チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

交響曲第5番、第6番『悲愴』、管弦楽曲集 ケンペン&コンセルトヘボウ管弦楽団(2CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4808536
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ケンペンの熱きチャイコフスキー

1951年の1月から12月までの間に、オランダの名指揮者パウル・ファン・ケンペンはコンセルトヘボウ管とともにチャイコフスキーの主要な管弦楽作品集を集中して録音しました。これは長年、コレクターの間で重用されていた演奏です。演奏は白熱し、ここに刻まれた音は燃え上がる炎のような熱を帯びています。もともとこのオーケストラの第2ヴァイオリン奏者としてキャリアをスタートさせたケンペンだけあって、オーケストラのドライブはお手の物であり、チャイコフスキーを演奏するにあたっても、過去の解釈に捉われることなく、極めて主張の強い演奏が可能となったのでしょう。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
チャイコフスキー:
・交響曲第5番ホ短調 Op.64
・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
・イタリア奇想曲 Op.45
・幻想序曲『ロメオとジュリエット』
・序曲『1812年』 Op.49
・スラヴ行進曲 Op.31

 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 パウル・ファン・ケンペン(指揮)

 録音時期:1951年
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 録音方式:モノラル(セッション)
 原盤:PHILIPS

収録曲   

  • 01. Tchaikovsky
  • 02. Symphonies Nos. 5 & 6
  • 03. Capriccio italien
  • 04. Romeo and Juliet
  • 05. 1812 Overture
  • 06. Marche slave

総合評価

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演奏評価は満点。音質は曲によってばらつき...

投稿日:2016/11/02 (水)

演奏評価は満点。音質は曲によってばらつきがあり,残念ながらかなりクセがあって5点満点中の3点というところ。序曲「1812年」やスラヴ行進曲や「悲愴」などの高域強調のとげとげしい音質は問題だが,ケンペンのすさまじい演奏は現代では死に絶えたかけがえのない存在であり,音質はさておいて演奏を尊重して満点評価とした。近年の演奏にありがちな,ミスなく整っていながら生気を失った演奏や微に入り細を穿ちながら全体への見通しを失った独りよがりな演奏とケンペンの演奏を対比すると,音楽することの本質とは何なのかを考えざるを得なくなる。演奏は剛直そのもので,金管をバリバリ鳴らせたかと思うと,弦に強靱なカンタービレを表現させ,聞き所満載である。第五交響曲の第4楽章でのピツィカートによる上昇オクターブはこれほど際立って強調させた例が他になく,ハッとさせられる。これほどメリハリのきいた演奏は現代ではお目にかかることができないのではないか。これらの演奏にはチャイコフスキーの民族性であるとか解釈の正当性への配慮は存在せず,楽譜のカットや改編によって強くエンターテイメント性を打ち出しながら,それでも魂のこもった芸術を感じさせるところ,ケンペンの芸風の一括りにできない幅広さがある。いにしえの熱く熱く音楽に接していた時代の凄演がここにある。これらの録音を,是非とも人類の文化遺産として,現代でも通用するようなバランスのよいみずみずしい音質に調整して再発を願いたい。手を入れて残すだけの価値が間違いなくある。

広島のパヴァンヌ さん | 広島県 | 不明

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ケンプとのベト協全集で感服して買ったのだ...

投稿日:2015/04/23 (木)

ケンプとのベト協全集で感服して買ったのだが、今度も感服。この時代の指揮者たちってほんと凄かったんだと思い知らされる名演です。51年の集中的録音で、原盤は多分蘭フィリップスですが録音は良好。ただし同時期・同オケのベイヌムのデッカ盤に比べると鮮明度や色彩度より、音の厚みや威力が勝った感じですね(でもこれもデッカ盤もあるんですね。リマスターで音違うのでしょうか?私の聞いたのはAndromeda盤)。まずこの頃のコンセルトへボウの実力は、ベイヌムのボックスでも感嘆しましたが、ここでもそれは同じ。すさまじい腕前と体力!ケンペンはオランダ人ですが、ドイツ国籍を取得し、主戦場はドイツだったようです。ベイヌムとの兼ね合いとかあったのでしょうか?それはともかく、このチャイコフスキーもどれも全くドイツ風で重心が低く、雄大かつ豪快極まる演奏です。管が咆哮している所でも(そこも凄いが)、弦が負けずに刻みでも何でも唸るように弾き切るっていう感じ。音のアーティキュレーションの克明さが凄いので彫りが深いこと(これはベイヌムとも共通。とくに「悲愴」が目立つ)!暴風雨のようなチャイコフスキー。五番は終楽章が大胆なカット(これは元々ハンブルクでの作曲者自身からの伝統でもあるとか)と最後のプレストに突入する直前の所で追加されたシンバルの二連発でも有名ですが、楽章冒頭からぐっとテンポを落として重戦車のように突進する所は見事というほかはありません。ケンペン、大将軍の貫禄です。この迫力に匹敵できる演奏は殆どないでしょう。カットは不自然ではないものの、あれもうコーダ?という感じではあります。シンバルはそれなりに効果的だと思うし、バランス的におかしい音量ではなく、まぁ、凄いね、それにしても。いやはや。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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かつてフィリップスから出ていたLPで聴いて...

投稿日:2013/12/30 (月)

かつてフィリップスから出ていたLPで聴いていました。チャイ5は終楽章に驚くべきカットがあります。ケンペン自身によるものかどうかはわかりません。オケのサウンドはメンゲルベルク時代そのもので、ベイヌム同様、ケンペン自身の芸術性と共に大変魅力的です。50年代前半のこの時期、コンセルトヘボウ、ベルリンフィルとの多くの録音が残されています。このチャイコと同じように、熱く躍動感溢れる演奏です。是非、一つのセットにまとめて欲しいと思います。

gasteig さん | 愛知県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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