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かもめ食堂 幻冬舎文庫

Yoko Mure

User Review :5.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344411821
ISBN 10 : 434441182X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2008
Japan

Content Description

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。

【著者紹介】
群ようこ : 1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。いくつかの仕事を経て本の雑誌社に入社し、84年「午前零時の玄米パン」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読んでいるとフィンランドに行きたくなると...

投稿日:2021/07/23 (金)

読んでいるとフィンランドに行きたくなるとともに、なんだか慎ましくも丁寧な暮らしを送ってみたいなぁと思える一冊。

stelle さん | 東京都 | 不明

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有名な同名映画の原作小説。映画とはややス...

投稿日:2021/04/25 (日)

有名な同名映画の原作小説。映画とはややストーリーが異なります。私は原作→映画の順でしたが、違和感を感じたりすることはありませんでした。 こういう生き方もあるんだな、人間意外とどこででもやっていけるものなのかも、と思わせてくれる物語です。

ブック さん | 不明 | 不明

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かもめ食堂、僕の好きな映画のひとつ。 映...

投稿日:2021/04/18 (日)

かもめ食堂、僕の好きな映画のひとつ。 映画をみて後追いで読んだ小説。映画と本で少し展開が違う箇所もあるけれど、ハナシの肝はちゃんとおんなじ。 遠くフィンランドまで来て食堂をひらくサチエの意志の堅さと人生に対する想いの柔らかさは、いつまでも僕にとっての灯台の光。 本の方があっさりしてて、映画を見たけどまだ読んでないなら、ぜひご一読をオススメしたいです。

3rdwind さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    群ようこさんは初読。この人の人生観は楽天主義なのだろうなと思う。人生に対する楽観がこの小説全体を覆う。それにしても、「起」の部分はあまりにも安直に過ぎる。なにしろ、ヘルシンキで食堂を開く資金の調達先が宝くじなのだから。「承」以下はそれなりに。また、明確な「結」がないのは当然で、それはむしろそうあるべきだ。テーマからすれば、30代後半、40代、50代の女性たちによる、遅れて来たビルドゥングス・ロマンといった趣きか。日本のどこかの港町を舞台にしていたならば、演歌っぽくなるところだろうが、そこはヘルシンキの力。

  • ミカママ

    何度目かの再読。映画も鑑賞済み。群さんの作品はほぼ完読していると思うけど、これは舞台からして本当に異色である。彼女自身、ハタチのころアメリカ周遊したり、異国へのなじみはあるのだろうけど。これはなんといっても、フィンランドという土地を選んだ題材の勝利だろう。舞台がロスやタヒチや香港では、こういう作品にはならなかった。今までムーミンしか知らなかったかの地への、著者のあたたかい目線が心に沁みる作品。そしてもれなく、おにぎりが食べたくなる。

  • 風眠

    映画を観たからいいか・・・と、通り過ぎていた本。映画には映画の解釈があって、ちょっと違う設定だったんだなということが、原作を読んでよく分かった。映画は淡々とした日常だけれど、生き生きと暮らしている様子が描かれていたが、原作では淡々とした中にも、いろーんなドラマがあって、人間そのものが描かれているヒューマンドラマの感じが強いなと、私には感じられた。なぜフィンランドなのかという本質的なところが、登場人物たちにもよく分かってない気の抜け方がとてもいい。その抜け具合が気持ちをほぐしてくれる物語。

  • zero1

    もしあなたがヘルシンキ(フィンランド)へ旅するなら。出発前に「ガッチャマン」の主題歌を練習するといい。きっと旅先で必要になる(笑)。合気道に親しんでいたサチエは母の死後、料理が得意に。遠い異国で食堂を開く。そこに日本女性がやって来て…。決して急がない世界観を退屈と見るか、それとも高く評価するか。読者が試されている作品と言える。あなたはどっち?サチエの父が作ったおにぎりは美味しそう。06年に小林聡美の主演で映画化。ムーミン、サウナだけでなくフィンランドは人を癒す場所かも。あなたは肩に力が入りすぎてない?

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️最近また群さんの本を読み始めました。本作は国内の話と思いこんで手に取りましたが、まさかのフィンランドのヘルシンキでの表題名の飲食店開店のお話でした。現地では3人の日本人女性が登場しますが、それぞれ身内のものとの葛藤から現地入りを決定しており、皆現地の言葉が流暢でない分、本人の素の人間力がはっきりと見えてくる話で、ある意味人生の本質を突いたお話と言えるものでした。女性の方が若干感情移入し易いかと思いますが、全体に淡々とした筆致である為、男性にもオススメ出来ます。

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