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Review List of 好事家 

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  • 4 people agree with this review
     2021/07/10

    室内オーケストラとの共演、1850年代のブリュートナー使用ということで、こじんまりとしたインティメートな演奏かと想像していましたが、全く違う仕上がりです。オケは必要にして十分な厚みと力強さがあり、シフのソロも豊かな表現力に満ちています。シフは音楽家として優秀なだけではなく、ピアノを操る職人的な名手でもあり、非常に聴きごたえがあります。私もできればベーゼンドルファーを使って欲しかったと感じました。

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     2021/05/30

    最初に収録されているエトヴェシュのヴァイオリン協奏曲がまず聴きもので、現代音楽が獲得した多彩な表現力を駆使して心象風景的な音楽が23分ほど続きます。「アルハンブラ」という標題に捉われず自由なイメージで楽しむのがよいかと思います。春の祭典はエラス=カサドの才能が全開していて、譜面を深く読み込んで誰の真似でもない独創的ともいえる表現が随所に聴かれます。2曲を通じて雰囲気に流されない本物のアーティストの実力を思い知りました。録音の良さも特筆すべきレベルにあり、響きが美しく緻密にして迫力も十分です。

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     2021/02/24

    作品、演奏、録音の三拍子が揃った素晴らしいディスクで、時の経つのを忘れて聴き惚れてしまいました。そこはかとない哀愁が悲しみよりも慰めを感じさせ、不安定要素の多い世相をしばし忘れられる一枚としてお勧めします。

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     2021/02/22

    シャープでクールな音楽作りがワシリー・ペトレンコの特徴だと思いますが、ストラヴィンスキーに対する熱い共感が反映されたニアンス豊かな演奏に仕上がっています。ペトルーシュカには有名なトランペットの難所がありますが、そこも含めてロイヤル・リヴァプール・フィルのベストフォームが収められています。録音の素晴らしさも特筆もので、一聴をお勧めします。

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     2021/01/12

    歌手、指揮者、オーケストラ、コーラスそして録音の五拍子が揃った素晴らしい出来栄えと思います。ダムラウの多彩な表現力と声の美しさをパッパーノが雰囲気豊かに盛り立てていきます。どの曲も全曲を聴きたくなる衝動に駆られました。

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     2020/11/22

    選曲はユニークで演奏もそこそこ楽しめますが、ブニアティシヴィリのこれまでのCDと比べると完成度が低いと感じます。まず録音が冴えません。音がこもりがちで美しさに欠け、セッションなら当然処理すべきノイズもそのまま収録されています(4分33秒は例外)。演奏者と制作サイドの意図が今一つ伝わってこないまま聴き終えました。

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     2020/11/11

    最後までヤンソンスは誠実な音楽家だったことを実感できる演奏です。気になった点は制作サイドの問題ですが、インテルメッツォとブラームスの第4番はダイミックレンジを抑えめにし、アンコールのハンガリー舞曲第5番だけ音量レベルを上げてあり、不自然な感じを与えることです。最初から一貫して欲しかったので★ひとつ減とします。

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     2020/10/07

    骨太かつ推進力の強い演奏です。作品の持ち味と一番合致しているのは『ローマの松』で豪快な演奏が楽しめます。一方『リュートのための…』は早めのテンポでグイグイ進むため、古き良き時代を偲ぶ郷愁には浸れませんでした。

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     2020/08/20

    選曲・歌唱力・バックの演奏・録音の四拍子揃った優れた出来と思います。
    何より彼女が心を込めて楽しそうに歌っているのが印象的です。通常のクラシックのCDよりも音量レベルが高いので、少しボリュームを下げて聴く事をおすすめします。

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     2020/03/10

    セッションと記されていますが、少し雑然とした音場と人の気配から、ライブを中心に制作されたものと思います。全体的に早めのテンポでダイナミックな印象を受けるものの、後期のベートーヴェンに頻出するトリラーに若干の不安定さがあり、複雑な気持ちで聴き終えたことを告白させていただきます。

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     2019/10/12

    あまり期待せずに聴き始めた部分もありますが、全曲を聞き終えた今は大きな満足感に包まれています。勢いに任せたり、大袈裟な表現をすることは全くなく、作品への共感に満ちた充実した演奏が繰り広げられています。特に第9番は軽薄さの欠片もない素晴らしい出来だと思います。敢えて物足りない点を挙げれば、第8番の第1楽章に一層の緊張感が欲しかったことと、第13番の独唱に深みが欠けていることくらいでしょうか。通常のCDですが録音も良好で、お勧めできます。

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     2019/08/13

    フィンランドの指揮者が振るシベリウスは早めのテンポで即物的な感じのする演奏が多いように思いますが、デンマーク出身のダウスゴーはテンポこそ早めなものの強い共感に満ちた骨太のサウンドで雄大な演奏を繰り広げています。以前は秘曲的な存在だったこの作品も最近は取り上げる指揮者が増えてきて聴き比べができるようになったのは嬉しい限りです。フィンランド人以外の指揮者によるクレルヴォの名盤としてお勧めします。

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     2019/06/09

    このSACDハイブリッドの発売予告を知りすぐに予約しました。ようやく入手して聴いた感想は「演奏・録音とも会心の出来栄えだ!」です。もともとBISのSACDは澄み切った音の美しさと音場の広がりが印象的ですが、今回の2曲はまさにうってつけで、エニグマ変奏曲の精緻な書法と惑星の神秘的でひんやりとした感触が余す所なく捉えられています。録音だけではなく演奏も大変秀逸で、きめの細やかさと圧倒的な迫力の両方が堪能できます。ぜひご一聴あれ。

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     2018/01/16

    何回原作を読んでも、あるいはアニメ映画を見ても新たな発見がある稀有の作品が『銀河鉄道の夜』だと思います。細野晴臣氏の音楽はアニメに寄り添いながらも説明的ではなく、音楽だけで幻想的な世界に誘ってくれます。もう30年以上前の録音ですが良好な音質で楽しむことができます。

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     2017/12/29

    ハイティンクの新譜にはほとんど外れがない、と感じるようになってからかなり時間が経ちましたが、本CDも同様の印象を持ちました。ハイティンクの素晴らしい点はゆったりとしたテンポの悠然とした演奏のようでいて、実は揺るぎない確信に満ちた彫りの深い表現にあると思います。それとメッゾソプラノの表情豊かな独唱が華を添えています。唯一残念なのは録音で、オーケストラのスケール感がいまひとつで平板な音場になってしまっています。

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