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　2009/10/19

彼のミックスＣＤは本当に素晴らしいものが多いが、最新作の本作も期待にたがわぬ出来。ＣＤ１は彼にしては意外なほどハウス風で、最初はやや驚いたが、これはこれで興味深い。そしてＣＤ２は、彼本来のテクノ〜トランス・ミックスで、この路線が好きな向きは撃沈もののパーフェクトな内容。やはり彼のトランスＤＪは聴きものだ。ＤＪとしての彼は、よく「Ｇｏｄ（＝神）」と言われるが、それはひとたび彼のＤＪプレイを体験したら、たちまち彼の虜になってしまうからだ。そのエッセンスはこのＣＤでも十二分に味わえる。

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　2009/10/18

ファンにとってはやや中途半端な印象があり、評価も微妙な作品のようだが、なかなかどうして、名作である。このバンドの良さは、ＨＲ＆ＨＭを音楽性の基本に据えながらも、メロディアスで落ち着いた音楽を聴かせる点だと思うが、その方向性は本作でもしっかりと堅持されており、非常に好感が持てる。楽曲の良さは相変わらずだし、演奏も手堅い。壮大なコンセプトがあるわけではなく、「Operation Mindcrime」あたりが好きなファンには物足りないかもしれないが、リラックスして聴くにはこれくらいが丁度いい。

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　2009/10/18

ケニー・ドリューの中でも異彩を放つアルバム（ドラムレス・トリオ！）だが、個人的には傑作だと思う。何といっても1曲目「Evening In The Park」が素晴らしい。フィリップ・カテリーン(g)、ニールス・ペデルセン(b)とのコラボレーションは、たいへん個性的でオリジナリティ溢れるものだが、だからといってキワモノというわけではなく、むしろ親しみ易いフュージョン感覚のジャズを聴かせる。その完成度は極めてハイ・クオリティだ。他の収録曲も実に聴き応えがある。ジャケットの沈思黙考ぶりもマルだ。

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　2009/10/17

ティム・ストーリーの記念すべきデビュー・アルバム。オリジナル盤は仏ＡＴＥＭからのリリースであり、本ＣＤはそれに小品３曲を追加した編集盤である。内容は、素晴らしいのひと言。特に１曲目の瑞々しさ、３曲目の叙情性といったらどうだろう！機械による音楽が、これほどまでに胸を打つとは、到底信じ難いほどだ。彼が21歳のときの作品であり、天才の音楽性をいやというほど味わうことが出来る。イーノやジャーマン・ロック、ミニマルの影響が強く感じられるが、それらを吸収して生み出された音楽は、まさに彼にしかつくり得ない孤高の世界である。

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　2009/10/17

ブルーナイルの音楽をまだ聴いたことのない人は幸せだ。彼らの素晴らしい音楽との出会いを、これから経験できるとは！なんとも羨ましい限りだ。この２作目は、そうも言いたくなるほどのノーブルでジェントルな傑作。デビュー作もむろん大傑作だが、それと比べて楽曲は一層完成度を増しており、一分の隙も無い。完全に彼ら独自の世界を確立しており、これにハマるとスティーリー・ダンなど馬鹿馬鹿しくて聴けなくなる。以降の作品（といっても２枚だけだが）も彼らにしかつくり得ない素晴らしい内容だが、初期の静謐で幽玄な雰囲気は少し後退したように感じる。彼らの初期２作がリマスターされたら絶対購入するが・・・。

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　2009/10/06

多くの方が指摘しているとおり、これはカラヤンの録音の中でも最高の完成度を示す作品である。シベリウスの交響曲は一般的に北欧系や英国系の演奏が評価されているが、むろんそれらの演奏も素晴らしいに違いない。しかしながら、このカラヤンの演奏は、それらとは趣を異にしながら、シベリウスの本質をしっかりと捉えている。表面的な美しさと、音楽の内面にある魂が極めて高い次元で結びついているといえる。演奏の難しい４番、７番が素晴らしい出来なのには本当に感心した。シベリウスのファンはマストだ。

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　2009/09/22

予想外に早く完成されたマリリオンの新作だが、聴き込むほど味が出るスルメイカのような作品である。全体を貫く雰囲気は前作にもまして内省的であるが、曲の完成度が高いため、何度聴いても飽きがこない。アレンジワークもそれほど凝っていないが、センスの良さは相変わらずである。個人的には２枚のアルバムから選び抜いた曲で１枚のアルバムを構成すれば、もっとマーケットにアピールするだろうと思うが、マリリオンのファンにそのようなアプローチは不要。彼らの曲は何曲でも聴いていたい。オフィシャル・サイト限定のライヴ・アルバムを併せて聴けば、この作品の素晴らしさがよく分かるだろう。ファンはマストだ。

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　2009/09/22

素晴らしい内容。ミックスＣＤとはいえ、ウェブスターのリミックス曲が多く使われており、ファンとしては感涙モノである。そのリミックス曲はまさに彼にしかつくれない独自の世界で、改めて彼の才能とセンスに脱帽させられる。スピリチュアルなディープ・ハウスをつくらせたら、やはり彼は超一流。商業主義丸出しのチープなハウスばかり聴いていないで、この本物のハウスを是非聴いてもらいたい。出来ればアンミックスド・バージョンと併せて聴くことをお薦めする。

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　2009/07/12

最初の発売時に聴いたときも傑作だと思ったが、リマスター音源を聴いていっそうその印象を強くした。初期の音源とは比べ物にならないくらい音質は良くなっており、初めて聴いたときのような感動が迫ってくる。動的な曲はより迫力が増し、静的な曲も美しさに磨きがかかったようだ。リリースから１５年以上経過したが、この名盤の輝きがいっそう増したように感じられる。これだけ印象が変わるとなると買い直しも止むを得まい。

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　2009/07/12

相変わらず本作も素晴らしい。美しいジャケットの印象そのままに、ひたすら美しい世界が続く。アンビエント、ミニマル好きは必聴。またすぐに廃盤になるだろうから、気になる人は早めに購入したほうがいい。

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　2009/05/24

ジャケットの印象そのままに、音楽もひたすら美しい。天才の筆致だ。収録時間が少ない（２６分）のが残念でならない。

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　2009/05/07

公式HP限定の２枚組を聴いての感想だが、特に１枚目がいい。「The Invisible Man」と「Ocean Cloud」の１３分を超す大曲と、それらに挟まった３曲の美しい小曲のいずれもが絶品である。この素晴らしい出来ばえの１枚目から、通常盤は３曲もオミットされており、残念。２枚目はシングルカットされた「Don’t Hurt Yourself」「You’re Gone」の２曲もむろん素晴らしいが、浮遊感漂うバラード「Angelina」が途方もなく美しい。全体的にゆったりとした曲が多く、個々の曲も総じて長めだ。だが、これが彼らの現在の世界観なのだろう。じっくり聴きたい。

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　2009/05/05

これは本当に素晴らしいＤＶＤだ。音楽も、映像も、ひたすら美しい。Sigur Rosのライヴが観れるだけでも感涙ものだが、内容はそんなレベルを大きく超越している。ファンはマストだが、それ以外の全ての音楽ファンにも強く薦めたい作品だ。