ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第8番 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル(1982)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT312
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


これほどまでに凄かった!
ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ8番、1982年盤が
未亡人所蔵の音源から新マスタリング。ついに真の姿を現した!


衝撃のリリース。ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる1982年のショスタコーヴィチの交響曲第8番といえば、空前の名演として他の録音を寄せつけない特別な存在となっていました。しかしフィリップスからの発売当初から、ピッチの異常による音程の不安定とテンポの早まりが指摘されてきました。にもかかわらず演奏の凄さが問題を凌駕して不動のベスト盤に君臨し続けています。
 その後、「Russian Disc」からピッチ修整盤がリリースされましたが、音質がイマイチだったためファンの満足を得られませんでした。さらに「Regis」からもピッチ修整盤がリリースされましたが、ノイズリダクションのためか、生々しい迫力がそがれたような印象で、これも満足のいくものではありませんでした。
 そうした不満を解消したディスクがついに登場します。未亡人所蔵の音源から「Altus」が念入りにマスタリングを施し、フィリップス盤をも上回る生々しさ
に加え、ピッチを正したことで凄絶さが増して、ちょっと人間業とは思えぬ次元の演奏が蘇りました。

【フィリップス盤】(I. 24:33/ II. 6:07/ III. 6:17/ IV. 9:37/ V. 12:58)
【アルトゥス盤】(I. 25:48/ II. 6:24/ III. 6:35/ IV. 10:06/ V. 13:44)

同一演奏ながら、全体で3分、特に第1楽章は1分15秒も長くなっています。その結果、重心はさらに下がり、厳しさ、音楽の巨大さが恐ろしいまでに迫ってきます。また第3楽章での凶暴な速さと巨大なエネルギーは、ホールを破壊してしまうのではという凄さ。そして終結部の恐いまでの緊張感。これまでの1982年盤も別格の存在でしたが、この「Altus」盤はついに真なる奇跡の演奏を再現したと申せましょう。とにかく最初の音から金縛りにあったように動けなくなります。
 ショスタコーヴィチの交響曲第8番は1943年に作曲、ムラヴィンスキーに献呈されました。同年11月3日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団により世界初演。ムラヴィンスキーは生涯に36回演奏し、6種の録音が残されています。なかでも1982年盤は、この曲のベスト演奏としてショスタコーヴィチ・ファンの至宝とみなされています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65


 レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

 録音時期:1982年3月28日
 録音場所:レニングラード・フィルハーモニー大ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 32bit Digitally Remastered

 ディスクは国内プレスとなります。

総合評価

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この盤の解説を読むと、フィリップス盤のピ...

投稿日:2023/12/09 (土)

この盤の解説を読むと、フィリップス盤のピッチの上ずりを修正し「オリジナル」に近づけたように書かれている。実際に本盤を聴いてみると、この盤のピッチは一般的にオーケストラの標準ピッチと言われる440より6−8Hzほど低い。同じメーカーがムラヴィンスキーの未亡人から手に入れたというテープを使った他の盤では、ここまでピッチが低い盤はないし、むしろムラヴィンスキーの音源では、カラヤンなどと同じ445-446Hzのものが多い。メーカーは、フィリップス盤が半音ほど高いという俗説を信じ、半音下げてしまったのだろうか? このメーカーは以前、交響曲第5番《革命》の1973年5月3日の音源をCD(ALT191) で出していたが、のちに同じ音源をSACD(ALTSA191)で出し直した際には、第4楽章の音源を9枚組セット(ALT127)の CD7 と同じ演奏に黙って差し替えている。ジャケット写真は同じなのに・・・。これらを見てもメーカーの音源に対する敬意のなさが伺える。

cherubino さん | 不明 | 不明

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この特別な記録をこんなに良い状態で一般に...

投稿日:2023/01/10 (火)

この特別な記録をこんなに良い状態で一般に提供してくださることには本当に感謝の一語。でも皆さんおっしゃるようにCDのすぐあとにSACDっていうのは、御商売のやり方としてどうでしょうか。かつてAltusと聞けばよい音で名演奏の復刻と信頼できるメーカーでしたが、ここしばらくはAltusから新譜と聞くとまず警戒、勘繰りの癖がつきました。私もCD、SACD両方持っている演奏が複数あります。買う方もバカかもしれないが、やる方もね。こういうのって音盤文化の持続とかSACDメディアの普及にプラスになるのでしょうか。みんなが使えるCDメディアで一部のマニアにしか手にできないアナログ名盤の復刻にトライし続けるGSとはだいぶ再発の趣旨が違う。かつてのM型ライカ、昨今ではSe-ko腕時計の手を変え品を変えのリバイバル、一部マニアは御熱心ですが、マーケットはいずれそっぽを向く。馬鹿々々しさに気づき熱が冷めたころには中古マーケットに値崩れした品物があふれる。市場の消費性向は変わりつつあります。良いもの一つをずっと大事に、買い手の願いを弁える企業でないと市場の信認を失いますよ。

kentaroh さん | 新潟県 | 不明

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ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル...

投稿日:2021/02/22 (月)

ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの良さが出た厳しい演奏であるが、個人的にはゲルギエフとマリインスキーの方が好きである。

gakusei さん | 北海道 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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