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Review List of 蓮華人 

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  • 0 people agree with this review
     2010/12/22

    ちなみにバルトークのVnコン2番も世界初演で孔雀とは別の日の録音だがともにライブ。Vnはゾルタン・ケーセイ。またブルッフのVnはグィラ・ブスタボでこれもライブ。他はコンセルトヘボウとのスタジオ録音を主体に集められ、全て電気録音ということもあり、29年の「前奏曲」から聴きやすいレベルに収まっている。演奏ははっきりいって大時代。古色蒼然。アンサンブルにキレや締まりが不足する分、音楽が滔々と流れる感があって、それが「名演」につながっているのかもしれない。細かい点までうるさかったと言われるが、演奏として綿密だったとは思えない。おそらく情感的な、意識的な面での注文だったのだろう。偉大な指揮者ということで、話のタネとしても押さえておきたいセット

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     2010/12/19

    ジャズも衰退してしまったが、ある意味、より衰退の度を強めていたクラシック界のブラックホールに引き込まれたのかもしれない。彗星のようにブックホール飛び出していったグルダの若かりし、気鋭の名演が集められている。面白くちょっと危ないシュトラウス、鋼鉄の響き伝わるベートーヴェン、融通無碍のジャズまで、才気煥発でちょっと押し付けがましい向きもあるが、録音が時代相応のおかげで、とっぷりと浸ることが出来ました。マル。

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  • 4 people agree with this review
     2010/12/19

    いつものように、ごく普通に、思いのまま、おそらく弾いているのだろう。しかし、とても真似どころか、同じ雰囲気を醸しだすことは、アルゲリッチ以外、誰も出来得ない世界。例えば、トロイメライ。冒頭アフタクトで入る旋律に合いを入れる最初の和音。その濁りが去ってから上昇音形に進む演奏がほとんどなのに、律儀に、まるでコンピュータで入力したみたいに、あっさりと進んでいく。しかし、その頂点に達しようとする瞬間、すべての進みを一瞬止める。そのパウゼの後、全くテンポを無視。低音からしっかりした響きで分散和音を積み重ねた一番上に、麗々しく頂点を築く。しかし、作為的な雰囲気は微塵もない。ウーム出来ない。共演者が新たに加わろうが、入れ替わろうが、全く変わりがない。まあ、若干、我儘かなとも思うが、おそらく、でなければ築き上げられない世界なのだろう。シューマンではなく、アルゲリッチの宇宙を聴く3枚として最高の評価を。

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  • 1 people agree with this review
     2010/12/19

    シントウが歌うドイチェレクイエムはコッホの棒もありシブく、ヤルヴィの舞曲集もシャンドスで買い損ねていたので、同慶の至り。まあ完璧オマケのはずの交響曲も、他のライセンスにブリリアントが取り替えなかったのが「なるほど」と感じられる、いい意味「主張」を感じる好演。ピアノのアストボがダブってしまったが、「ヘンデル変奏」等も弾かせて纏めてほしかった。まあ贅沢いえない価格でありまして、一家にぜひワンセットを。

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  • 4 people agree with this review
     2010/12/17

    危なかった。クリダの全集(たった14枚だが)が先に出たお陰で「ホー凄いね」と余裕の賛辞が贈れる。それにしても超絶技巧の押し一辺倒のリストを99枚!聴くのが大変そう。何故か1枚足らずの99枚。その1枚を独奏曲だけでいいから、未刊行の作品まで含めた楽譜をDVDにして入れればよかったのに。手が小さく満足に弾けないが、楽譜を見ながら聴いてみるのも楽しいもの。腕は2本しかないのに連弾並みに4段で書かれた楽譜や、さまざま美的な楽譜もあって、おまけとしては最高だったろうに。ハイぺリオンは「現役」ぽいので、これからもボックス化した企画で勝負してくれそう。ロマン派ピアノ協奏曲全集が廉価ボックスで出ることを楽しみにしよう。ハワードの演奏はそれほど聴いたわけではないし、評価と言っても演奏外の要素が多く音楽的ではないが、とり合えず…。

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  • 11 people agree with this review
     2010/12/10

    いずれ買わなくてはと思っていた。それがこんな値段で。青春の一時期、狂ったように聴いた。もう、あの時のように集中して聴けないとは思うが、おそらく、1作1作、しばらく聴き続けることになりそうだ。今回、EMIの録音集がこのほかに21枚組のGERと3枚組のレジェンドも出た。全部買っても1万円しない。1枚240円ほど。ベートーヴェンの交響曲などダブりも多いが、全部まとめて買ってしまおう。

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  • 8 people agree with this review
     2010/12/10

    駅頭ワゴンセールの「女王様」の第1集と打って変わって、第2弾はSADDの普及促進に廉価販売で貢献しようと見せた「女王様」の登場。有名名曲から一歩踏み込んだラインナップは、SACDに関心を持ちそうな層を狙ったものなのだろう。シモノフと堀込のブルッフが期待できそうだし、ディエメックのゴメス「グァラニー族」も聴いてみたい。おそらく録音含め、第1弾をはるかに超える内容。第1弾を星4つにしておいてよかった。気持ち良く最高がクリックできる。

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  • 0 people agree with this review
     2010/12/08

