CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲 西山まりえ(チェンバロ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AMOE10003
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

西山まりえバッハ・エディション 1

ゴルトベルク変奏曲

バッハ作品をチェンバリストのゴールと位置づける西山まりえによる「バッハ:チェンバロ作品全集」第一弾の登場。チェンバロだけでなく、バロック・ハープ、オルガネット、さらには歌もこなし、ルネサンスからバッハへと至る音楽の歴史を多面的に検証してきたマルチプレイヤー西山まりえならではのバッハ像がここにあります。
 西山は、即興演奏家としての立場からこの作品を再熟考、第30変奏(最終変奏)「クオドリベット」とアリアには、この曲を見直す重要な鍵、アリアそのものが、第30変奏にだけ用いられたベルガマスカの旋律(原曲はルネサンス期に成立)の変奏であることをふまえた西山の演奏は、新たな翼を得たかのように流麗かつ自由闊達。バッハが目の前に降りてきて即興しているかのような錯覚すらおぼえる演奏です。アートワークは『神童』で有名なさそうあきら氏担当。(キングインターナショナル)


・J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 西山まりえ(チェンバロ)
 録音時期:2007年1月9〜11日
 録音場所:Hakuju Hall, Pro Tools HD Recording System 24Bit/192KHz

【ミノタウロスの迷宮/矢澤孝樹】
〈ゴルトベルク変奏曲〉というミノタウロスの迷宮は、数多の名演が引いたアリアドネの糸によって、もはや歩き慣れた道筋のように思えるときがある。だが、西山まりえの〈ゴルトベルク〉は、アラベスク模様を描く装飾と、足どりを撹乱する自在なテンポの揺らぎによって、迷宮に無数の枝道があることを示す。喜んで、足を踏み入れよう。そこには見たことのない、魅惑的な風景が広がっている。これは高橋悠治の新盤と並んで、私たちを解放する〈ゴルトベルク〉なのだ。(矢澤孝樹)

【西山まりえ プロフィール】
東京音楽大学付属高等学校、及び同大学ピアノ科を卒業。同大学研究科チェンバロ科修了。チェンバロを渡邊順生、オルガンを植田義子の各氏に師事。バーゼル・スコラ・カントールム及びミラノ市立音楽院に留学。
 チェンバロをリナルド・アレッサンドリーニ、ニコラウ・デ・フィゲイレド、ヒストリカル・ハープをハイドゥルン・ローゼンツヴァイク、マーラ・ガラッシ、通奏低音及びアンサンブルをイェスパー・クリステンセン、中世アンサンブルをペドロ・メメルスドルフの各氏に師事。
 第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位上原賞および栃木〔蔵の街〕音楽祭賞受賞。アンサンブル「アントネッロ」のメンバー、またチェンバロとハープ両方の楽器を操るソリストでもあり国際的に活躍中。これまでに日本やイタリア・スペイン等のヨーロッパで多数の録音をしている。
 国内で高い評価を受けたCD「見果てぬ夢の先―スペイン・チェンバロ音楽」(1999年発売)は、2003年に本国スペインでもリリースされ、最優秀推薦盤(リトゥモ誌)として選ばれるなど話題を呼んだ。またALM Records(コジマ録音)からは、邦人初となるルネサンス・ハープのソロ・アルバム「王の踊りとシャンソン」(「音楽現代」推薦盤)とチェンバロのソロ・アルバム「ジュピター〜情熱の嵐〜 フォルクレ:クラヴサン曲集」(「CDジャーナル」2004年を彩った全CDベスト100選定盤、「毎日新聞」ベスト3推薦盤)を発売し、いずれも高い評価を受けている。

収録曲   

  • 01. バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988[79:26] アリア 4:28
  • 02. 第1変奏 2:02
  • 03. 第2変奏 2:18
  • 04. 第3変奏 同度のカノン 2:16
  • 05. 第4変奏 1:25
  • 06. 第5変奏 2:11
  • 07. 第6変奏 2度のカノン 1:45
  • 08. 第7変奏 ジーグのテンポで 1:19
  • 09. 第8変奏  1:47
  • 10. 第9変奏 3度のカノン 2:43
  • 11. 第10変奏 フゲッタ 1:56
  • 12. 第11変奏 1:30
  • 13. 第12変奏 4度のカノン 4:00
  • 14. 第13変奏 5:35
  • 15. 第14変奏 2:17
  • 16. 第15変奏 5度の転回カノン 2:58
  • 17. 第16変奏 序曲 1:29
  • 18. 第17変奏 2:37
  • 19. 第18変奏 6度のカノン 2:37
  • 20. 第19変奏 1:32
  • 21. 第20変奏 2:32
  • 22. 第21変奏 7度のカノン 2:23
  • 23. 第22変奏 アラ・ブレーヴェ 1:35
  • 24. 第23変奏 2:30
  • 25. 第24変奏 8度のカノン 2:20
  • 26. 第25変奏 6:45
  • 27. 第26変奏 1:55
  • 28. 第27変奏 9度のカノン 1:46
  • 29. 第28変奏 2:06
  • 30. 第29変奏 2:12
  • 31. 第30変奏 クオドリベット 2:06
  • 32. アリア・ダ・カーポ 2:29

総合評価

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解釈どうこう以前にチェンバロの音があまり...

投稿日:2010/04/19 (月)

解釈どうこう以前にチェンバロの音があまりに汚い。まだ世界の一流に伍して語るレベルの奏者ではないのでは。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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この演奏はアリか?ナシか?とすればアリか...

投稿日:2009/08/18 (火)

この演奏はアリか?ナシか?とすればアリかと思う。次から次へと優秀なゴルトベルク変奏曲(以下GV)の録音が発売される中、もはやここまでしないと目立たない。最も自由奔放な演奏である。賛否両論は免れない。どれも同じに聴こえる昨今のGVに飽きた耳には非常に新鮮だ。では、優秀な演奏なのか?崩しまくって風変わりにしただけとも言える。曽根だって鈴木だって中野だって故意にやようと思えばやれると思う。ただ普通はしない。リズムは不明確で音の長さも楽譜とは違う。下手といわれた晩年のカール・リヒターのGVライブ演奏に近いと本気で思う瞬間すらあった。しかし、音楽は正確である必要はない。それこそ、リヒターの演奏が何故かとてつもなく魅力的であるのと同様、激しく崩した(崩したつもりはないのかもしれないが・・)GVも捨てがたい。絶賛すべきは思い切ってこういう演奏をしたことである。単なる優秀盤を目指せばそれは曽根の演奏に類似するだけで個性は出ない。フォルクレ全曲盤やフランス組曲での西山も奇抜であったが、今回はそれらを超えた。確実なことは・・・、GVのスタンダードではないこと、初心者は手を出さないのが無難であること、疲れる可能性があること、拒絶反応が出る可能性があることであろう。通だけが分かる世界でたった一つのGVである。

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こんな演奏はじめて聴きました

投稿日:2008/02/16 (土)

こんな演奏はじめて聴きました

いわい さん | 千葉 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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