CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、第2番 アンドラーシュ・シフ、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団(2CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4855770
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



作品が生まれた時代の楽器で奏でられる清明で繊細なハーモニー!
シフが自ら指揮もつとめ、円熟の境地を余すところなく披露。


世界中のクラシック愛好家、そして批評家から絶大な信頼を集めるピアノ界の巨匠が満を持してブラームスの協奏曲2曲をECMへ新録音。自らが指揮もつとめ、オーケストラを縦横無尽に操り円熟の境地を余すところなく披露した両曲の最新決定版。
 誠実にキャリアを重ね、円熟の時を謳歌する現代最高の巨匠アンドラーシュ・シフ。近年では弾き振りの活動にも力点が置かれるようになり、ユニークな古楽音楽家集団、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団を弾き振りしての録音となる当盤では、自らが追い求める理想のブラームス作品像を至福のサウンドで実現しています。
 ピアノはブラームスが協奏曲第1番を作曲した1850年代のブリュートナーを使用。過度な重厚感や装飾を削ぎ落した清明で繊細なハーモニーが、聴き手に忘れ得ぬ感動を届けます。
 アンドラーシュ・シフはライナーノーツにこう記しています、「近年、私たちは重量級のブラームスの演奏に慣れてしまってきた。ピアノはいっそう強大に、パワフルになり、オーケストラは大規模に、個々の楽器も強く、たくましくなっている。演奏会場は巨大化した。〜中略〜ブラームスの音楽は、重たくも、鈍くも、分厚くも、騒々しくもない。そのまったく反対 ― 清明で、繊細で、特徴的で、ダイナミクスの陰影に満ちている。」(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
ブラームス:
● ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

Disc2
● ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83


 アンドラーシュ・シフ(ピアノ:ブリュートナー c.1859、指揮)
 エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団

 録音時期:2019年12月19-21日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


収録曲   

  • 01. 1. Maestoso
  • 02. 2. Adagio
  • 03. 3. Rondo. Allegro non troppo
  • 04. 1. Allegro non troppo
  • 05. 2. Allegro appassionato,
  • 06. 3. Andante
  • 07. 4. Allegretto grazioso

総合評価

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廃盤となったシフ・ショルティ・ウィーンフィルの録音を探していたところ、こちらのCDのリリースを知りました(Youtubeのシフ自身の解説は必見です)。 好事家さんの「オケは必要にして十分な厚みと力強さがあり、シフのソロも豊かな表現力に満ちています。」というコメントに全く同感です。 シフは、ブリュートナーの平行弦ピアノが持つ、現代ピアノにはない繊細な表現力、特に柔らかく甘い音色の魅力を引き出しています(20年前に気付いて欲しかった!)。このピアノは柔らかいだけではなく低音の力強さも持ち合わせています。 余談ですが、私にはバレンボイム・ピアノは平行弦の魅力をほとんど感じられませんでした。現代グランドピアノの音量を求めてしまったのでしょうか?仮にそうだとしたら、平行弦にした意味ないですよね… 平行弦ピアノ、もっと多くのピアニストが利用して欲しいですね。

悪代官 さん | 東京都 | 不明

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投稿日:2021/07/16 (金)

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まさやん さん | 新潟県 | 不明

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投稿日:2021/07/10 (土)

室内オーケストラとの共演、1850年代のブリュートナー使用ということで、こじんまりとしたインティメートな演奏かと想像していましたが、全く違う仕上がりです。オケは必要にして十分な厚みと力強さがあり、シフのソロも豊かな表現力に満ちています。シフは音楽家として優秀なだけではなく、ピアノを操る職人的な名手でもあり、非常に聴きごたえがあります。私もできればベーゼンドルファーを使って欲しかったと感じました。

好事家 さん | 千葉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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