    イタリア人だが、ちょっと暗めのフェオラ。ギターだから少し緩めでもいいと思うのだが、テンポ・リズムの刻みは厳格正確。だがら浮かない。ダイナミックスもギターと思えないほど大きく、いい気になってボリュームを上げると痛い目にあう。録音も生過ぎるほど、正確にギターを捉えているだが、潤いのようなものが乏しく、電子音的。企画として面白そうだったが、聴いていると疲れてしまった。

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  • 7 people agree with this review
     2010/12/08

    まさに旱天に慈雨。新録2枚組みもあるが、かつて大量に録られ全集化させた偉業が、なぜかCD化なされないままだったとは…、ホンマかいや。ショーピース的な作品でも、どこか潤いのようなものがあり、無味乾燥な演奏に陥ることなく、ほんとにいいリストを聴かせてくれたような記憶がある。これでまたリストが聴けるようになるかもしれない。

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  • 1 people agree with this review
     2010/12/04

    なぜ自分でオケをつくり育て棄てたのか。バルシャイにも多少の水心はあっただろうが、オケの成長の足跡をこうして聴くと、成程成程。油絵の具のような重厚な絃の響きを、エッチングの鋭い鉄筆に持ち替えさせる。ムラヴィがレニングラードでやったように、スパルタで磨き上げるのも手だが、最初から自分のスタイルに適合するように人選、選曲、練習を続けることで、目指してやまなかった高性能オケに辿りついたのだろう。そして師とも仰ぐショスタコが9番で提示した簡潔なオケによる音楽追及が、党の批判を浴びた師が10、11番と後退する中、バルシャイの中で熟成されていたいたのかもしれない。それが14番で結実した。師が75年に亡くなると、翌年、イスラエルに亡命。オケは手放さざるを得なかった。そうした足跡がドラマとしても語られる素晴らしいセットだ。

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  • 3 people agree with this review
     2010/12/02

    ドミンゴのコアなファンで、大枚叩いて集めてきた人には申し訳ないほどの価格。さらにオリジナルジャケットまで復刻しての発売。買っていいのだろうかと遠慮が働くほど。でも「購入する」をクリックしました。早く届かないかなぁ。

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  • 11 people agree with this review
     2010/12/02

    ほとんどが北欧の演奏家による窮めて律儀な演奏で、技量や表現など水準に達していると思われるので、これは買い物だ。未聴だった作品もあり、個人的には価格の数倍は楽しませてもらった。でもあくまでも「個人の感想」です。

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  • 7 people agree with this review
     2010/12/01

    大ドイツ的選抜20名。偉大ということならムラビなど絶対落とせないだろうが除外。ロシアだけでなく、旧東独、旧東欧系も無視した雰囲気だ。マズアは外してもいいだろうが、アンチェルなど入れたいところ。またモントゥーは無理としてもミュンシュが入らないのはフランス軽視の表れか。先の大戦では早々と白旗を上げた伊国に至っては、シノ―ポリなど候補にも挙がらなかったに違いない。対して米国には篤い。ライナーは当然としても、晩年、米国で活躍したセルなどもしっかり入れている。選曲でもブルックナーが345679と独墺的重厚感ある雰囲気で、まあ一貫していると言うべきなのだろう。しかし時代的にモノSPからデジタル期までと広いこともあり、散漫な印象も。どこか肌に合わない雰囲気で、購入は見合わせようとも思ったが…20枚のバラをまとめ買いと思えば、という都合のいい言い訳を考えだし購入ボタンを押しました。

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  • 4 people agree with this review
     2010/11/28

    ワゴンセール廉価版の王者「女王様のオーケストラ」でございます。あの不思議な、高音ギラギラ、限りなく薄っぺらく、恥ずかしいような音の原点が、ここにあります。駅頭でラジカセでガンガン聴かせようと低域・中高域をぐんと持ち上げた、摩訶不思議なマスタリングが施されていたとか。今回、おそらくマスターに近い再生音なのでしょうが、若干、金管はギラギラ、弦の中低域は控えめで、やっぱりドンシャリ系だったようです。マッケラスやハンドリーの名前が記載されていたので、つい買ってしまった「ワゴンセール300円」からすると、全く別の録音と言えるほど改善されてはいますが、「高音質」と言えるかどうか。むちゃくちゃ眠たい「四季」を含め、イージーリスニング系もあったり、選曲も「入門者向け」だし。しかし、ややこしいことを言わないで、音楽を楽しむ向きには、これはある意味、最高かもしれない。

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  • 32 people agree with this review
     2010/11/27

    いずれ出てくるだろうと思っていた。S社の縛りがゆるいのか、売れそうもないタイトルも多く、しかしそれが、好事家の自慢の種となるような、まあクラシックオタク的なレーベルだったと思う。しかし、今後の時代を考えれば、例えばショパンのポン友だったフランショームの作品集が、新たに編まれる可能性は、きわめて低いだろう。おそらく次の、四半世紀後ぐらいのアニヴァサリーが絡む頃かもしれない。しかし、その時、CDのようなメディアで、再び頒布される可能性も、また低いと思う。レコード芸術がひとり立ちし、今、老いて次のメディアに受け継がれようとしている。この機会に、これほどの出資で、時代を画す大いなる遺産を手に出来る。この時代に生まれたことを、そして購えることを、私は幸せだと、心の底から感じる。

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