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チャイコフスキー(1840-1893)

CD 交響曲第5番、第6番『悲愴』、管弦楽曲集 ケンペン&コンセルトヘボウ管弦楽団(2CD)

交響曲第5番、第6番『悲愴』、管弦楽曲集 ケンペン&コンセルトヘボウ管弦楽団(2CD)

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    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2016年11月02日

    演奏評価は満点。音質は曲によってばらつきがあり,残念ながらかなりクセがあって5点満点中の3点というところ。序曲「1812年」やスラヴ行進曲や「悲愴」などの高域強調のとげとげしい音質は問題だが,ケンペンのすさまじい演奏は現代では死に絶えたかけがえのない存在であり,音質はさておいて演奏を尊重して満点評価とした。近年の演奏にありがちな,ミスなく整っていながら生気を失った演奏や微に入り細を穿ちながら全体への見通しを失った独りよがりな演奏とケンペンの演奏を対比すると,音楽することの本質とは何なのかを考えざるを得なくなる。演奏は剛直そのもので,金管をバリバリ鳴らせたかと思うと,弦に強靱なカンタービレを表現させ,聞き所満載である。第五交響曲の第4楽章でのピツィカートによる上昇オクターブはこれほど際立って強調させた例が他になく,ハッとさせられる。これほどメリハリのきいた演奏は現代ではお目にかかることができないのではないか。これらの演奏にはチャイコフスキーの民族性であるとか解釈の正当性への配慮は存在せず,楽譜のカットや改編によって強くエンターテイメント性を打ち出しながら,それでも魂のこもった芸術を感じさせるところ,ケンペンの芸風の一括りにできない幅広さがある。いにしえの熱く熱く音楽に接していた時代の凄演がここにある。これらの録音を,是非とも人類の文化遺産として,現代でも通用するようなバランスのよいみずみずしい音質に調整して再発を願いたい。手を入れて残すだけの価値が間違いなくある。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年04月23日

    ケンプとのベト協全集で感服して買ったのだが、今度も感服。この時代の指揮者たちってほんと凄かったんだと思い知らされる名演です。51年の集中的録音で、原盤は多分蘭フィリップスですが録音は良好。ただし同時期・同オケのベイヌムのデッカ盤に比べると鮮明度や色彩度より、音の厚みや威力が勝った感じですね(でもこれもデッカ盤もあるんですね。リマスターで音違うのでしょうか?私の聞いたのはAndromeda盤)。まずこの頃のコンセルトへボウの実力は、ベイヌムのボックスでも感嘆しましたが、ここでもそれは同じ。すさまじい腕前と体力!ケンペンはオランダ人ですが、ドイツ国籍を取得し、主戦場はドイツだったようです。ベイヌムとの兼ね合いとかあったのでしょうか?それはともかく、このチャイコフスキーもどれも全くドイツ風で重心が低く、雄大かつ豪快極まる演奏です。管が咆哮している所でも(そこも凄いが)、弦が負けずに刻みでも何でも唸るように弾き切るっていう感じ。音のアーティキュレーションの克明さが凄いので彫りが深いこと(これはベイヌムとも共通。とくに「悲愴」が目立つ)!暴風雨のようなチャイコフスキー。五番は終楽章が大胆なカット(これは元々ハンブルクでの作曲者自身からの伝統でもあるとか)と最後のプレストに突入する直前の所で追加されたシンバルの二連発でも有名ですが、楽章冒頭からぐっとテンポを落として重戦車のように突進する所は見事というほかはありません。ケンペン、大将軍の貫禄です。この迫力に匹敵できる演奏は殆どないでしょう。カットは不自然ではないものの、あれもうコーダ?という感じではあります。シンバルはそれなりに効果的だと思うし、バランス的におかしい音量ではなく、まぁ、凄いね、それにしても。いやはや。

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  • ★★★★★ 

    gasteig  |  愛知県  |  不明  |  2013年12月30日

    かつてフィリップスから出ていたLPで聴いていました。チャイ5は終楽章に驚くべきカットがあります。ケンペン自身によるものかどうかはわかりません。オケのサウンドはメンゲルベルク時代そのもので、ベイヌム同様、ケンペン自身の芸術性と共に大変魅力的です。50年代前半のこの時期、コンセルトヘボウ、ベルリンフィルとの多くの録音が残されています。このチャイコと同じように、熱く躍動感溢れる演奏です。是非、一つのセットにまとめて欲しいと思います。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年01月15日

    ベートーヴェンと並ぶケンペンの代表的な名盤。LP末期からCD初期に廉価盤で出ていたのでおなじみの方も多いはず。テンポは遅めで、メンゲルベルクの鍛えた重厚なオケを駆使して男臭いロマンが漂わせる名演。

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  • ★★★★★ 

    天使  |  宮城県  |  不明  |  2010年12月11日

    とても懐かしい演奏です。なけなしの小遣いをためてLP買い求めたチャイコフスキーです。これはとても質の高い演奏です。アンサンブルの素晴らしいコンセルトヘボーの実力が十二分に発揮されています。聴いていてゾクゾクします。二つの交響曲はもちろんですがその他の曲も素晴らしいできばえです。ケンペンにはもっと多くの録音を残してほしかった。

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  • ★★★★★ 

    りっく  |  埼玉県  |  不明  |  2009年05月27日

    このアルバムは、「彼の伝説的チャイコフスキー」と銘打ってあるように、ケンペン51年の名録音を集めたものです。大変、質が高い演奏で、その前年に亡くなったメンゲルベルクの影を感じながらこの質の高い演奏を聴くと、かえって損だと思います。コンセルトヘボウの楽団の上手なこと。それを完璧にコントロールするケンペンは、泣きも入れずドライにもなりすぎず、しかし、十分によく歌って、情熱的なところは滅法情熱的、本当にすばらしいチャイコをきかせてくれます。二曲の交響曲はとくにすばらしい。聴いていて飽きることがありません。ベイヌ

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年03月09日

    ケンペンの「悲愴」は多分に同オーケストラでのメンゲルベルク指揮の「悲愴」へのアンチテーゼのような演奏という先入観をもって聴かざるをえないような当時の状況だったと思います。ケンペンは決して小細工はせず、第1楽章〜第3楽章の過不足ない表現は充分楽しませてくれます。終楽章の切々たる泣きは訴えますが例の抉りのところはやヽ高音部が勝ちすぎ低音部が弱く聞こえるのは古いモノラルのせいと割り切り第6番は素晴らしいです。なお、他の曲は聴いていませんので全体としてOK以上(第4番もあれば後期交響曲である程度まとまるのですが・・)。

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