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Review List of 禅済 

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  • 1 people agree with this review
     2021/07/10

    この録音は高校2年生の時LPを買って長い間愛聴した。CDは国内でのリリースがなかったようでなかなか見つからず、ある時ホントに偶然HMVの店頭で海外盤を見つけ即購入(980円だった)、小躍りして家に帰ったのを今も覚えている(つまらない思い出話を書いてしまった)。演奏は巷間言われているドイツ的とか古風とかは私にはわからないが、第2楽章は滋味あふれ、第4楽もやたら鳴り響かせないところがいい。それを伝統的というのだろうか、淡々とした流れの底に何か感じさせるものがある。第1番はCD30種ほどが手元にあるが、ふと思い出した時いつも取り出すのがこれ。ブラームスらしい渋さを求めるならこの録音、と勝手に思っている。リリース元がよくわからない1960年4月4日とあるライブ盤(モノラル。田舎の店で2500円だった)が手元にあるが、印象はこのスタジオ録音とほとんど変わらない。

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     2021/07/10

    アルバムタイトルの通り美しく情感あふれ郷愁を誘う曲が散りばめられている。雪をいただく山々を背景にして、さわさわと吹く風にかすかに波立つ湖面といった北欧の風景が目の前に浮かんでくるようだ。世の喧騒から離れ一人静かに過ごしたい時などに、音量を絞ってじっくり耳を傾けたいアルバムだ。

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     2021/07/08

    カレーニョは父が政治家、祖父が作曲家、大叔父が今もオーケストラに名前が冠されているラテン・アメリカ独立の父シモン・ボリバルという錚々たる家系に生まれ、生涯に4度結婚をしたという情熱の人だったらしい(松本大輔氏による)が、このディスクで聴くピアノ曲はロマンチックでひたすらに美しい。冒頭の「故郷の思い出」からして情感に溢れカレーニョの世界に引き込まれる。ロマン派の音楽が好きな人や女性作曲家に関心のある人だけでなく、多くの人に聴いてもらいたいディスクだ。

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     2021/07/08

    アルメニア生まれのピアニスト、マルディロシアンのコンサート(2018年6月12日 宗次ホール)で7つの民族舞曲を聴いた。コンサートのメインはベートーベンのソナタだったが、この曲集が印象深く耳に残り、このディスクを入手した。安直な表現だが西欧でも東洋でもない不思議な響きに魅了される。ヴァイオリンとピアノのための7つの小品も美しい。ユローヂィヴィさんのブログの通り名盤です。

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     2021/07/07

    若い頃LPでよく聴いた。他の大指揮者のブルックナーと比べると一聴地味に感じるが、聴き込めば聴き込むほど味わい深くなる、この交響曲にぴったりの演奏だ。CD時代になって他の指揮者のも聴いたが満足できず、この演奏がCD化されるのを待ちに待って入手した。今でもブルックナーの交響曲といえば第6番を真っ先に聴く。でもこのディスク現在入手困難なのか。

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     2021/07/07

    二十年ほど前のコンサートでエッシェンバッハ指揮する(オケは確か北ドイツ放送)この曲を聴いたことがある。緊張感に満ち満ちた演奏で、終わった時彼が客席を向くまで息をのみ、その後深いため息が自然に出たのを今でも覚えている。このディスクはオケは異なるものの、その時の感動を蘇らせてくれる。アシュケナージとバレンボイムに比べ指揮者としての評価が低いと何かで読んだことがあるが、なかなかどうして前二者に勝るとも劣らない優れた指揮者だと思う。

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     2021/07/07

    演奏については舘野泉さんなので今更言うことはないし、美しい曲ばかりで聴くたびに心癒される。シベリウスの他、メリカント、メラルティン、パルムグレン、クーラ、カスキ、マデトヤ、ハンニカイネン、リンコの8人の曲が収録されている。このうちメリカント、メラルティン、パルムグレン、ハンニカイネンは舘野さんの演奏で以前出ていたアルバムが今は入手できないのが残念だが、カスキは今も入手可能。また、クーラ、マデトヤは他の演奏者のCDが出ているし、パルムグレンはGRAND PIANOからピアノ曲全曲のリリースが進行している。これからフィンランドのピアノ曲を聴いてみようという方にうってつけのアルバムだ。

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     2021/07/07

    中山ラビが享年72歳で世を去った。近年、遠藤賢司、加川良と私が好きなフォーク歌手が次々に70歳前後で亡くなっていく。実に寂しい。中山ラビは一番好きな女性歌手で、「ひらひら」、「その気になってるわ」、そしてタイトル曲の「私ってこんな」は愛聴曲だ。それにしてもラビのCDが軒並み廃盤になっているのは何故なんだろう。このままラビが忘れられていくとしたら悲しいこと極まりない。この機会に、というのはけしからんが、追悼盤などの形で再リリースしてもらえないだろうか。

