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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2021/04/17

    チャイコフスキーの最高傑作である本作品。各楽章に現れる名旋律を確認するのも良いと思う。取分け第1楽章は各部分間の変化が明瞭なので、スコアを読んでいる最中に迷子になっても少し頁をめくれば、次の場面に曲が進みオーケストレーションの様子がガラリと変わるので、今どこの部分を見ているのかが分かる。こうした特徴は、これからスコアを見ようとしている人にとっては助け舟なると考える。解説にも記載されているが、第2、第3楽章では普段見ることのない拍子が指定されている。フェイドアウトするように終わる第4楽章はCDで最後まで聴き取ることは容易ではないが、スコアでは最後を容易に確認できます。

    追伸:ピアノ協奏曲第1番のレビューを書いた際に、勘違いに気づかず誤った内容を投稿してしまったので、この場で訂正致します(レビューは2度投稿できないでの)。第1楽章冒頭部分と続く主部の調性の関係を「属長」と表記しましたが、これは大間違い。正しくは「平行調」です。そもそも「属長」と言うが誤字で「属調」正しい表記です。

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     2021/04/16

    この作品は第1楽章冒頭があまりにも有名だ。また、主部に入るとそれまでと一転、素朴で民族色豊かな音楽が繰り広げられていく。この2つ部分は属長の関係にあるものの、関連性はスコアを見ても分からなかった。どうして、あれだけ名旋律を再現させなかったのか、疑問は残ったままだが、調性的にはもっともな進み方である。CDでは聴こえないことが多い第2楽章の冒頭のピチカートだが、スコアでは存在をはっきり確認出来る。

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     2021/04/16

    この作品は神聖な雰囲気中、雄大な音楽が奏でられていく。雄大さの正体を読み解くことは今の私はできないが、神聖さの正体は菅がメロディーライン吹く間、細かく刻み続ける弦楽器が作り出していると思う。音を聴いているだけでは弦楽器だろうと言う当たりはつくのだが、確証を得るためにはスコアを見る必要性あると考える。解説では異稿の存在が記載されている。この情報はスコアを見て初めて知った。

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     2021/04/16

    モーツアルトの膨大な作品をジャンル別に区分けして、そのジャンルの著名作について作曲の背景や楽曲解説を譜例も用いながら説明していく。解説の堀下げの度合いはまちまちで作品によって異なっている。発売から20年以上経っているので、記載される楽曲の選択は合っていないこともあるかも知れない。比較的著書が多いオーケストラ曲やピアノ曲の解説をまとめて読むこともできるが、歌曲や宗教曲などでは、日本語版のポケットスコアが出ていないような作品の解説も含まれ貴重である。この1巻、2巻と同社から発売されている「作曲家・作品、人」シリーズのモーツアルトの卷を読むと、モーツアルトに関する知識が豊かになると思う。

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     2021/04/15

    以前のバージョンを購入しています。映画「アマデウス」でのサリエリ像を期待していると肩透かしを食らってしまいます。古典派の1人の作曲家として捉え、本書を読む限り期待を裏切ることはないと思います。モーツアルトが生きた時代の情勢や同時代の作曲家の情報も若干得られます。ポルポラなんて言う作曲家は、本書で初めて名前を知りました。このような著書には作品目録が付いていることが多いのですが、旧バージョンでは目録がなく、本文中に一部の作品への言及がある程度でした。新バージョンでは目録が付いているとのことなので再投資しました。

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     2021/04/15

    モーツアルトのピアノ協奏曲の中でも人気曲の1つである本作品。名旋律確認の為に本書を購入するのも良いかも知れない。第1楽章カデンツァの箇所の記載を確認しようとしたのですが、一見しても分からなかったので解説に戻って、終結部の開始の小節数を確認して、ようやく見つけられました。カデンツァの記載に関しては特にルールーはないので、このような記載の方法もあるのか、と知識を得ることができました。解説にはそれなりの頁数が割かれてますが、簡潔で長さも適切と思います。

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     2021/04/14

    この作品の大規模編成のオーケストレーションを描くには、ポケットスコアであっても、ある程度の書籍のサイズが必要と思う。本書はその限界ギリギリ狙っているかも知れない。サイズが大きいと見やすくなるが、素手で長時間持つのは辛いからだ。解説は簡潔で分かり易い。特に印象に残ったは第2楽章と第3楽章ので音価が変化する部分の記載。ブルックナーの5番を引き合いに出している点が新鮮だった。

