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天然芝 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/01

    待望のマリインスキーのドン・キホーテ。スカラ座来日公演でのヌレエフ版ではなく、ゴールスキー版での上演なので、技術的な派手さでは物足りなく感ずる部分もあるかもしれないが、オーソドックスな公演としてファーストチョイスにも良いだろう。とにかくサラファーノフのジャンプの高さや回転の美しさ、長い手足の先端までびっしりとコントロールされたポーズの美しさを堪能するには充分だろう。ノーヴィコワもジゼルとは一味違った活きのいいキトリを演じ、サラファーノフに負けじとキレのあるテクニックを披露してくれていると思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/20

    マイアーの美しさと威厳すらたたえた「悪」の役作りが素晴らしく、ヴァルナイをも凌駕するかと思えるほどである。全然ヒロイックじゃないタイトルロールに違和感を覚えるが好みの問題もあろう。クリンゲルボルンはマイアーと堂々と渡り合う芯の強さと美しさを備えた優れた演唱と思う。ナガノの俊敏な指揮は特に第二幕終盤のドラマティックな運びが素晴らしく、よくトレーニングされた合唱も良い。レーンホフの現代風読み替えも、さほど奇を衒わず判りやすい。2層ディスク2枚組だけあって映像は圧倒的な美しさだが音質にばらつきがあるのが惜しい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/18

    グラインドボーンの小さな空間に「これでもか」と作りこまれた閉鎖的な舞台は視覚的に既に息苦しいほどである。些かエキセントリックに作りすぎのオッターの芝居や、ジョルダンのおよそ「若さ」とは正反対の重苦しい音楽も全て同じベクトルを共有しており、その意図するところは極めて一環した優れたプロダクションであろう。一見似たようなロイヤルの「カルメン」が、あくまでホセによって悲劇が引き起こされるのに対して、一貫してカルメンが悲劇の牽引役である点で「似て非なるもの」と言えるだろう。画質・音質はこのレーベルらしい美しさである

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