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Review List of Dinkelbrot 

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  • 4 people agree with this review
     2014/12/27

    第1弾では既に7枚分が購入済みだったが、今回は重複したのはモツレクの1枚のみでラッキーだった。しかし、単体で購入したモツレクの方がレベルがやや大きく音質も良いように感じたが気のせいか。いつもなら購入しない曲が多数入っているのでこれらを聞く良い機会だ。オペラ・声楽に関しては、パンフレットが無いので歌詞をダウンロードできるようにして欲しい。1枚目のトルコ風ヘンデルもなかなか面白い企画だ。トルコの音楽グループの演奏に食われている。

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     2014/12/26

    ヴァイスほど複雑な対位法の構造ではないが佳曲揃いである。正確な生没年は不明だが、ヴァイスより少し前らしい。しかし曲・演奏共に素晴らしい。

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     2014/11/15

    スイトナーはバランスのとれた良い指揮者ですね。ドボルザークの温かみを良く引き出していると思います。SKBの響きも柔らかくてなかなかです。もう少し土臭いのが聞きたいときはノイマンかな。クベリークは、DGの録音が硬く最近はあまり聞かず。ドボルザークは昔ロヴィッツキの6番を聞いてぐっと好きになったのですが、このスイトナーの6番もいいと思います。でも久しぶりにロヴィッツキのLPを聞いたらやっぱりいいのでCDで買いなおすか。

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  • 4 people agree with this review
     2014/10/13

    良くコントロールされ、考え抜かれ、重厚さもあり、しかも繊細さもある研ぎ澄まされた演奏だと思う。非の打ちどころがない。誰にも勧められる最高の演奏だろう。カッチェンは初めて聞きましたが敬服すべきピアニストと思います。でもこれでショパンやグラナドスなど民族的な曲でもいいと思えるのか... それでもこのブラームスは最高というべきでしょう。

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     2014/10/11

    美しい演奏で録音も良いのだが、どこか醒めたように感じる。曲のせいもあるのだろうろうと思うが。同じチェロソナタでも、並行して聞いているトゥルトゥリエの演奏と比べるとあまり面白くない。トゥルトゥリエのようなやんちゃな演奏でなくともその美しさだけでも感動するような演奏もあると思うので、結局この演奏者自身があまり共感して演奏していないのではないかという気がする。

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     2014/10/06

    昔LPで聞いた頃、何かモコモコした感じに聞こえた。フィッシャー=ディースカウの陰に隠れるような感じもあり、声楽はそれ程多く聞かなかったこともあり、その後殆ど聞く機会がなかった。久しぶりに聞いたら再生装置の進歩のおかげで、モコモコした感じでなく、柔らかい声を分解能良く聞けるようになった。生のコンサートを聞いていたらもっと好きになっていただろう。このセットには色んな種類の曲が入っていて、それぞれにプライの持ち味が出ています。ドイツ民謡が一番持ち味が生きているような気がします。

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     2014/09/30

    LPセットを持っているのだが、比較のため、また今後のことも考えて買ってしまった。LPの方が柔らかくレンジも広く感じる。ゲヴァントハウス四重奏団のセットと比較すると、やはりズスケ四重奏団の方が好みかな。きっちりとしていて、緊張感もこちらの方があるように思える。また、録音場所とエンジニアが同じなので音にも統一感がある。

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     2014/09/13

    今年アシュケナージ父子の連弾のコンサートを聞き感銘を受けた。その中の1曲にハンガリー風ディヴェルティメントD818の第3楽章が入っていた。以前に聞いたメロディーであったが、連弾曲であったことは覚えていなかった。シューベルトの4手の曲に興味が出てきたので、丁度良い機会とこれを購入した。シューベルトの作品はインティーメートなものが多いが、4手の作品はさらにインティメートな傾向が強い。仲間内で演奏したものなのだろう。タール&グレートフイゼン(ではないのか?)は同じ先生(Hoffmann)について勉強した者同士で1985年にデュオを組んでおり、この録音は1993−1995年のもの。この演奏は良く息のあった見事なものであり、シューベルトの4手全集としての価値、またシューベルトのよりインティメートな面を示すセットとして大変ありがたい。ただややすっきりしすぎているようにも思える。シューベルトはもう少し土臭い方が好きなのだが... 特に民族的要素を持つ曲ではSchuchterのような演奏が聴きたくなるのは無いものねだりか。