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     2021/04/13

    難曲中の難曲の本作。いまだに頭の中には完全入っていないのですが、第1楽章後半の長いカデンツァを見ると、ピアノだけの譜面が永遠と続くと思えるくらい、とにかく長いことを改めて実感します。まるでピアノソロ曲よう。

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     2021/04/13

    今や音友、全音と並ぶ国内ポケットスコアのブランドとなった日楽。両者の間隙を突くような楽曲のスコア出している点が評価できます。このラフマニノフの3番もそんな一つ。つい最近買って見ています。ラフマニノフの作品の中で異彩を放つ本作。オーケストレーション等の確認ができることは嬉しい限りです。楽曲解説も充実していて参考になります。

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     2021/04/13

    本作品は難解です。第1楽章の序奏は第1主題の断片を用いているらしいのですが、私の耳には関連性を聴き取ることができず、スコアを見ても同様でした。第2楽章も頭に入り難くい楽曲で聴いた直後にスコアをなぞって覚えたくらいでした。第4楽章は「のだめ」本編で使用されてましたが、終結部と第1主題の関連性も聴き取れず、スコアを見てもスッキリしませんでした。第4楽章で重要な役割を果たすアルペンホルンの旋律は、この曲を聴き始めた時から気にはなってましたが、「アルペンホルンの旋律」と言うキーワードは、スコアに記載されている曲の解説を読んで知りました。

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     2021/04/13

    田園と同じ調性を持つ、この交響曲は冒頭の3つ音が重要とされています(モットーと論じる書籍もある)。勿論、そうした状況を確認すること目的でしたが、なんと言っても第3楽章の名旋律の音符を確認したかったのが購入の第一目的でした。解説も読みたったので全音スコアを買いました。

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     2021/04/12

    この曲の冒頭で奏でられる哀愁満ちた美しい旋律。この旋律が僅か2つ音の上行と下降を交互に繰り返しているだけと言うのは一見しただけで分かる。芸術とはこうした域に達した物を言うのだろうと自覚させられた瞬間だった。全曲の完成度高い本作品をスコアを見ることで、名旋律一つ一つを目で見て確認する。音楽を楽しむ一つ手段と考える。

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     2021/04/12

    歓喜の喜びのメロディーを音符すると、こんな風になるんだ。まず、このスコア買って確認したのが歓喜のメロディーが始めて現れる箇所。ところで9番はベートヴェン交響曲中、唯一反復がないと感じている人がいるかも知れない。これはスケルツォ演奏しかた次第だ。第2楽章を見るとスケルツォ主部の前半、後半ともに反復指定がある。もちろんトリオ部にも。ちょうどこのスコアを買った頃、意中の2人の指揮者の全集が進行していて、ほぼ同時に9番の録音が発売された演奏時間だけでは判断できず、結局、行きつけのレコード店の店員さんを拝み倒して2人の演奏聴いてみた。2人とも良い演奏で2人とも反復が完全に実行されていれば両方買うつもりだったが、一方が前半のみ実行、もう一方は完全実行だったので後者のみを購入した。本当に最後の最後まで競り合った状況だった。スコアによって曲の全容を把握したが、同時にスコアの限界も知った印象に残っている書籍である。尚、第4楽章の声楽部も含めたトッティー部分は、流石にこのサイズでは厳しいところがある。

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     2021/04/11

    「のだめ」以来クラシックファン以外での知名度が上がった7番だが、このスコアを求めた時点で7番の愛用盤がなかったので、前提条件として第4楽章のすべての反復を実行しているディスクを求めようと考えた。当時、全集進行中の意中の指揮者の7番が発売されたので、演奏時間をチェック、恐らく前提条件をクリアしているだろうと踏んで購入。聴いてみたら正解だった。いわゆる音楽からではなくスコアからアプローチして購入に至った珍しいケースがベト7だった。

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     2021/04/11

    自分が愛聴しているベートーヴェンの交響曲は提示部の反復を含め、全ての指定されている反復を実行しているのだが、この曲の第4楽章は提示部の反復が行われているふしがない。スコアを見ると確かに反復の指定がないので、ふと胸を撫で下ろしたということがあった。やはり疑問が湧いた時はスコアを見るに限ると感じた。規模が小さい曲なので厚みも薄く、正にポケットスコアの見本のような書籍である。

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