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チャイコフスキー(1840-1893)

SACD 交響曲第6番『悲愴』 フェレンツ・フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団(シングルレイヤー)

交響曲第6番『悲愴』 フェレンツ・フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団(シングルレイヤー)

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    ワーさん  |  東京都  |  不明  |  2023年01月14日

    フリッチャイが再起第一作となるレコーディングにこの作品を選んだ理由が納得できる素晴らしい演奏。53年録音がベルリンフィルとのものだったので、フリッチャイとしては、気心の通じた手兵を相手に、得意曲でかつ病み上がりの当時の感情に寄り添うこの曲に対する自己の解釈を是非ともレコードに刻んでおきたかったのだろう。前録音と解釈の根本が変わっていないのは当然としても、明らかに気持ちの込め方が違う。弱音や時折浮かび上がるソロを丁寧に扱いながら、弦楽器にはただ音をなぞるのではない、音価いっぱいに緩みのない演奏を求めているのが手に取るように分かる。フォルテの部分では、「単に強く弾くのがフォルテではない、気持ちを込めろ」というフリッチャイのオーケストラに対する叱正が聞こえてくるような気さえする。 第1楽章では、弱音部のティンパニーに2か所ほど間違いがあり、終結部に編集ミスとも思われる音色、テンポのつながりの悪い部分が残ってしまったのが残念だが、これだけの演奏をなし遂げた後、フリッチャイにはもはや録音の細部をチェックする体力が残されていなかったのだろうと想像すると、歴史的意義が増す思いすらしてくる感動的な演奏といえよう(53年録音と比較すると、ティンパニーの間違いは、フリッチャイが通常と異なる楽譜を用いていたのではなく気持ちを込めた余りの奏者のミスと思われる)。

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  • ★★★★★ 

    classic  |  茨城県  |  不明  |  2021年03月21日

    チャイコフスキーの考えていた通りの、作曲家の理想に最も近いに違いない名演です。過去を振り返って思いどどまる気持ちが演奏に現われています。この味の濃さがなければ、チャイコフスキーの特徴は生かされないと思います。総決算のようなフィナーレでは、自然なテンポの流動が、音楽を一層感動的なものにしています。ほとんど激変のような変化ですら、痛切な音楽の流れの中で、全く作為を感じさせず自然に行われるのです。

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  • ★★★★★ 

    LFA  |  千葉県  |  不明  |  2021年03月03日

    フリッチャイ自身が第1楽章の一部を再録音したいという希望がありながら、彼の早すぎる病死により実現出来なかった録音です。演奏は第一級のもので、分離の良いリマスターで音質も良く、楽しんで聞くことができました。

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  • ★★★★☆ 

    ゆあがり  |  愛媛県  |  不明  |  2016年12月16日

    SHM-CD版の音質は音の分離や解像度が不自然なほどに良いけれど、音に奥行きがなくバイオリンとティンパニが同じ距離で聞こえる、つまりデジタルプロセッシングよる音の鮮明さのみを強調したものであると言えるのではなかろうか。不自然さが先に立ってちょっとげんなりするのは否めない。最近の「リマスター」全般に言えることだが、何も解像度が全てというわけでもあるまいし、音を加工してまで「音の良さ」を売りにすることはないと思う。決して音は良くなってはいないのだから古い録音なりに聴かせてもらった方がありがたいと思うのはわたしだけだろうか。音の不自然な誇張のせいで演奏がしらけて聞こえるとしたら、何のための「高音質化」なのかということになる。なお、演奏についてはいまさら述べるまでもないが、フリッチャイ自身は第一楽章のこのテイクが気に入っておらず再録音を希望していたので、このレコーディングの発売を認めていなかったということは付け加えておきたい。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2013年01月30日

    チャイコフスキー交響曲第6番の最高の演奏と信じて疑わないフリッチャイ盤が、こうしてLP化されたことは本当に文化的価値のあることです。CDを凌駕する音質にただただ感激しております。涙なしでは聴けない演奏ですね。

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  • ★★★★★ 

     |  京都府  |  不明  |  2012年06月03日

    CDでも気に入っていた盤ですが、LPは特に音質の点で優れていると思います。演奏は名盤として定評のあるもので改めて論評するまでもないですが、 一度聴いてみる価値があると思います。ちなみにオルトフォンms20super タンノイ カンタベリーSE ウエスギのシステムです。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年10月31日

    以前CD盤で書き込みましたレビューを繰り返す事となりますが、とにかく高品質LP盤ででも残されるべき永遠の名演奏というのに相応しい演奏であります。1959年フリッチャイ45歳の時のBRSOを振った録音で何と暗い慟哭なのでしょう。タイトルにこれ程則した演奏はやはり「最高」ランクと申せましょう。フリッチャイの演奏は病気前後でかなり異なるとよく言われるのですがこの「悲愴」交響曲も1953年BPOを振ったもの(演奏タイム@16’40A7’33B7’35C8’52)とタイムとしては本盤演奏が@21’30A9’20B8’55C11’03と全体にテンポは急がずたっぷり入念に思い入れを摺りこんでおりこの約10分差ででは全部を聴いた後かなり落ち込みそう。録音もクリヤーで強靭な張りがあり内声部も充実しております。第2楽章はいっときのレスト、次に続く第3,4楽章の準備をしているようです。私の聴いているCDジャケットのフリッチャイ像も体調すぐれないことも推測されこの録り直しも検討したほど全て渾身使い果たしたこの演奏の意義を物語っているようです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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