チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD

交響曲第6番『悲愴』 フェレンツ・フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団(シングルレイヤー)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCGG9093
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
フェレンツ・フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団


初回生産限定/SA-CD〜SHM仕様/紙ジャケット仕様
日本独自企画

1963年に49歳で夭逝したフリッチャイ。彼は第二次世界大戦後の混迷したヨーロッパ楽界に彗星のように登場し、モノラル録音の時代からステレオの初期に活動、数多くのレパートリーを次々と録音していきました。そうした彼も病を境にその芸術が一変します。なかでもこの『悲愴』は二度目の手術後の再起第一作として、またドイツ・グラモフォン初の『悲愴』ステレオ録音をめざしたものとして意義深いものです。フリッチャイが一音一音を慈しみ、万感を胸に抱き演奏されたこの『悲愴』は彼の時代を明確に刻む記念碑といえるものです。
 DGのオリジナル・アナログ・マスターから独エミール・ベルリナー・スタジオにて2016年最新DSDマスターを制作。(メーカー資料より)

【収録情報】
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』


 ベルリン放送交響楽団
 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

 録音時期:1959年9月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 SACD Single Layer

 SACD対応プレイヤーで再生できます。

【音が見える! 躍動する! 世界が初めて耳にした別次元のクオリティ、SA-CD〜SHM仕様】
透明性/流動性に優れるSHM素材をボディに使用。更にDSD本来の特性が生きるシングルレイヤー(2ch)方式を採り入れた究極のSuper Audio CDシリーズです。
通常のCDプレーヤーで再生することはできません。2ch音源のみのディスクです。Multi-ch(サラウンド)は収録しておりません。(メーカー資料より)

内容詳細

1963年に49歳という若さでこの世を去ったフリッチャイがベルリン放送so.とともに1959年に録音したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。病からの再起第1弾で、一音一音を慈しんだような演奏を楽しめる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74≪悲愴≫ 第1楽章:Adagio-Allegro non troppo
  • 02. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74≪悲愴≫ 第2楽章:Allegro con grazia
  • 03. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74≪悲愴≫ 第3楽章:Allegro molto vivace
  • 04. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74≪悲愴≫ 第4楽章:Adagio lamentoso-Andante

総合評価

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フリッチャイが再起第一作となるレコーディ...

投稿日:2023/01/14 (土)

フリッチャイが再起第一作となるレコーディングにこの作品を選んだ理由が納得できる素晴らしい演奏。53年録音がベルリンフィルとのものだったので、フリッチャイとしては、気心の通じた手兵を相手に、得意曲でかつ病み上がりの当時の感情に寄り添うこの曲に対する自己の解釈を是非ともレコードに刻んでおきたかったのだろう。前録音と解釈の根本が変わっていないのは当然としても、明らかに気持ちの込め方が違う。弱音や時折浮かび上がるソロを丁寧に扱いながら、弦楽器にはただ音をなぞるのではない、音価いっぱいに緩みのない演奏を求めているのが手に取るように分かる。フォルテの部分では、「単に強く弾くのがフォルテではない、気持ちを込めろ」というフリッチャイのオーケストラに対する叱正が聞こえてくるような気さえする。 第1楽章では、弱音部のティンパニーに2か所ほど間違いがあり、終結部に編集ミスとも思われる音色、テンポのつながりの悪い部分が残ってしまったのが残念だが、これだけの演奏をなし遂げた後、フリッチャイにはもはや録音の細部をチェックする体力が残されていなかったのだろうと想像すると、歴史的意義が増す思いすらしてくる感動的な演奏といえよう(53年録音と比較すると、ティンパニーの間違いは、フリッチャイが通常と異なる楽譜を用いていたのではなく気持ちを込めた余りの奏者のミスと思われる)。

ワーさん さん | 東京都 | 不明

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チャイコフスキーの考えていた通りの、作曲...

投稿日:2021/03/21 (日)

チャイコフスキーの考えていた通りの、作曲家の理想に最も近いに違いない名演です。過去を振り返って思いどどまる気持ちが演奏に現われています。この味の濃さがなければ、チャイコフスキーの特徴は生かされないと思います。総決算のようなフィナーレでは、自然なテンポの流動が、音楽を一層感動的なものにしています。ほとんど激変のような変化ですら、痛切な音楽の流れの中で、全く作為を感じさせず自然に行われるのです。

classic さん | 茨城県 | 不明

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フリッチャイ自身が第1楽章の一部を再録音...

投稿日:2021/03/03 (水)

フリッチャイ自身が第1楽章の一部を再録音したいという希望がありながら、彼の早すぎる病死により実現出来なかった録音です。演奏は第一級のもので、分離の良いリマスターで音質も良く、楽しんで聞くことができました。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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