ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

交響曲全集 フランス・ブリュッヘン&新日本フィルハーモニー交響楽団(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TBRCD0134
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ブリュッヘン&新日本フィルとのベートーヴェン交響曲全集!

巨匠フランス・ブリュッヘン[1934-2014]が愛した新日本フィルとのベートーヴェン全集が登場。もともと長身痩躯の人でしたが、この録音の時期はさらに痩せて眼光の鋭さが目立っていました。演奏は生命力が漲るこの眼光通りの見事さです。ピリオド・アプローチだからこそ正しい演奏であるという単純な図式とは一線を画する、類まれな統率力と斬新なアイディアに満ちたベートーヴェン。アジテーション溢れる表現者ブリュッヘンの面目躍如の趣があります。録音も上々で、未亡人、ソリスト、合唱団のリリース快諾も頷ける逸品。オーケストラの配置はヴァイオリン両翼。右サイドにチェロ、左サイドにヴィオラ、コントラバスとなっております。美麗夫婦箱による装丁。(販売元情報)

【安田和信氏による解説より】
「音楽に内在する意味を聴き手に印象づけるために興味深い工夫が仕掛けられていた点も興味深かった。第3番《英雄》の冒頭で指揮台に上がるや否や、拍手も収まらぬまま、いきなり主和音2連発をお見舞いした時、聴き手の多くは驚愕したはず。また、第9番終楽章で、それまで舞台にいなかったバリトン歌手が袖からさっと姿を表し、手振りを交えながら「おお友よ、このような音ではなく」と歌い始めたのもユニークだった(他の独唱者たちはその後に入場)。ブリュッヘンは、歴史的な情報からヒントを得る演奏解釈に取り組み続けてきたパイオニアではあるが、作品の特徴を聴き手に伝えるためならば、いろいろな手段を使うのも躊躇わないのだろう。」

【デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン独唱)が語るブリュッヘン&新日本フィル『第九』の秘密】
「歌い出しのところで急いでステージに上がるというのは、フランスのアイデアなんです。 第4楽章の嵐のような不協和音が、親しみやすいバリトンの声によって静められ、やがて兄弟愛の偉大なテーマが歌われる・・・。彼は常に革命家であり、そうすることで2つの異なるスタイルの音楽の衝撃とコントラストを強調しようと考えたのです。フランスはまた、4人のソリストが汚れたジーンズとTシャツを着て、合唱団やオーケストラの正装と対照的であることを好みました。私はこのやり方が非常に強力な音楽的および社会的声明につながると思ったので、数人の指揮者にこうしようと提案したことすらあります。」(販売元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集

Disc1

● 交響曲第1番ハ長調 Op.21(10:02 / 8:28 / 3:39 / 5:58)
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』(18:55 / 13:41 / 5:34 / 12:04)

 録音時期:2011年2月8日

Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36(12:34 / 10:32 / 3:38 / 6:21)
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(11:37 / 11:54 / 5:36 / 3:15 / 9:03)

 録音時期:2011年2月8日(第2番)、16日(第6番)

Disc3
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60(11:41 / 9:04 / 5:33 / 6:49)
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(7:00 / 9:21 / 5:01 / 10:05)

 録音時期:2011年2月11日

Disc4
● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93(9:33 / 4:17 / 4:28 / 7:38)
● 交響曲第7番イ長調 Op.92(14:38 / 8:14 / 8:56 / 8:41)

 録音時期:2011年2月21日(第8番)、16日(第7番)

Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(14:38 / 13:32 / 12:21 / 23:04)

 録音時期:2011年2月21日

【第9番のソリスト、コーラス】
 リサ・ラーション(ソプラノ)
 ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ(アルト)
 ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
 栗友会合唱団

 新日本フィルハーモニー交響楽団
 フランス・ブリュッヘン(指揮)

 録音場所:東京、すみだトリフォニーホール(第1-7番)、サントリーホール(第8,9番)
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


総合評価

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カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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ボッセのベートーヴェン交響曲全集に続く国内オケの傑作の登場です。私は、正直、現代オケのノンビブラート奏法での演奏には若干抵抗があったのですが、この盤を聴いてその抵抗は全く消えました。弦の音がとてもきれいでよく伸びます。まるで天国までつながっているような、軽いけど心奪われる音です。3番は拍手が終わらないうちに演奏が始まり、クナ顔負けの迫力です。テンポも緩急使い分け、思わぬところでノンビブラートなのに貯めるところは白眉で、思わず嬉しくなってしまいました。全集をあっという間に聴き終えてしまいました。日本のオケ、捨てたものではありません。私は心から星5つ付けます。ブリュッヘンのもう一つの顔が見える演奏です。

dohnany さん | 埼玉県 | 不明

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投稿日:2022/05/12 (木)

18世紀オケとの革新的なベートーヴェン交響曲全集を作り上げたブリュッヘン。モダンオケとのライブということでワクワクしながら聴きました、が、オケが...強い・弱い、速い・遅い、だけでは音楽になりますまい。特に第1番と第9番の第4楽章は残念なものに。ライブではなくスタジオでセッション録音して目指す音楽を録音して欲しかったです。それでも第3番や第7番の第3楽章のように上手く言っている楽章もあるので、興味のある方はお聴きになられてはいかがでしょうか。

jin さん | 長野県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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