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0 people agree with this review 2021/04/18
池澤夏樹さんの文に垂見健吾さんと高砂淳二さんの写真が魅力的な、必要十分なアートディレクションのもと美しくまとまった本。 ジャック・マイヨールはグランブルーで一躍有名になった素潜りダイバー。 そんな彼がイルカ・クジラと泳ぐ喜びが、イキイキと伝わってくる。 ジャック・マイヨールの幸せな日々を記録した、大人たちに読んで欲しい、たまらなくステキなおはなし。
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よしもとばななさんのエッセイ、雑誌の連載をまとめたものらしいです。 あとがきによれば、ものすごく失恋からはじまり、妊娠に終わる、そんな時期だったみたい。だから人の愛おしさやきれいな場所の大切さがちゃんと書かれているんだろうな。 中でも「兆しというもの」が好きです。本屋さんでみつけたら、この章を立ち読みして気に入ってくれたら、買ってみてください
食べて、祈って、恋をして。 映画が評判で、映画見る前に読んでみたら、わりと面白い。 映画を見たらまた違う魅力があって面白い(映画はバリ島での音楽やイタリアでの料理がたまらない)。 ストーリーは伏せますが、イタリア、インド、バリ島が、それぞれEat. Pray. Loveを担っています。 1年も仕事しないで、3つの楽しみを3つの場所で見つけるなんて、すごく羨ましい。 僕には無理かな、だから本で空想旅行に出かけます
かもめ食堂、僕の好きな映画のひとつ。 映画をみて後追いで読んだ小説。映画と本で少し展開が違う箇所もあるけれど、ハナシの肝はちゃんとおんなじ。 遠くフィンランドまで来て食堂をひらくサチエの意志の堅さと人生に対する想いの柔らかさは、いつまでも僕にとっての灯台の光。 本の方があっさりしてて、映画を見たけどまだ読んでないなら、ぜひご一読をオススメしたいです。
運命、という何か重さを伴うタイトルにふさわしく、人生、未来、意志、そんなワードが頭をよぎる長編小説。 そのような重量感を持ちながらもエンターテインメントとして読みごたえがある作品、そう感じた。 いわゆる総合職として入社した女性が、恋愛、仕事、死を通して、自分の意志と運命の間で揺れ動く。 「未来など何一つ決まっていない。だからこそ、一つ一つの選択が運命なのだ」、そう伝えられる手紙。 メールばかりなの今だから、手紙を読むこと、書くことの魅力を感じつつ読んで欲しいな。
ポールセローが、ロンドンからモンゴルを経由し中国へ旅する鉄道を使った旅行記。地中海を旅する「大地中海旅行」もありますが、当時の中国の社会状況が分かるこっちの方が面白かった。 僕らが現代に体験する旅行いうよりも、放浪と言ったのがぴったりな旅が続いていきます。 かなり分厚いけど、トリックや感情のかけひきがないから、割とスーッと読めちゃいます。 ワールズエンド(村上春樹訳)を読んだのがきっかけです彼の本を色々読みました。
なんくるないって、どうにかなるさってこと。沖縄の方言みたいです。 不慮の事故で逝った人との思い出の料理の話、離婚して旅だった沖縄でまっすぐな男の子に出会う話など4つの物語の短編集。 沖縄が舞台のせいか、登場する人たちがなんだか皆のびのびして、生成りの姿を見せてくれています。 それだからこそ、悲しみや楽しさがダイレクトに主人公から伝わっていて、読んでいる僕は、泣いたり笑ったりしてしまう。 大事な本です、今でも。もちろん読んだ当時から。
0 people agree with this review 2021/04/17
40代という微妙な年齢をむかえていた男女、クラシックギタリストとパリの通信社に勤務するジャーナリストが出会い、惹かれ、すれ違う。 昔からあるような組み立てながら、スマホやPTSDやスカイプなどが登場する今ならでは恋愛小説に仕上がっています。 便利だからすれ違いやすくなってるのかなぁと思うシーンもありますが、それは僕が昭和生まれだからでしょう。 自分が何を望んでいるのかわかっていないと幸せになれない、そう思った本でした。
とてもとてもステキな装丁の単行本(僕には文庫本のカバーはストレートすぎるように思います)は、重松さんの小説「その日のまえに」。 最期の日=その日をめぐり、「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」など、去って逝くもの、遺されて生きていくものが、生きる意味をみつめる連作短篇集。 それぞれの短編の話が、最後につながっていくような構成で、ヒトは無縁だと思っていてもどこかひょんなことで人生が交わるんだよなってココロから思ったことを憶えてます。
「スティル・ライフ」を手にとってからも『南の島のティオ』などいくつか読み続けていた池澤夏樹さんの小説ですが、この本はアジアの熱気と冒険のスリルが詰まっています。 バリ島を舞台にして、麻薬で捕まった画家の哲郎、何とか兄を救おうと奮闘するカヲル、妹カオルのパートと兄哲郎のパートが交互に進行する構成になっています。 絶望と救済、新たな人生への覚醒が池澤さん流に描かれている、次々ページをめくってしまう長編です。
有元さんの「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」シリーズのはじまりの一冊。 料理を作り続けると、あー少し強めの味が欲しい、じゃあ醤油入れて見よう、とわかってくる。でもそこまでは時間もかかるし失敗も多い。 そんな悩みを解消すべく、料理を作り続けた有元さんが、ザクッとコツを伝授してくれています。 「レシピ通りはかりながら作るのがイライラする人」は、先ずは一読してみてください。 読んでみれば、シリーズになるのは納得の一冊です
料理本といえば、材料の量が何グラムと示されているのですが、おいしく作れるようになるための考え方を紹介していきます。 例えばパスタ。 ゆで方では「ゆで湯をなめてみて、しょっぱいと感じるぐらい。そういう塩のお湯の中で、パスタはゆでるのです」という感じ。 白いご飯のおいしい炊き方や極上のお味噌汁など、毎日「一汁一菜」をおいしく作るためのコツがしっかりわかります。
沖縄在住カメラマン・垂見健吾さんはじめ、おいしいもの好きたちが集まって、飲んで話して作った、と思われる本です(想像)。 屋台えびちゃん、平山旅館、リストランテ・ミヤモト、玉名牧場、種子島宇宙センターまで、行ってみたい場所ばかり。ちなみに 1章 北九州エリア(福岡、佐賀、長崎) 2章 中九州エリア(熊本、大分) 3章 南九州エリア(宮崎、鹿児島) と沖縄除いた九州のよかとこをカバーしてます。
毎日手にする器なら大切に使い続けられるものを、そんな器を求めて中川ちえさんが京都、沖縄、金沢、三重ほかを旅したエッセイ。 本に登場する写真も、実際におやつで使っていたり、棚に収納したりしている、生活してる等身大そのもの。 本に挟まっていた「アノニマ・スタジオだより」にこうあります。「遠くに住む友人から届いた手紙のように、何度も手にとって読みかえしたくなる本、 その本があるだけで、自分の部屋があたたかく輝いて思えるような本を。」 まさにそんな本です。
中川ちえさんのエッセイが好きです、発行しているアノニマスタジオの本も好きです。 器や雑貨、工芸品の出会いを通して、作った人や歴史、文化や風土を大切にしているような気がします。 「一生もの」「手を入れながら」に出てきた銀のコーヒーポットのはなし、好きが高じて作る現場に行ってしまった。そんな作り手との交流の話が大好きです。
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