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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2018/11/12
2018年6月20日、ラトルのベルリン・フィル首席指揮者としての最後の演奏会のライブ。ライブといっても、1回限りのものではなく、複数の演奏会を録って編集したものだそうで、完成度はビシッとしています。ラトルについては、はっきり言ってファンではなかったのですが、ここでの演奏にはちょっとビックリ。別格だと思います。NHKでも放送された映像やドキュメンタリー(本商品に所収)を観るとよりよく分かるのですが、16年のラトル時代の到達点を見る思いです。ラトルとベルリン・フィルが一心同体となって、ひとつの演奏を作り上げていることがひしひしと伝わってきます。ラトルについては一般論として、蒸留水のような薄味さ、素気なさがあると思うのですが、ここではそうした側面をかなぐり捨てた、「本気」の演奏が聴かれます。彼って、こんなに素晴らしい指揮者だったんですね〜。特に終楽章が神がかり的な出来で、ベルリン・フィルが、ものすごいエネルギーで弾いています。その音圧、感情的な強度は、他のオケではあり得ません。単に圧倒されるだけでなく、妙に説得力があり、「この楽章が初めて完全に理解できた」と思わされます。一部かなり前のめりになっていますが、それが感情的な強度として表れていて、固唾を呑んで聴いてしまいます。全曲を聴いた後、「悲劇的に打ちのめされる」というよりは、どこか晴れやかで「何かが解決した」と感じられるところもユニークです。ラトルとベルリン・フィルが到達した関係性を物語っているのかもしれません。、
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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