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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/02/25
論者は著名な戦略家であり、世間一般とは違う見解で刺激的な内容になっております。 既刊と共におすすめです。
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最近5Gや中国の大手IT企業が話題になっておりますが、その背景にある中国の戦略を理解する事ができる本です。サイバー戦にとどまらずに中国の情報全般の戦略を解説しております。中国の近隣国として付き合う上で知っておきたいですね。なお、原著は2017年発行とのことです。
傑作輸送機で数多くの国で使用されているC-130輸送機の解説本です。 最新のJ型の解説が多いようです。 輸送機という地味な機種がゆえかあまり日本語での解説本がないので貴重です。
2009年に出版されたものを増補しております。 戦後の日台関係を通史的に扱った本はあまり見当たらないので貴重です。 巻末の日台関係年表/文献目録も重宝します。 この分野の基本書・必読書だと言えます。
イスラエルとアラブ諸国の中東戦争の概説書的な本です。 2001年に出版されたものに大幅に加筆されております。 古代から現代(本書出版の頃)までのパレスチナについても初心者にもわかりやすく触れられております。
JAS39という日本では類書が少ない機体を豊富な写真・図とともに解説しております。2010年に発売された初版の内容に、2017年6月に初飛行した最新型E型の情報を加えた増補改訂版です。他にも類書が少ない現代欧州機を出版して欲しいです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2018/05/07
アメリカで広く使われているテキストを翻訳した本です。初学者はこの本や小谷賢「インテリジェンス」、北岡元「インテリジェンス入門」、小林良樹「インテリジェンスの基礎理論」、情報史研究会 「名著で学ぶインテリジェンス」(インテリジェンスの名著を紹介)などを読んでからその中で紹介されている本を読んでいけば良いと思います。 改訂版の出版が望まれる本です。
欧米で広く使われている戦略研究の標準テキストの基本部分を抄訳したものです。 初心者・初学者はまずこの本や、「戦略原論」(日本経済新聞出版社)や、50冊の名著を選び解説した「名著で学ぶ戦争論」(日経ビジネス人文庫)、12冊の名著を選び解説した「戦略論の名著」(中公新書)から読み始め、次にそれらの本の中で紹介された本を読んでいけば良いと思います。 今後の全訳・改訂版の出版が望まれる本です。
分厚い本の外見通り、戦闘場面や外交交渉の場面などが著者が収集した情報を紙面に叩きつけるようにして次々と登場していきます。 また、戦後すぐには出てこないような外交・軍事のエピソードなどがふんだんに盛り込まれております。 そういう意味では21世紀だからこそ書ける本とも言えます。 この本に興味がある方は著者は別人(翻訳者は同じ)ですが いわゆる第四次中東戦争について書かれた「ヨムキプール戦争全史」(並木書房)もお勧めです。
2001年に原著が刊行され、2014年に改訂されたオフェンシブ・リアリズム(攻撃的現実主義)の学者による著作を翻訳したものです。 改訂に際しては新たに書き下ろした最終章である第10章以外は変える必要がなかったということで、ほとんど変わっていません。 近年の中国の台頭についてはネオリベラリズムの学者であるジョセフ・ナイ氏と異なり悲観的で覇権を求めて行動するだろうとしています。 ミアシャイマー氏による過去200年間の世界史的事実の検証による国際システムの構造の分析は近年・将来の中国など国々の行動を考える上でも参考になります。
本書を読んで考えさせられるのは、攻撃そのもののみならず、事前に情報機関による情報収集・破壊工作が徹底的に行われていることであり、イラン・北朝鮮の核関連施設に対する攻撃は、イラクと違って一カ所ではなく、すでに原子炉が稼働した後であることなどの条件下であることも重なって、単に保有する兵器の性能が十分ならば可能などということではなく、容易では無いことが想像できます。2007年にイスラエルがシリアの核施設を爆撃した際やイランの核関連施設に対しても、本書に書かれているような徹底した情報収集などが行われているのは想像できます。今後の同様の事態の際には、軍事技術の進歩やアメリカが攻撃する場合は能力面で著しく向上しているので攻撃の手法は同じではないかもしれませんが、事前の情報収集などの準備が極めて重要であることは変わらないと思います。その意味では今後の参考にもなると思います。
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