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     2014/05/17

    ゼルキンは協奏曲で、また独奏曲においても速い楽章で怒涛のような前進力を印象付ける。速度自体は物凄く速いという分けではない。速く弾くピアニストはいくらでもいる。ゼルキンの場合は、主旋律あるいは目立つ音での打鍵が僅かに早めだからではないだろうか。この前進力は緩徐楽章との差を際立たせる。ある程度の重厚さも併せ持つこの演奏は、大家で有る筈なのそれ程大家然とした感じを与えない。この個性のある素晴らしい演奏をまとめて聞けるということは有り難いことだ。最近は昔の演奏家のCDがこのように安価で入手できる。自分の好みの演奏を見つけたら、たっぷり蒐集できるいい時代だ。

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     2014/05/17

    あまり統一感は無いが、なかなかの名手の演奏でお得である。グラーフのモーツァルトは、これより10年位古い録音の同じクラーヴェスのLPの方が、柔らかく残響も豊かだ。一番良かったのは、Grauwelsの演奏の室内楽曲だった。

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     2014/02/22

    3年位前に買ったものだが、最初聞いたときにこの前に出たCDのop.87の演奏に比べあまり元気がないと感じてしばらく聞いていなかった。久しぶりに聞いてみて、前に感じた不満は、アンプの問題だったと思う。新しいアンプでボリュームを上げたら生き生きと鳴りだした。演奏も録音も大変良いことを確認した。各楽器の定位も空間的な広がり感も良い。フンメルは優雅で楽しく、このように深刻にならない曲もなかなかいいものだ。

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     2014/01/29

    随分前に買ったものだが、まだレビューがないので投稿します。非常に美しく趣味の良い小曲が集められています。多分この編成用に編曲したものなのでしょうが、原曲を聞いたこともないものが多く、大変貴重です。録音はそれ程良いとは言えませんが、どれも曲が素晴らしく、当方の愛聴盤の1つです。

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     2014/01/12

    アンサンブルは整っているが、意外と軽やかに演奏しているように聞こえた。Op.131の出だしの不協和音が美しいので、このグループは現代曲を得意とするからなのだろうか。惜しむらくは、録音のせいか音が細い。

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     2014/01/11

    チッコリーニはどれも同じように機械的に弾くので面白くないと、どなたかも書かれていたが、当方も1枚目から聞き始めてそのように感じていた。あまり好きになれなかったので、聞くのが遅れていた。しかし、CD20枚を過ぎる頃から、演奏の陰影が深くなり、素晴らしいと思わせるものが増えてきた。1970年頃あるいは1968年末頃からの演奏が素晴らしい。ブラームスの小曲を聞いて、これらの渋い和音がチッコリーニの明るい音色で弾かれると何とも言えない、悲しみを帯びたような雰囲気を漂よわせる。ブラームスが好きになった。

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     2014/01/09

    昨年発売されたチッコリーニの個人全集を少しづつ聞いてきて、漸くセヴラックに到達した。なかなか良い。チッコリーニはちょうどこのセヴラックを録音し始めた1970年頃からそれ以前とは打って変わって素晴らしくなったと思う。これより前の演奏は録音のせいもあるかもしれないが、ニュアンスに乏しく、どなたかも書いていたようにどの曲もただ機械的に弾いているように聞こえることが多かった。しかし、1970年頃からは、一音一音を大切に、微妙な陰影を感じる演奏になったと思う。ただ、チッコリーニの持ち味か、暗さはあまりない。このセヴラックの演奏も好感の持てる演奏だが、もう少しあと一歩哀愁を込めて欲しかった。

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