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     2021/07/07

    この人のコンサート(2017年2月22日、宗次ホール)に行ったことがある。演奏はともかくトークがやたら長いうえ、初心者向けのワンコインコンサートとでも勘違いしたのか「皆さんはチェロを聴いたことがありますか」と問いかけてきたりしてイライラが募り、「アイドル気取りではないだろうけど、若いのだから演奏で勝負しろ」と思った。直前にリリースされたアルバムの評価が高く期待して出かけた分余計にガッカリした。その後宗次ホールなどで何度かリサイタルが開かれたけど出かける気持ちにならずにいたが、いつまでもこだわっているのも大人げないと思いこのCDを買った。アルバムタイトル通り祈りに満ちた静かで美しい曲が並んでいる。他の方のレビューにあるように何曲か聴いてから就寝したら心地よく眠れそうだ。もちろん午後のひと時に聴いてもいい。これからは機会があれば新倉さんの演奏を聴きに行こうと思っている。

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     2021/07/07

    イタリアのオペラ作曲家のピアノ曲、「イタリアの小さな物語」というアルバムタイトルに惹かれて何気なく入手したが、美しい曲が揃っている珠玉のアルバムだ。当分しばらく朝食後のひと時をこのCDを聴いて過ごすことになりそう。ところで、ムゼッタのアリアの原曲がピアノ曲だったとは今の今まで知らなかった。ピアノ曲が好きな人には見逃せない、いや聴き逃せない一枚だ。

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     2021/07/03

    個人的なことだが三木大雲師の師父随法上人の知遇をいただいたことがあり、随法師の息子さんの著書ということで興味をもち読んだ。にわかには信じられないエピソードが綴られているが、日頃実証主義者を標榜しているくせに不可思議な話が大好きな私、大変面白く読ませていただいた。まあ、この本の中の話を信じるか信じないかは各自に任せられているが、今年も猛暑になるだろう夏の夜更けに一人でこの本を読んでゾクゾクするのもいいなあ。それにしても大雲師の語り口のうまさ、随法師譲りだ。続編、続々編も刊行されていることを知ったので早速入手しようっと。

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     2021/07/03

    もうずいぶん前のことだが、海外に流出した文化財の里帰り展があった。その時私の隣で展示を見ていた若い男性が「取っていきやがって、ちくしょう」とつぶやくのが聞こえた。「それは違うよ。明治の初めに廃仏毀釈というのがあって、日本人が破壊したり打ち捨てた仏像などを外国人が持って帰った。そのおかげで今こうして見られるんだ」と言ってあげそうになったが、その時は私も若かったし、たいした知識も持っていなかったので黙っていた。その後自分なりに調べたりしてある程度は知るようになったが、廃仏毀釈の頃全国各地でどのようなことが起こっていたのかが、この本で一層よくわかるようになった。権力者への忖度、同調圧力、一時的な熱狂などにかられて、いかに愚かなことをしてしまったことか、返す返すも残念なことだ。でも今の日本の状況、日本人ってあまり成長していないのかなあ。

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     2021/07/02

    良書である。今まで体裁を変えながら刊行が続いてきたことも頷ける。私は40年ほど前にこの書(現在所持しているのは平成六年JTB刊行の新装版)
    に出会い、調査して歩くのに大いに参考にさせてもらった。完全踏査しただけあって詳しくてわかりやすいし、江戸期の絵図や資料に丁寧にあたっているので学術書ではないものの参考書としても価値がある。私は東海道を踏破したわけではないが、出かけた先で研究対象以外でも見るべきものを巡って楽しませてもらった。各地で調査が進んだ今となっては誤りである箇所もあるが、勿論それは著者の責任ではない。街道歩きの好きな人にはもってこいの書だ。新型コロナの蔓延で出かけることも控えざるを得ない今、この書を読みながら旅の空に想いを馳せるのも一興だろう。

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     2021/07/02

    若い頃から京都へ出かけることが多いので、京都人について巷間よく言われていることながら、興味深く読んだ。もう30年も前になるだろうか、在野で仏像の研究をしている知人と一緒に京都の某有名観光寺院に行った時のこと、“撮影禁止”の札が出ていない仏像があったので「写真を撮ってもいいんですが」と尋ねたら一言「3万円いただきましょ」との返事。その人を見下したような態度に「そんな無理無体を言うなら最初から撮影禁止としておけばいいじゃないか」と思い、その寺へはその後一度も行っていない。が、この書を読んで「それが京都の標準なんだ」と初めて知った次第。ある時にはやたらクソ丁寧な応対をされたことがあったが、京都の知人が言うには「それが京都特有の慇懃無礼というのだ」とのこと。私は京都人ではないので何も気にせず素直に謝辞を述べて終わったけれど。もっとも、ここで描かれている気位の高い人はごく一部の人たちなんだろう。京都には友人、知人が多いけれど、そのような人は一人もいない。京都を一括りしては気の毒だが、読み物としては面白い。ところで井上章一さん、京都の悪口を書いているようで本当のところ京都が好きなんじゃないかなあ、と感じさせるふしが随所にある。テレビでもよく見かけるが、きっと味のある人なんだろうなあ。お会いしたことは一度もないけれど。

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     2021/06/20

    1977年初版の本書の刊行が現在も続いているとは驚きだ。と書いては失礼なのだけど、当時もそうだったが今も評価が高いということだろう。収録されている「大阪へやって来た」「一本道」など多くの詞はアルバムで聴くことができるが、こうして詩集として読むとまた別の味わいがある。友部正人はフォーク歌手である前に詩人だったのだ。

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