに息を呑む演奏でした。改めてトスカニーニ大先生には参りました。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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音質向上のために、トスカニーニのベートー...

投稿日:2011/08/08 (月)

音質向上のために、トスカニーニのベートーヴェンへの敬慕、物凄い気迫がスポイルされてしまっている。旧盤を聴きなさい! トスカニーニはこんなもんじゃない!!

ひろの さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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