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12人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/05/03
作曲された時代に行われていた演奏と、作曲者が目指した音とが必ずしも一致しているとは限らない。また、作曲者が目指した音が究極の音楽であるとも限らない。 だからこそ世界中の演奏家が独自の視点で分析と解釈を反芻し多様な音楽が生まれる。 それがクラシックの最大の魅力であり、衰退の途にある現代のクラシック界の防波堤である事を加味すれば、本作の芸術的価値は非常に高い。 しかしながら、良くも悪くもそれだけである。 特に5番以降に関して言えば、音とフレーズを洗練した結果、本来の魅力が削ぎ落とされてしまったようである。 つまり、ベートーヴェンらしくないのだ。 そこで何がベートーヴェンかという問題に立ち戻るわけだが、唯一明らかなのは、彼の音楽が数世紀に渡り世界中の人間を幾度となく魅了してきたという事実であり、この演奏からその歴史の重みを感じるかどうかである。
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